手帳

姉と私は、勤務先は違うがグループ会社に勤めている。
私は、入社当時から姉の会社（ここではA社と呼ぶ）の手帳を姉からもらって、愛用している。馬君も。
とても使いやすい手帳なのだ。

グループ会社という関係なので、私の会社内でもA社の社員がたくさん勤務しているが、まったく勤務していない部署ももちろんある。

今日、社員食堂の列に並ぶとこんな会話が…。
「A社の手帳使いやすいんですよ。私はずっとA社の手帳使ってて。毎年、いろんな手段を使って入手していますよ。」
「そっか。ここは営業部隊はいないからね。営業さんたちがいると手帳もらえるんだけどね。そういえば、あそこの部隊はA社いなかったっけ…。うちの手帳はどんなんだっけ？」
（私の職場のビルには営業部隊があまりいない。どうやらその人の部署にはA社の社員があまりいないようだ。）
「ちっちゃいんですよねぇ。いろいろと書けなくて…」
（以下、電子手帳の話に移った。）

話はかわって、先日、職場の上司からA社の手帳を希望する人を募るメールがまわってきた。どうやら、今年はA社とのコネクションができたらしい。
入社2年目の後輩が、私のうしろで会話していた。
「僕、A社の手帳希望したんですよ。同期が、この手帳すごい気に入ってて薦められたんですよ。」

A社の手帳はこんなにも人気があるのか。

そして、A社社員の姉は、この手帳を使っていないのだとか…。
我が社には、こんなにもA社の手帳を希望する者がいるのに。
世の中こんなものか。