夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

男山酒造が持つカタクリの里

2023-04-28 08:28:16 | 美瑛町~春

酒屋と花、この珍しい取り合わせについては少し説明が必要でしょう。

男山酒造は、会社のホームページによると明治初期から旭川市で酒造を始めた老舗のメーカーで、江戸時代に関西伊丹の地で造られていた清酒「男山」を正式に承継して今に至っています。1977年には日本酒として初めてモンドセレクションで金賞を受賞したという名酒「男山」は、酒の味には全く音痴ですが、大雪山の伏流水を使った旨い酒だそうです。

会社のホームページから

この男山酒造が、旭川市郊外の突哨山(とっつしょうざん)という小高い山を所有していて、ここは春の今、広大なカタクリの花の公園となり会社の好意で4月15日から4月30日までの2週間だけ無料で一般公開しています。

それをネットニュースで知り、昨日は風は強かったものの晴れの天気だったので物好きな私達はいそいそと出かけて来たのでした。カタクリの花とエゾエンゴサクの競演は既にナブさんの家で見させてもらっていたのでややテンションは低かったのですが、着いて見て、その広大さにテンションは爆上がりでした。

散策するにはちょうど良いアップダウンの文字どおり山一面がお花畑となっていました。昨年見た那珂湊海浜公園のネモフィラの丘を思い出しましたが、あちらは完全な人工のお花畑に対しこちらはそれが全くの自然の中にありました。満開からは少し遅れた感じでしたが、カタクリの花に囲まれながらゆっくりと山を歩いて来ました。

入口には「コロナ渦で酒造の営業が芳しくなく今年の公園のオープンもためらわれたが、クラウドファンディングで寄付を募って何とか開園出来た。来年以降も酒造業に励んで続けたい」旨の会社からの切ないメッセージが掲げてありました。感謝の気持ちで甘酒を買い、山を後にしました。

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