夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

ナブさんちのカタクリの花

2023-04-22 08:01:56 | 美瑛町~春

冬の戻りのような天気が続く美瑛町ですが、昨日は晴れ間が顔を出したので「ナブさんの家へカタクリの花を見に行こう!」となり出かけて来ました。私達が水戸滞在中にナブさん(山口さん)から「裏庭のカタクリの花が咲いたから見にお出でと」電話をもらっていて、花は晴れると上向きに開き曇ると下を向いてしまうと聞いていたので晴れの日を狙っていたのでした。

ナブさんの家を訪ねたのはこれが3度目ですが、今までは雪で覆われていて広大な裏庭に足を踏み入れたことはなかったので、昨日は初めて散策してみました。個人の庭とは思えない、まるで原生花園のような趣で、遊歩道が作られた中に水芭蕉の湿地やカタクリの花とエゾエンゴサクの競演する傾斜地があり、想像以上に花が咲き誇っていました。

ひとしきり見させてもらった後薪ストーブが暖かいリビングでしばらくよもやま話をして来ました。以前も書きましたが、77歳で一人暮らしをしている彼はそろそろストーブ用の薪を作ることが難しくなってきたのでこの地を離れる覚悟をしています。今週も東京の不動産業者がクライアントを連れて来るそうで、「決まったら直ぐにも引っ越さなければならないかも知れない」と言います。

この自然を持ち出すことは不可能でも「額の制作はどうするのですか?」と尋ねると、「機械などを持って行くことは不可能なのでもうそれも終わりにする」ということです。残念極まりないので、敦子は記念に小さなサイズの油絵を飾る額を特注してもらうようこれから相談することになりました。

「旭川に住むのですか?」と尋ねると「全然決まってなくて、四国なんかも良いかなと思ってる」と言います。私達以上に冒険野郎がここにいました。話していて年齢を全然感じさせないのですが、体力的には山暮らしはきついということなのでしょうか。時間の許す間交流を続けていたい人です。

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