家でAVを見ないせいか、ホテルに行くと必ず見てしまうAV。
見るとテンションも上がりウヒョーとなり結局デリを。
ハニートラップは避けられないとある有名人が言ってたのを思い出しましたが、欲には節度を持たないとね。
ある時、ITマンと人相を見て貰う機会がありその時に「常識を超える欲は運を下げますよ。お金なら孤独、味方が居なくなりますよ」と。
やはり節度が大事と言う事ですね。
なぜ少女はついていったのか? 探偵が見た「悪徳AVスカウト」の生現場
08月12日 13:00 MAG2 NEWS
(前略)
代表的な事例
千葉県東部の高校に通うA子さんは、17歳で友人と2人で、渋谷の道玄坂あたりをブラブラ歩いていた。
すると、突然、声をかけらた。
ナンパかと思い、無視をしていると、アイドルや芸能人の名前を出してきて、思わず立ち止まってしまった。
男は近くにいたもう一人の男に声をかけた。
そして、こういった。
男:「芸能界に興味ない?話だけでも聞いてよ。」
Aさんと友人は、”話だけくらいなら聞こうかな”と思ってしまった。
また、二人であったから、何かあったら逃げれば良いと思っていた。
しかし、キャッチは二人組の方が落としやすいと踏んでいた。
まず、二人組は背景では互いのライバル心が少しある上、互いの意見がバッチリ一致することもない。
心地よい褒め言葉をのせて、その気にさせれば、容易に説き伏せることもできると踏んでいる。
また同時に、二人でいることで安心感があって、警戒心も薄くなりやすい。
”まさにうってつけのカモであった。”
Aさんと友人が、案内されたのは、渋谷駅を横切った先にある雑居ビルの一室であった。
中には芸能人のポスターが壁に貼ってあり、少し汚れたパーティーションに薄い段ボールが積み上げられていた。デスクは紙の資料やタバコの吸い殻などがあり、ビジネスフォンが各デスクに備えてあった。
見た感じ、確かに芸能事務所だとも言える。
A子さんは、年齢の質問に「18歳」と答えてしまった。実際は17歳であったが、自分を少し大きく見せようと嘘をついてしまったということであった。
奥の部屋に案内されると、そこは応接間になっていて、しばらくすると、女性が飲み物は何がいいかなどと聞いてきた。
女性が事務所にいるということは怪しい事務所ではないと判断してしまった。
女性が去ると、中年の男性がチェック表のようなものを持ってきて、内容をよく読んで、良ければサインをと言われ、内容をほとんど読まずに、サインをしてしまった。
サインをすると、宣材写真も含めてグラビアの写真も撮ろうという話になり、その面接の部屋の隣にあるスペースで、水着に着替えることになった。
撮影の最中、もう少し際どい感じの写真を撮れるなら、3万円くれるという話になった。
周囲は男性だらけで少し怖くなったAさんと友人は、トイレにいきたいと言ってその場を抜け、水着の上に服をそのまま着て、逃げ出してしまった。
Aさんはカバンや買い物の品をその場に忘れたことに気がついた。そこで警察に相談に行ったが、水着を返さなければいけないというアドバイスをもらった。
同行を頼んだが、そういうのはやっていないと言われてしまい途方に暮れていたところ、幾つかの団体を窓口の警官が紹介し結果、私のところに相談が入った。
私は保護者とも連絡を取り、その事務所に向かった。
社長だという人物は名刺も差し出すことはなく、彼女らと同行した母親に”撮影代を賠償してほしい。”と凄んできた。
それは、それこそ闇金のそれに似た慣れた感じの追い込みであった。
「家も連絡先も知っているぞ。」
「写真をネットに掲載してもいいのか?」
「水着を盗んだのは犯罪だろ!」
「親なら責任を取るのが筋だろ!」
脅し方はいくつでもある。
想像してほしい。
仮にあなたが、この親の立場であったら、どう対処するのか?
相手は凄みのある脅しを淡々と続けることができ、慣れた様子で、交渉を進めようとするのだ。
金さえ払えば、解放される、そう思うのではないだろうか。
しかも、この場はAさんの母親一人である。
もちろん、私もいるが、彼らは私には一切目もくれない。
タイミングを私が見誤れば、こう来ることはわかっている。
”お前が責任取るのか!!”
”責任取らないなら、黙ってろ!!”
