NANAOのメヒコ生活記

この歳でメキシコに住むなんて一大イベントが私の人生に用意されていたなんて、人生何が起こるかまだまだ分からん・・・

まるでハーメルンの笛吹き男!?

2007-02-07 10:35:23 | メキシコ生活記

グアナファト旅行記2日目は、グアナファト名物(?)“エストゥディアンティーナ”のお話。

週末夜になるとサンディエゴ教会やフアレス劇場前に“エストゥディアンティーナ”と呼ばれる楽団が何組も登場。『楽団』と言うからには当然楽器を弾くわけなんですが、ただ弾くだけじゃ芸が無い・・・いや、芸はあるか(笑) 彼らは中世スペインの学生服を身にまとい、1時間~1時間半ほど町を歌いながら練り歩くんです。そして彼らの後ろを聴衆がぞろぞろとついてまわり、一緒に歌ったり彼らの歌に聞き惚れたりしながら楽しむ一種のエンターテインメント。正確に言うと、「スペイン伝来のトゥナと呼ばれるもので、中世スペインの学生服を着て、愛の歌を奏でるロマンティックな楽団」(「」内 地球の歩き方 より引用)

エストゥディアンティーナの後ろをついて行く人々
        
思わず「ハーメルンの笛吹き」を思い出しましちゃいました。懐かしいですね~、ドイツの民話ですが、皆さん覚えています『報酬を受け取る代わりにネズミ退治を約束した笛吹き男。しかし、ネズミを退治したにも関わらず報酬はもらえず、怒った男は笛を吹きながら村を出て行ったのですが、村中の子供たちが、笛の音に引き寄せられるように男の後について村を出て行って二度と帰ってこなかった』という話。詳しい話はこちらから
「ハーメルンの笛吹き男」ウィキペディア(Wikipedia)

ところどころで立ち止まって演奏し、また歩きながら演奏し・・・を繰り返して再び町の中心部に戻って来ると言うわけ。
     
グアナファト大学の学生がやっていると聞いていたので、「学生にしては随分とおじさんだなぁ・・・って、どこからどうみても白髪の人もいるんですけど」と不思議に思いました。何組もいるので、中にはOBの楽団もいるのかしら??
どちらにしても、カンテラが灯された町に中世の学生服を来た彼らがいるだけで、雰囲気盛り上がりまくり
         


楽団によって学生服もさまざまで、こちらは上の写真のグループよりも若年層(TOP写真も同じ)
狭~い路地で立ち止まって愛の歌“セレナータ”を熱唱 愛の言葉みたいなのも言っていたんでしょうが、スペイン語ヨクワカラナイ私たちは、さっぱり「???」 分る人たちは盛りあがっちょりました。
     
     メインの被写体よりも手前のお客さんの頭が目立つ・・・

これ、タダじゃないんです(多くの人に交ざってついて行けば途中まではOKですが、楽団によってはチケットを買ったかチェックタイムが入る事も)。料金は楽団によって異なるそうですが、私たちが払ったのは80ペソ(約800円/一人)。チケットを買うとポロンと呼ばれるお猪口みたいな物をくれるんですよ。これがエストゥディアンティーナに参加するもうひとつのお楽しみ。

   Crick拡大 
 
           最終地点のグアナファト大学

上の写真で、皆が片手に持っている白い小瓶がポロン。形や色が多少違います。これに最後お酒やジュースを注いでくれて、皆で乾杯(ポロンには横に飲み口がついていて、直接飲めるようになっている)

これね、聞いてくださいよ 私たち、このポロンを記念に欲しくて、楽団と一緒に2時間近く寒さの中(雨が降ったりやんだりでとっても寒かった)歩き回ったんですよ。それなのに・・・まぁ、私たちがポロンを受け取るのが遅かったからいけないんですけどね(正直、いつ受け取るのか分らなかった)・・・皆が持っているので楽団の一人に言ったら、もう残っていないといわれて一人あたり30ペソ返金されました 記念に欲しかったのにな。。。 翌日の夜もまた楽団が集まり始めましたが、さすがに2夜連続参加する気にはなれず・・・また訪れる機会があったらその時にリベンジする!と誓った寒い夜でした


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【本日のおまけ写真~ディズニーワールド~】
EPCOT編

私たちが帰る当日はディズニーワールドマラソン(フル)開催日。前日はハーフ。私の相方も当然参加

      
4つの園内を走れるうえ、キャラクターの応援もあり・・・と楽しいレースだったそうです。ちなみにハーフのメダルはドナルドダックの形。で、フルはもちろんミッキー!写真はそのうちUPしまっす