奈良県生駒市大瀬中学校ハンドボール部熱中症死亡事件

クラブ活動中の中１男子、熱中症で死亡
　これだけ，あちらこちらで熱中症に注意せよと言われているときに，なぜこんな事件が起きたのでしょうか。
　生駒警察署による徹底的な捜査・検証をお願いしたいです。

マンガ『善悪の屑』について

　つい最近，『善悪の屑』というマンガの存在を知り，読んでみました。
　この作品は，渡邉ダイスケさんの手になるもので，犯罪を犯しながらも十分な裁きを受けていない犯罪者たちに，被害者に替わり復讐を果たす『復讐屋』を営む２人の男の物語です。
　私は，ラフプレーにはフェアプレーで対抗するべきだと考えていますので，作者の主張には賛成しません。
　しかし，このような復讐屋の存在を肯定する風潮は，検察と裁判所が適正に刑罰権を行使していないことに起因するのであって，無視できない，所詮マンガの話だろ，では済まされないと思います。

魔がさした？

京大医学部生「魔が差した」　芦屋の家庭教師先で１０万円盗む
　魔がさしたというのは，初めて犯罪を犯した場合に言うことができるセリフです。
　この被疑者，今回が初めてかどうか，しっかり捜査して欲しいです。

学校での事故・事件とどのように向き合うか

　この秋，京都精華大学で，興味深い公開講座が開催されます。
　住友剛さんが，4回にわたって「学校での事故・事件とどのように向き合うか」について，お話をされます。
　会場の京都精華大学がチョッと遠いのが珠に傷ですが，今年一番のおススメ講座です。
　申し込み方法はこちらです。

大阪市東住吉区小６女児放火殺人事件のその後

【東住吉再審無罪】元内縁の夫にも無罪判決
　この事件の被告人２名が無罪となりました。
　この結果は仕方がないと思いますが，やはり被害者である女の子の立場に立って，その声を代弁する人がこの地球上に一人もいないことは残念です。
　本当にこれでよいのでしょうか。　

「体罰」という言葉

市立中教諭が体罰＝生徒たたき５針けが―大阪
　教諭が児童・生徒・学生に暴力を振るった場合をすべて体罰としてまうと，児童らの方にも「罰」を受けても仕方ない状況があったのだ，教諭は教育熱心な人なのだ，仕方なかったのだ，となってしまうのです。
　学校教育法１１条は「体罰」を使っていますが，端的に「暴力行為」と言うべきです。
※学校教育法11条　校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。 　

審判もミスをする

コロンビア“２度のハンド”流される　国際映像でもリプレー
　裁判でも，裁判官もミスをします。それは，裁判官が人間である以上仕方ないのです。
　だからこそ，それを正す仕組みが用意されているのです。

学校事故・事件を語る会

　昨日は，「学校事故・事件を語る会」の集いに参加してきました。
　猛暑日で，参加者いるのかなと思いつつ，参加したのですが，かなり遠方から参加された方もいて，本当に学校事件の被害者には行き場がないことをあらためて実感しました。

遺産争いは決してお金が目当てではない

　昨日は，相続紛争について相談を受けました。
　遺産を巡る争い，一見すると，遺産の奪い合い，お金の取り合いに見えます。
　しかし，実は，そうではなく，被相続人（相続される人で既に亡くなっている人）の真意をどこまで貫くかの争いなのです。
　ただ，被相続人が，相続人間で争うことを望んでいないことは確かなので，被相続人が元気なうちに，推定相続人全員（被相続人が亡くなると相続人になるであろう人）と協議を重ねることをおススメします。　　私は，被相続人が生きているうちに，自分に有利な遺言を作らせようとする推定相続人の作戦には絶対に加担しませんが，元気な被相続人と推定相続人全員との協議には喜んで協力させていただきます。

福島第一原発事故損害賠償請求訴訟第10回（大阪地方裁判所）報告

　つい先日，第４次の訴訟を提起し，それが今まで続いてきた事件と併合（２つ以上の事件を一緒に審理すること）されたのです。
　そのために昨日の法廷において，第４次訴訟原告のうちの一人（福島市から母子避難者）の意見陳述が行われました。
　やはり，被害者（避難者・原告）の話には，説得力がありました。
　原告の想いを法的主張に変換して裁判官に伝えいかなければ，と決意を新たにしました。