面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

果報は寝て待て

2008年07月29日 | Weblog
 禍福はあざなう縄のようだというが、生きていれば禍福の繰り返しである。しかし、福が同時にかさなると、別の日にくれば良いのになどと贅沢なことを思う。昨夜は30数年来の友人と、30数年来に再会する友人が予告もなく観劇に来てくれた。充分なもてなしも出来なかったが、言葉を交わすことが出来て良かった。悲しみも喜びも分かち合える友人が存在するだけで幸せである。

 九州公演の準備でおおわらわだが、大手の引っ越しセンターに勤める甥のTから電話があり、公演終了後手伝ってくれるという。願ってもないことなので、甘えることにした。留守中の僕の部屋は残った劇団員のミーテイングルームにしたいと思っていたので、かさばる机やサイドボードを九州の実家に送ってもらおう。

 どんなに思い悩んでも解決できない問題は、しばらく放っておくに限る。果報は寝て待てという言葉もある。今出来る事に最善の努力を費やすことが大事である。いよいよ、アトリエ公演も後半戦に突入した。芝居は寝て待つわけにはいかない。毎日の稽古の積み重ねである。今日も皆、頑張っている。