ちなみに私はこの場で秘密録音と秘密撮影をしている。
できれば、もっと凄んでもらい、誰もが心証を悪く持ってもらいたいと本音では思っている。
また、この手の相手には慣れ過ぎてしまっていて、アクビが出そうなのを必死でこらえている。
母親にもA子さんにも、そういう作業も横でしているので、合図をするまで助けを求めないでくださいねとは、断りを入れている。
彼らの事務所の外には、T.I.U.総合探偵社のスタッフが1名のみ車で張り付き、通話状態になっている携帯電話の音声を聞いて待機している。何かあれば、すぐに通報、脱出の手助けをすることになっている。
そろそろ良いだろう。
社長と名乗る男が、脅し疲れてタバコに火をつけたところで、私は母親に合図をした。
しかし、彼女は頭が真っ白になっていて、何を言うのか忘れてしまっていたらしい。
”契約を取り消します。”
未成年者の保護者は、未成年者がした契約を取り消すことができる。これは法律の話。
とりあえず、その意思は伝えてもらわなければ、何も始まらない。
A子さんらに水着を返させる代わりに、データの削除と目の前で契約書を破棄するように私から話をした。
社長と名乗る男の筋が切れるような、そんな表情であったが、ここから先でゴネるようなら、流石の警察も動くんじゃないかという話をすると、彼は私の提案に応じたのだ。
ほとんど投げやりな感じで、この男はその場から去ってしまった。
一応、保険のため、彼には外で待機していた調査員に尾行をしてもらい、家や家族構成はしっかり把握させてもらった。
なんと、この男は、千葉県の一戸建てに住宅ローンを組んで家族と普通に暮らしていて、奥さんは夫が映像関係の販売の仕事をしていると聞かされていた。
子どもは小学生の女児と幼稚園に通う男児の4人家族であった。
一応、今後のためにもご挨拶をさせてもらい、家でお茶をご馳走になっておいた。
本職探偵を相手にするということは、こういうことである。
住宅ローンをどうやって組んだか?というのは、彼もさすがに調べるのはやめてほしいということであった。
彼は社長と名乗ったが、その実、それは少し違うのだ。
私は彼の家族には仕事の話はしないという約束のもと、全体概要を聞き出している。
この社長と名乗る男は年代としては40代前半。
彼が事務所として構える雑居ビルは1フロアで60平米程度で実際は、屋号として42の芸能プロダクションやレッスン、撮影会社が入居している。
いわゆる名前だけあって、都合の良いものをその場で使うというのが彼らのシステムであり、42社のうち、2社が法人で、法人の登記は地方にあり、債務のない休眠中の株式会社を、数万円で司法書士から購入したものである。
残りの40は法人ではなく個人事業主という扱いであるが、開始届もなければ、何もしていない、単純に適当な屋号を名乗り勝手に営業しているに過ぎないインチキなものであった。
構成するメンバーは、およそ30人前後。
ナンパやブラブラしている若者のグループに、キャッチをしてきたら、いくら払うという成功報酬システムを取っている。
ちなみにテレビ出ているとか、芸能をやっているという在籍者はおらず、せいぜいいて、アダルトビデオの企画物の女優、つまりは数足し要員のような子がいるレベルであり、業者としての繋がりは、「風俗系」「アダルト系」「テレビに出ない雑誌に出ないグラビア系」などだった。
また、詐欺まがいの行為で、クレジットカードを作らせて、キャッシングでダンスレッスン料を支払わせたり、宣材写真の撮影代を奪うなどは常習的にやっていた。
私が同席したA子さんについても、この手の被害を受けそうになっていたようであり、どうやら、裸の写真を撮って、どこかに売り飛ばすか、親に買い取らせようと思っていたようだ。
彼の立場は、法人の管理とお金の管理であるが、どうやらその先にも統括する人物がいるような口ぶりだった。指南役として法律家がいるのは、契約書を見ればよくわかる。この指南役については、彼自身もどうやら知らない様子であった。
ちなみに2法人の法人登記簿謄本は確かに存在したが、役員を変更していないため、会社売買前の状態のままであった。
おおよそ銀行口座だけ使って、どこかで都合が悪くなれば、何もなかったことにして、捨てるのであろう。
全体概要を把握し、構成するメンバーを抑えてしまえば、あとはどうにでも料理はできよう。
一部の芸能人は確かに、街でスカウトされて人気者になっている。
しかし、多くは稽古をしたり、子役から始めたり、オーディションから勝ち上ったりしているのだ。
(以下略)