シベリアへ帰る白鳥たちが一時羽を休める場所として美瑛町が選ばれていることは先日のブログに書きました。
日中白鳥たちは畑などで落ちている穀物などをついばんでいますが、夜になると寝床として美瑛町にある水沢ダムという小さな農業灌漑用の人造湖に戻って来るというネット情報だったので、早速そこへ出かけて見ました。
我が家からは車で15分くらいの所ですが、今まで出かけたことはありませんでした。この日は快晴だったこともあって十勝岳や旭岳もくっきりと見えて行く前から期待を膨らませました。一方でカメラマンも多いのだろうなと思っていましたが、私達が行くのが夕方4時ごろとまだ早かったのか、カメラマン達もいませんでしたが白鳥たちもまだ勤務中のようであまり多くは見られませんでした。
しかし、この景色は見られました。
何という風景でしょう。私のカメラと腕の悪さを差し引いても、まるで絵葉書のようだと言っても良いのではないでしょうか。
青い空、白い山々、そして白鳥・・ここでは「白鳥は 哀しからずや 空の青 海の青にも 染まず漂う」という若山牧水の短歌とは違い、悠々自適でファミリー生活をエンジョイしながら次なる目的地シベリアへ向かおうとしている白鳥たちの強さを感じました。
美瑛町のまた一つ美しい景色をみつけ嬉しい気分になりました。
噴煙を上げる十勝岳