夫婦で新しい人生にトライしてます~日本編

15年ぶりにカナダから帰国。終の棲家と選んだ北海道美瑛町から日々の生活を綴ります。

美瑛町への移住を進める取り組み

2023-04-27 08:33:51 | 日記

昨夜は、「丘のまちびえい移住定住促進協議会」の定例総会があり、私達としては初めてのことだったので興味を持って参加して来ました。

横浜からの移住した京屋前会長の挨拶

先日、50年後の日本の人口が現在の1億2500万人から8700万人に減少すると言う予測が示されましたが、美瑛町の人口ビジョンでは50年後を待たず40年後にも現在の9500人から4500人へと半減すると予測が示されています。

少子高齢化に加えて一極集中現象が為せる結果で、産業誘致などは至難の業の地方自治体に出来ることは、いかに街の魅力を高め移住を促進して行くかに尽きるところがあります。

美瑛町の移住定住促進協議会も町の全面的な支援を受けて移住者84名などで構成し、年4,5回東京、大阪などで開催される移住フェアにブースを出して移住希望者に情報を提供し、夏、冬の2回2拍3日の移住体験ツアーを催しています。事務局の話では毎回移住フェアには30組以上のファミリーが興味を持って美瑛町のブースを訪れ、より具体的な移住を検討する人が参加する夏、冬の移住体験ツアーには毎回10名前後の人が参加しているそうです。

先日2期目に当選したばかりの町長も横浜からの移住者

私達のように既に移住している者については、月1回の移住定住サロンで生活情報の交換をしながらお互いの交流を図ったり、パン作り体験などの催しが行われています。

私達のような年齢では触れる機会が全くありませんが、いかに子育てがし易いかということが若い人たちの移住に当たっての大きな要素となるそうで、その点で美瑛町は評価できると若い移住者に聞いたこともあります。

これらの地道な取り組みの成果もあってか、上の人口ビジョンを作った研究機関の見通しでは老年人口は2020年をピークに減少傾向になり、2040年には老年人口と生産年齢人口の割合が均衡しそのまま推移して行くと見ています。

若い移住者の増加が人口の社会増と出生率を伸ばせるか、今は明らかに高齢者の死亡数が新生児の数を上回る自然減が続く美瑛町は今その岐路に立たされているようです。

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