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日々の出来事から国際情勢まで一刀両断、鋭く斬っていきます。コメントは承認制です。但し、返事は致しませんのでご了承下さい。

怪物・大沢茂男の素顔

2007-03-03 11:36:42 | Weblog
怪物・大沢茂男の素顔を書きかけています。今から街頭演説とポスティングに出かけ、その後、サポーターと食事の予定(パレスチナ料理)ですのでアップできるのは深夜になりますが、また覗いて見てください。

フジテレビ、またもや情報操作

2007-03-03 00:36:45 | Weblog
 今朝、久し振りに食事をしながらTVを見ていたら、知人が番組で紹介されていた。

 番組名は、とくダネ!。フジテレビの朝の顔である。

 番組で取り上げられていたのは、地球の温暖化。ギョーカイでは、数字の取れる「旬の話題」である。だが、さすが、フジテレビ。情報操作は、あるある大辞典だけに止まらなかった。

 「赤いイグアナ出現…“異常暖冬”カメラが語る世界危機」と題する特集では、世界各地で見られる温暖化の影響を紹介していた。

 その一つとして、私の知人の話が紹介されていた。

 知人の名は、大沢茂男さん。過去28年間、エヴェレスト・ヒマラヤの麓にある氷河湖に穴を開け、元旦に「初泳ぎ」をしてきた。それだけでも、聞く人は驚くが、大沢さんの年齢を聞いてさらに人は驚く。大沢さん、当年とって83歳なのだ。

 ところが、今年は暖冬で氷が張っていなくて拍子抜けをし、大沢さんは初泳ぎをせずに帰ってきてしまったと番組では紹介されていた。

 何か釈然としなかった。大沢さんは氷が張っていなくて泳がずに帰ってくるような人ではないからだ。それに、私は、大沢さんの年を考え、もう何年も前に終結宣言を出したものと思い込んでいたのでまだお元気に続けていることが嬉しくなり、早速長野の伊那谷に住む大沢さんのお宅に電話を入れてみた。

 「なあに、フジさんはあんな風に言っとりましたが、氷はちゃんと30センチ張っとりましたよ」

 大沢さんはいきなりそう言った。

 彼の声は相変わらず力強かった。また、こちらが受話器を10センチ位離さないといられないほど声の大きさも超人級だ。

 大沢さんの話を総合すると、泳ぐと言うか、浸かるための穴を開けるのに通常3日間かかるらしい。今回も3日間かかった。

 いよいよ本番。元旦に初泳ぎをしようとしたが、開けた穴が普段ならひと晩で5,6センチ凍ってしまうのに、その日は薄氷が張っているだけで凍っておらず気味が悪くなったらしい。それは、温暖化とは関係なく、地元のシェルパたちも気味の悪くなる現象だったのだ。大沢さんによれば、気温は零下15度だったそうだ。それと、大沢さんが突然の体調不良に見舞われたことも関係していた。周りが大沢さんの体を気遣って制止したのだ。

 ひどい話だ。大沢さんの初泳ぎ中止と温暖化は全く関係のない話だ。大沢さんの話を温暖化に結び付けてしまう神経が分からない。これは、フジテレビの「あるある…」に関わる謝罪や反省が表面的なものに過ぎないことの証拠ともいえる。フジだけではなく、TVギョーカイ全体にはびこっている情報操作に鋭いメスを入れない限りは、こんな事件・事故がこれからも続くだろう。