毎日新聞によると
『小樽商科大(北海道小樽市)で2012年5月、アメリカンフットボール部の男子学生(当時19歳)が急性アルコール中毒で死亡した事故で、大学と当時の上級生9人との裁判外の和解が成立したことを受け、男子学生の両親が1日、札幌市内で記者会見した。母親は「息子のような飲酒死亡事故が二度と起きないようにしてほしい」と訴えた。
大学側と第三者委員会の事故調査では「飲酒の強要はなかった」としていたが、両親は「息子は勝手に酒を飲んで死んだわけではない」と主張。3者間で代理人を通して協議を重ねた結果「心理的な飲酒強要があった」と認められた。また大学についても、飲酒を見過ごし適切な対応ができなかったとした。
母親は「息子の名誉が守られてよかった」と話したが、一方で「毎朝私が作ったお弁当を持ってうれしそうに練習に向かっていた。息子はもう戻ってこないと考えると本当につらい」と涙を流した。父親は「酒をたくさん飲ませるような伝統はなくしてください」と訴えた。
NPO法人「アルコール薬物問題全国市民協会(ASK)」(東京)によると、小樽商大の事故後も大学生の飲酒死亡事故は全国で7件起きている。両親の会見に同席した今成知美代表は「大学生の飲酒事故では、お酒を断れない状況が必ずある。今回『心理的な飲酒強要』が文書に記された意味は大きい。大学側は飲酒事故防止に責任があることが明確になった」と話した。
小樽商大の和田健夫学長らも1日、学内で会見し「改めてご冥福を祈るとともに、大学として再発防止に努めたい」と述べた。また、上級生らは「飲酒に対する警戒感を持たず、悲惨な事故を発生させてしまいました。彼のことを一生忘れず、追悼していく所存です」との声明を出した』とのことです。
この事件,被害者の両親としたら,本当の加害者を厳しく処罰して欲しかったのではないでしょうか。しかし,飲酒の強要(加害行為)が複数の人間によって組織的に行われたために,その解明が不可能に近いということで泣く泣く和解に応じたというのが実際のところのように思います。私には,この記事に出てくるNPО法人の代表者?は,全く何もわかっていないとしか思えません。
『小樽商科大(北海道小樽市)で2012年5月、アメリカンフットボール部の男子学生(当時19歳)が急性アルコール中毒で死亡した事故で、大学と当時の上級生9人との裁判外の和解が成立したことを受け、男子学生の両親が1日、札幌市内で記者会見した。母親は「息子のような飲酒死亡事故が二度と起きないようにしてほしい」と訴えた。
大学側と第三者委員会の事故調査では「飲酒の強要はなかった」としていたが、両親は「息子は勝手に酒を飲んで死んだわけではない」と主張。3者間で代理人を通して協議を重ねた結果「心理的な飲酒強要があった」と認められた。また大学についても、飲酒を見過ごし適切な対応ができなかったとした。
母親は「息子の名誉が守られてよかった」と話したが、一方で「毎朝私が作ったお弁当を持ってうれしそうに練習に向かっていた。息子はもう戻ってこないと考えると本当につらい」と涙を流した。父親は「酒をたくさん飲ませるような伝統はなくしてください」と訴えた。
NPO法人「アルコール薬物問題全国市民協会(ASK)」(東京)によると、小樽商大の事故後も大学生の飲酒死亡事故は全国で7件起きている。両親の会見に同席した今成知美代表は「大学生の飲酒事故では、お酒を断れない状況が必ずある。今回『心理的な飲酒強要』が文書に記された意味は大きい。大学側は飲酒事故防止に責任があることが明確になった」と話した。
小樽商大の和田健夫学長らも1日、学内で会見し「改めてご冥福を祈るとともに、大学として再発防止に努めたい」と述べた。また、上級生らは「飲酒に対する警戒感を持たず、悲惨な事故を発生させてしまいました。彼のことを一生忘れず、追悼していく所存です」との声明を出した』とのことです。
この事件,被害者の両親としたら,本当の加害者を厳しく処罰して欲しかったのではないでしょうか。しかし,飲酒の強要(加害行為)が複数の人間によって組織的に行われたために,その解明が不可能に近いということで泣く泣く和解に応じたというのが実際のところのように思います。私には,この記事に出てくるNPО法人の代表者?は,全く何もわかっていないとしか思えません。