ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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大阪教育大学付属池田小学校事件から13年

2014年06月05日 14時43分23秒 | 相続
またまた毎日新聞によると
 『今月8日に発生から13年を迎える大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の乱入殺傷事件で、犠牲になった酒井麻希さん(当時7歳)の母智恵さん(53)が今春、教育現場での事件・事故後の対応を考える文部科学省の有識者会議の委員に就任した。智恵さんと父肇さん(52)は毎日新聞の取材に「遺族と学校が事実解明に向けて共同作業できる仕組みを作るべきだ」と訴え、会議で提言する考えを示した。【村上尊一】
 「今になってみると、何が起きたのかを知ることが一番大切でした」。先月13日に東京・霞が関で開かれた「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議の初会合。智恵さんは13年前の心境を明かし、「誰がどのように事実関係を明らかにするのか議論してほしい」と問題提起した。
 文科省によると、事件・事故発生後の対応に確立されたルールはない。会議は学校や教育委員会の対応の実例を調べ、ルール作りの方向性や国の関わり方などを約2年かけて検討する。智恵さんは、仕事のため会合に出席できない肇さんと、一緒に事前の準備をして情報も共有し、二人三脚で臨むつもりだ。
 付属池田小では発生から数カ月間、遺族と教職員が毎週のように集まり、共同で事実解明にあたった。教職員の記憶を同僚の目撃証言や遺族の指摘と突き合わせる作業を繰り返した。警察・消防への通報の遅れ、救護措置や避難誘導の混乱、安全管理態勢の不備……。2年生の担任だった男性教諭(49)は「自分にできなかったことが明らかになってつらかったが、自分も加害者だと意識したことで、ご遺族に寄り添えたと思う」と振り返る。
 しかし遺族と学校・教委に溝が生じる例も多い。付属池田小の事件でも、学校は「被害者」だが、遺族にとっては犯人の侵入を許した「加害者」でもある。不信感も抱いたが、智恵さんと肇さんは「早い段階で顔を合わせたのが良かった。情報を共有でき、関係を保つことにつながった」と振り返る。「一秒でも早く全てを知りたい。子どもの命を無駄にしたくない」と思う親にとって、「自分にできることをした」という感覚が大事だと訴える。
 あれから13年。「自分たちが生きている間は、麻希の親に変わりはない」と思い、体験を話すことが役割と信じて講演などを続けてきた。ただ、限界も感じていた。「国からやっと声がかかった。自分たちにしか話せないことを直接伝える貴重な機会を大切にしたい」。会議に期待している』だそうです。
 この酒井智恵さんと肇さんの言われる遺族と学校が事実解明に向けての共同作業ができないから,最近,あちこちで「第三者委員会」が作られ,さらに,その委員会のあり方が議論されています。
 私は,もともと,第三者委員会には期待していないので,酒井さんらがおっしゃることがまさに正論だと思います。お二人には被害者遺族からの忌憚のない意見をお願いしたいです。
 

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