スペイン語でカトリンというと“洒落者”という男性名詞。女性名詞は存在しないそう。そこで、グアダルーペ・ポサダという人が、存在しない“女性の洒落者”をドクロで描いて“カトリーナ”と名付けてから、女性カラベラ(ガイコツ)人形や置物は皆カトリーナとい言う名前になったらしい。このグアダルーペ・ポサダなる人物はたくさんの挿画を書いたそうだけれど、その代表的な絵がカラベラだとか。彼はドクロや骸骨によって権力悪を風刺して、カラカラ笑った表現のテロリズムで指弾したのだそう。
(ワールド・カルチャーガイド メキシコ 参照)
前置きが長くなっちゃいましたが、そんな訳でメヒコで死者の日に見かける女性カラベラは皆「カトリーナ」。
お店の名前がそのまんま「LA CATRINA カトリーナ」とう民芸菓子&その他食べ物のお店。ビックリするほど多くの種類のお菓子が揃っていて、観光客もたくさん。2Fの窓からカトリーナさんが手を振っています
2Fにも行かれるようになっていて、そこには食べ物の他にカトリーナの置物(大小各種)やカトリーナ印の雑貨もあり、結構時間つぶしにはもってこい。私はTOP写真のATEとグァバジャムを購入。以前スーパーで買った庶民的なATEよりも、私はこっちの方が好きかな。全てにカトリーナ印が入ってます。これを可愛いと思う私はかなりメヒコに染まってきた証拠
シティーでもよく見かける光景ですが、初めて写真撮影成功!この時は知らなかったんですが、ここのお店、多分ガイドブックに載っている「LA Carreta ラ・カレータ」というお店だと思います。
鶏ちゃん達に徐々に焦げ目が付いていく様子が一目瞭然。美味しそうと思う反面、これを見ちゃうとちょっと食べる時に考えちゃったりして。サンフアン市場の時よりはかなりマシだけど
さて、随分と立派な外観ですよね!この建物は独立闘争開始から100年を記念して建てられた駅舎。しかし今は「イダルゴ市場」になっています。時間がなかったので外からチラッと覗いただけでしたが、沢山の物と人で溢れかえっていて活気のある場所でした。とにかく何でも揃っていそうな感じ。
打って変わって、下の家は「ディエゴ・リベラの生家」です。ガイドブックに日曜は15:00までと書かれていたので14:35に行ったら「14:30で閉館です」と言われてガックリ しかし私達のすぐ後に来た外国人観光客(私達も外国人観光客だけどね)が受付のおばちゃんと何やら交渉したらしく入れてもらえることに。「いいなぁ・・・」とドアから覗いていたら、おばちゃんがクイクイ手招き。どうやら私達も特別に入れてもらえるよう。ラッキー!前の観光客のご夫婦のお陰です~~
中は写真撮影禁止なので外観だけ。部屋が沢山あってびっくり。彼の絵も沢山展示してあるのだけれど、初期の画風から後期の画風までの変化が分って興味深かったな。まったく別人が書いたように画風が全然違う。もっとゆっくり見たかったのだけれど、15:00までに全員出てくださいという係員の指示で、駆け足の見学に まぁ、見られただけラッキーでした。