面白草紙朝倉薫VS安達龍真

夢と現実のはざまで

東海道線

2008年07月19日 | Weblog
東海道線で宇佐見にむかっている。メンバーは、キャサリン、オードリィ、マリリン、そして、ダブルキャストのフランソワ岩崎麦嬢である。後援会恒例の海合宿、お染め役の石川由美子嬢は寝坊して一時間遅れでむかっている。東海道線に乗るのは何十年ぶりか記憶もさだかでない。二時間余で 宇佐見に着くらしい。

マルセイユの夏

2008年07月19日 | Weblog
 タイトルで涼しさまで違ってくる。マルセイユの海に沈む夕陽に息を呑んだ夏の日から30年が過ぎた。来年こそ行こうと毎年夏が来ると思うのだが、行きそびれている。別府の夏も18年ぶりである。叶わぬ想いや遣り残したことも含めて、これが人生であろう。

 今、「ミッドナイト」のリハーサルを終えて帰宅した。明日は早朝から、恒例の海合宿に出かける。土曜、日曜は、アトリエ残留組と海合宿組に別れての稽古になる。伊豆方面と聞いているが、行く先も泊まる宿も知らない。芝居作りに没頭していたので、スタッフまかせだが、その方が上手くゆくときもある。

 塩山嬢の芝居にようやくエンジンがかかってきた。弁天マリアの凛々しさと美しさは充分だが、孤独感の表現がもうひと声あるような気がして、リハーサルの後しつこく小返しをした。女将と弁天、フランソワはアトリエ残留組なので、土曜、日曜の稽古に期待しよう。僕は海合宿組のキャサリン、オードリー、マリリンと、一座のコンビネーションに磨きをかけよう。

 褒め言葉として、塩山嬢は女優の王道を着実に進んでいる。看板を張る事の喜びと辛さを味わった昨年の夏から、わずか一年で数段芝居が上達した。九州巡演の旅から帰った塩山嬢は、看板女優のすべてを兼ね備えて、テレビや映像で八面六臂の活躍をするであろうと、僕は確信する。「ラブミードール」で羽ばたいた村井良大くんのように、売れっ子になってスケジュールが無くなるのは淋しいが、売れるのは喜ばしいことだ。

 九州巡演が現実となったら、次の夢は「ミッドナイト」のマルセイユ公演だ。カンパニーのみんなにマルセイユの夕陽を見せてあげることを、目標に生きるとしよう。