ロト仲間が私のブログを見て「インパクトの無いタイトル」と、わざわざ電話を頂いた。
電話の目的はサウナへのお誘いだったのだが、午前中は用事があり午後からサウナへGO。
風呂上りのビールが進むと30代前半の彼が「いや~参りました。とんでもないヤツと知り合ってしまった。」と。
私がオフ会で知り合った彼の事か?と聞くと、「そうなんです。数回飲みに行った後から、うちの商品を入れてくれない?と、助けて下さいよオーラを発して言うんですよ。」
私は「これが目的でオフ会で近づいて来たのか? 数回飲みに行った時に営業しようと思ったのか?。相手がどんな人間か分かるまでは少し距離を置く慎重さも必要かも?」と、首を傾げながらつぶやいた。
ロト仲間と私の出会いはロトサークルのオフ会だが、二人とも雑談もそこそこに取り調べ状態になった。
勤め先、年齢、住所、今の職場は長い?、一人暮らし?、車は?等々の質問の嵐。
お互いにこれでよく仲良くなれたよなと。
“人脈”づくりは、どうなりたいかで付き合う人を見極めよ
2015年10月20日16:21 プレジデントオンライン
(前略)
■どうなりたいかで付き合う人を見極める
コミュニケーションは相手の話を聞いて理解するだけでなく、それに見合ったリアクションを起こして成立するものだが、人脈も似たところがある。単に面識があるというだけでは意味がない。自分のために動いてくれる人こそ人脈であり、その人数を増やしていくのが人脈づくりといえるだろう。
では、人脈をつくるにはどうすればいいのか。大前提になるのは、自分の未来に明確なビジョンを持つことだ。10年後の自分はどのようになっていたいか。3年後でも構わない。まずはなりたい自分を考え、それを実現するために必要な人物を見つけて味方にする。出会った人が偶然、自分の人生に深く関わるケースも稀にあるが、人脈は自分で戦略的に構築するものだと私は考えている。
たとえば、銀行マンが将来は頭取を目指そうと思うなら、財務省の役人と知己を得ておくのが得策だろうし、起業したいなら、そのビジネスに関わる人を味方にしておきたい。志の高い同期と仲間になるといい場合もあるだろうし、仕事とは無関係の大手企業の役員にかわいがってもらうことが将来に結びつくこともあるはずだ。
下心を持って交友関係を持つことに抵抗を感じるかもしれないが、誰しも与えられた時間には限りがある。その中で人脈を構築するにはしたたかさも必要なのだ。
(中略)
さらに、会話の方向も過去のわかりきった話を持ち出すより、未来について水を向けるといい。「部長の部署では今後、どのような展開を考えているのですか」などと尋ねれば、口は一層、なめらかになるものだ。
こうした会話を重ねながら、相手に心を開いてもらうには時間を共有することも欠かせない。会社でしか付き合いのなかった同僚とゴルフのラウンドを回ってみると、急速に距離が縮まるのはその好例だ。口実を設けて何度も会う機会を持つなど、親近感が増すよう時間を積み重ねたい。
私自身、かつてどうしても話を聞きたい役員に、「僕も家が鎌倉なんです」と言って同じ電車に乗り、1時間話をして帰ったことがある。実際は、私は品川に住んでいたので、鎌倉駅で「もう一駅先なので」と言ってその役員と別れ、次の駅で折り返して帰宅した。話をするために往復2時間を費やすことになったし、家が鎌倉でないことは後でばれるのだが、このように工夫すれば、社内の上の人とも時間は共有できるのだ。
(中略)
もちろん、意識的に役を演じているとしても、それを快く思わない人間は必ずいる。
「アイツは役員に媚びている」などと陰口を叩いたり、足を引っ張る作為を施されたりしたらどうすればいいか。結論から言えば、鈍感になること。対応策はこれに尽きる。陰口を言う人間は、反応を面白がっているのだ。
「私はアンテナが低くて。周りで何か言われていてもまったく気づかないんですよ」と、かわしているうちに、相手は陰口を言うことがつまらなくなってくるはずだ。
こうしてつくった人脈はすぐに役立つわけではない。また、必要なときに果たして味方になってくれるかどうかもわからない。その点から言うと、投資と同じだ。だからこそ、できるだけ多くの人脈をつくってリスクヘッジをしておくことをお勧めする。
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セレブレイン社長 高城幸司
1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。6年間トップセールスを記録。情報誌「アントレ」編集長、転職事業部長など歴任。2005年に退社後、同社創立、代表取締役社長に就任。著書に『社内政治の教科書』ほか多数。東洋経済オンラインで「高城幸司の会社の歩き方」を連載中。
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(上島寿子=構成)