この頃、ネットニュースを見ていてChatGPTという言葉を見ない日はないという状況になっていることに気づかされます。コンピュータにそれほど詳しくはない私でもこう毎日記事が目に入ると、それはどういうものなのかくらいの関心は持ちます。
これは、言ってみれば今ほとんどの人が何かを検索する時に使っているGoogleやYahooの検索の答えをあたかも自然に会話しているように回答してくれるソフトです。それでちょっと前ですがこのソフトをコンピュータにインストールしてみました。まだスマホに対応するアプリは開発されていないようです。
英語版ですが極めて単純な画面ですのでインストールは簡単です。インストールした上で、検索の窓に英語で入力すれば英語で、それを日本語に翻訳してと頼むと日本語で、初めから日本語で質問すると日本語でと皆さんが驚き推奨するように極めて自然な言葉づかいで回答を示してくれます。５兆語の言葉や情報を集めて質問に回答しているのだそうです。
例えば単純に次のようなやり取りです。
なるほど、そう来たか。ではあなたの得意な過去のデータを聞いてみましょう。
皆さんが指摘しているように過去のデータを駆使して自然な言葉として回答するように工夫されているのであって、そのデータが正しいかどうかは言いっ放しです。まぁAIですから間違いを指摘されれば次にその情報も取り入れてより正しい答えを導こうとするのでしょう。実際上のやり取りで、美瑛町の過去の最低気温はマイナス41.2度ではなく（これは日本の最低気温で旭川で1902年に観測されたものとGoogleでは言っています。）気象庁の記録では、1985年のマイナス35度となっています。
ニュースでは、大学などで学生にこれを使ったレポートや論文を禁止するなどといった記事がたくさんあり、裏を返せばその程度の作業は出来てしまうもののようです。ただし、その回答の正誤を良く良く利用者はチェックする必要があるでしょう。
私なりにこのChatGPTの使い方を考えると、英作文の評価、修正などに役立つのではないかと思っています。自分で書いた文章をネイティブ風に修正してもらうといったことはお手のものようです。
このChatGPTを更に応用発展させたマイクロソフト社の検索エンジンBINGではAI側が質問者を回答で脅すというような現象も出てきているということですので、深入りしたくないという気もあります。
