自宅葬

ここしばらくの間に、知人が亡くなりお葬儀が続いています。
しかも相次いで自宅での家族葬でした。

家族葬ですが、お参りはどうぞと言うことで参列させていただきました。
和室の二間続きの部屋に祭壇を設けて、くじら幕で囲えばいつものご自宅が静謐なお別れの場に。
いずれもこじんまりとした心のこもったいいお葬儀でした。

私の両親も義父母も自宅での葬儀で、住み慣れた我が家から旅立ちました。
両親の時は突然の出来ごとにばたばたと、
何だか分からない内にことが運び、随分と費用がかかりました。
当たり前ですが、葬儀に関してはみんな初めてで素人。
数社から見積りを取って・・・なんてしません。
葬儀に費用がかかり過ぎですね。しかも不透明・・・。
お寺の掛かりも不透明です。

もうひとつ、久しぶりに地元自治会館を借りての葬儀がありました。
地元の会館を借りての葬儀は、昔は普通でした。
今では大きな葬儀場でされるので、
地域の方がいつどなたが亡くなられたのかは全く分からなくなりました。

それが最近、葬儀の変化を感じます。
葬儀は近親者で済ませ、皆さんへのお知らせは葬儀を済ませた後でと言う形が多くなりましたね。
家族葬が増えてきたと思います。
時代の流れでしょう。

生きているうちに、葬儀のことをきちんと決めておくのは大事かと。
残されたものがあわてます。
自分の最後も、望む形で。

色々な葬儀に参列させていただいて、自分や夫の時はと考えます。
私も夫も、極々身近なものだけの家族葬でと思っています。
このことを息子たちにもきちんと伝えておかなくては。

申し込んだ墓地公園が５月に完成開園します。
そのうちドライブがてら見に行こうかと。

父が生前墓地を買ったのを、縁起が悪い。
何も生きてる時から準備しなくてもいいのに・・・と言っていましたが
今では分かります。
きっと息子や娘たちが困らないようにと思ってくれていたのだと思います。
海の見える高台の墓地も気に入ったのでしょうね。