雨の日も風の日も ららる~♪

気ままな毎日を綴ります。

バウンティフルへの旅

2024-03-26 | 映画
                                 
   一人の老女のロードムービーです。これでアカデミー主演女優賞を取ったジュラルディン・ペイジが心に沁みる演技を見せてくれた。
生まれ育った「バウンティフル」に帰りたい。死ぬまでにもう一度あの町を見たい。あの町で暮らしたい・・・。そこには父と亡くした子供が眠っている。好きだったけど結ばれなかったあの人も住んでいる・・・はず。思い出がいっぱい詰まっているあの町・・・望郷の思いはつのる。あの町、バウンティフル・・・。
キャリー(ジュラルディン・ペイジ)は、一人息子と気の合わない嫁との、息の詰まる都会暮らし。生き方も価値観も違う嫁に遠慮して暮らすのはもう限界だ。今日決行しよう。あのバウンティフルへ帰るのだ。
家出して、バスで故郷へ向かうキャリー。乗り合わせた新妻を初々しいレベッカ・デモーネイが演じている。もう24年も前の作品だ。心は弾む。もうすぐあの町を見ることが出来る。思わず賛美歌を口ずさむ。嫁は賛美歌が嫌いだ。家では禁止。歌わせてはくれないのだ。新妻に故郷の事、嫁の事、話して聞かせるキャリー。
あの町がきっと自分を待っていてくれる・・・。やっとたどり着いたバウンティフルの町は・・・。実家は・・・。
この映画、キャリーに感情移入して見てしまった。まだその年齢には遠いけど、独りになった時、故郷を思う気持ちがどんどんどんどん膨らんでいく。そんな気持ちがよく分かる。私もあの頃に戻って、父と母に会いたい・・・。
もう会えない人たち。思い出の中の町はもうここには存在しない。時は流れ人も過ぎ行く。
迎えに来た息子と並んでたたずみ、目を閉じ、空気をいっぱい吸い込むキャリー。バウンティフルを見たキャリーの心に、じわあ~っと幸せな気持ちが広がっていった。私の心にも。

*前のライブドアーのブログなのでコピーしました。

 

ラベンダーの咲く庭で

2024-03-26 | 映画
映画も見る年齢によって見方が全然違ってきますね。
この年齢になってしみじみと心に残る映画がある。
老いて生きることについて考えさせられました。

「ラベンダーの咲く丘で」(英)2005年
老姉妹のお話。記憶を亡くした青年の登場で姉妹の心がときめく。
少女のように華やいだ日々。
ジュディ・デンチとマギー・スミスが二人が素晴らしいのです。
2017年8月に感想を書いています。良かったら読んでくださいね。

「八月の鯨」(米)1987年
これも老姉妹のお話。まるで舞台劇のよう。
リリアン・ギッシュ、ベティ・ディビス二人の演技が胸にしみる。
「人生は長すぎるわ」「長すぎはしない死ぬまでずっと人生」
(感想は2021年9月)

「マリーゴールドホテル」(英・米・アラブ首長国連邦)2002年
老後をインドで過ごそう。元気な老人たちのパワー。素敵です!
名優たちがずらりと顔を見せてくれます。
ラベンダーの姉妹がここでも共演しています。
「人生において何かをするのに、遅いということはないわ」
伊達に生きていませんよ。
(感想は2017年8月)。

「バウンティフルへの旅」(米)1985年
慣れない都会暮らし。懐かしい故郷へもう一度帰りたい。
両親と幼くして亡くした息子の眠る村へ…。着の身着のままひとり旅。
ジェラルディン・ペイジの演じる老女に自分を重ねてしまった。
この4本おすすめです。どれも好きな作品。何度でも見たい。
(感想は2009年2月ライブドアーブログ)


すやすや

2024-03-26 | 今日のローラ

すやすや
この寝顔に癒されます。
辻さん2019年から都市伝説をヒントに小説を執筆中なんだって。
楽しみに待ってます。じっくり取り組んでくださいませ。