富良野へ向かう国道を走っていると途中に後藤純男美術館のサインが目が止まり気になっていました。先日友人のフェイスブックで彼の見覚えのある巨木の満開の桜の絵が紹介されていたことも後押しとなって、昨日、上富良野町にあるその美術館を訪ねて見ました。
十勝岳連峰を目の前にした雄大な景色の中に建つ立派な建物でした。北海道が大好きでアトリエを持ちたいと願っていたところ上富良野町が土地を提供してくれたのだそうです。彼個人が建てたという美術館には彼の作品150点が一同に展示されており、大きな作品が多いのですが、作品は緻密で繊細な色彩と相まってそれはそれは素晴らしい作品の数々でした。
その昔、ネスカフェのCMで「違いが分かる男のゴールドブレンド」というものがありましたが、そのCMに出ていたのが彼でした。
私は日本画は描いた事が無いのですが、顔料の様々な粉末をニカワで溶くのだそうです。彼が好んで描いた桜はサンゴの粉末だそうです。大胆な構図と緻密な桜の花びらが圧巻です。
我が家から２０キロの上富良野にこんな美術館があったなんて驚きです。バンクーバーの油絵のお仲間が北海道に来た時にはぜひとも立ち寄るようにお薦めしたいです。美瑛町の拓真館も含めて絵心を刺激する場所がまた一つ増えました。
建物2階には十勝岳連峰を一望するテラスとレストランがあり、午後のティータイムにコーヒーとケーキをいただいてきました。
