高級腕時計などに1600万以上…北大不正経理(読売新聞) - goo ニュース
2013年12月27日(金)13:20
北海道大の教員が「預け金」などの不正経理に関与していた問題で、北大は27日午前、記者会見を開き、北海道警に刑事告訴した遺伝子病制御研究所の西村孝司元教授(60)らが研究費1600万円以上を車検代などに私的流用した疑いがあると発表した。
発表によると、西村元教授は2004年度から07年度の4年間で、公的研究費や民間との共同研究費など計約4915万円で不正経理を行い、うち1600万円以上を車検代や高級腕時計などの購入費に私的流用した疑いがあるとしている。
北大は西村元教授と、共謀して不正経理を行った疑いがある実験用試薬や器具の販売会社「関販テクノ」(札幌市)の社長ら計3人を6月に詐欺の疑いで道警に刑事告訴し、西村元教授を「懲戒解雇相当」とする処分を決定した。西村元教授はその後、北大を辞職し、退職金の受け取りも辞退した。北大によると私的流用について西村元教授は否定し、「関販テクノ」は認めているという。