まずはお知らせから!
ワシの今後のライブ予定はこんな感じになっておる。
Freddie Eto & ANNAN Live
3月28日(土)・29日(日)
大阪府高槻市Nashiville West
詳細はこちら
Freddie Eto Live
4月12日(日)
横浜市関内 Paradise Cafe
こちら、詳細発表がちょっと遅れておる。ごめんなさい。
さてさて、延び延びになってたライブレポである。諸般の事情から2月14日に行われた地下室の会ライブよりも、2月15日に行われたフォークライブの方を先にレポートさせて頂く。すんません。
【2月28日追記】
当日ご来場頂いた皆様の中で、このライブをご自身のブログに記事として書いてくださっているのをいくつか発見!ここでご紹介させていただこうと思う。見落としてるのもあるかも知れませんが、ご容赦下さいませ。またMIXI等のSNSに関してはここではご紹介いたしません(会員の方しかご覧になれませんので・・・)。
ifg妹・マウスでお絵かきやってます
うるるる、にゃん!
生きてることは、ただそれだけで・・・
2月15日(日)
およそ3年ぶりにワシは、横浜市青葉区山内地区センターで演奏した。普段はライブハウス、ホール、野外ステージ、あるいは音楽系のお店などで演奏しているワシである。ここ青葉区山内地区センターは公共施設である。普通にライブをやる場所ではなく、ダンス教室やったりとか、マンションの自治会の会議やったりとか、そういう目的でつかわれることの方が多い場所。その部屋を3部屋ぶち抜きで使ってのライブである。しかも、ワシあるいは事務所主催ではなく、主催は青葉区山内地区センター。「団塊の世代を地区センターに呼びたい」という趣旨の企画・・・で「フォークライブ」ということになったのが3年前。その時もワシ=ANNANのステージだったが、今回も同じ形でお呼ばれしてライブが行われたわけだ。
前回もそうであったが、お客様の年齢層は、全体にやや高め。ワシの父母(80に近い70代)ほどではないが、50を超えたと思われる方々がかなり多かったと思う。もちろん、以前よりKWEEN・ANNANを応援頂いているファンの皆様にも多数ご来場頂いた。
ありがとうございました!
そんな皆さんからすれば、ワシ(46歳ですが、何か?)ですらまだまだ若造である。ワシは早熟だったので小学生の頃からギターを弾いてフォークを歌っておったが、そもそもワシがギターを弾き始めた頃には、すでに「かぐや姫」は解散しておったわけで、増して岡林信康さんあたりになると、ワシが幼稚園の頃である。ある意味、それらをリアルタイムで経験したと思われる皆さんの前でのライブ。緊張するなっちゅうほうが無理であるわな。
というわけで、その日のセットリストである。
【セットリスト】
1. 傘がない(井上陽水)
2. 山谷ブルース(岡林信康)
3. フランシーヌの場合(新谷のり子)
4. 「いちご白書」をもう一度(バンバン)
5. 学生街の喫茶店(ガロ)
6. 春うらら(田山雅充)
7. 22才の別れ(かぐや姫・風)
8. 神田川(南こうせつとかぐや姫)
9. 翼を下さい(赤い鳥)
10. 東京(マイペース)
11. 案山子(さだまさし)
12. 思えば遠くへ来たもんだ(海援隊)
13. 季節の中で(松山千春)
14. 窓(谷山浩子)
15. 初恋(村下孝蔵)
16. 落陽(吉田拓郎)
(アンコール)
17. 春夏秋冬(泉谷しげる)
18. 戦争を知らない子供達(ジローズ)
前回、アラカルト的な選曲で行ったステージだが、今回は少々テーマを持たせてみた。1曲目~5曲目は当時の「時代背景」、6曲目~8曲目は「恋愛・四畳半フォーク」、9曲目はお客様と一緒に合掌・・・いや合唱コーナー。さらに10曲目~12曲目は「田舎・汽車・列車」、13曲目~16曲目は特にワシの好きな曲(ちゅうわけで、ここにはそれほどテーマがあるわけではないが)、ってな感じである。
会場のスタイルもなんとなく学校の(昔の)文化祭みたい。しかも会議室の流用ということで、手放しに盛り上げるような演出は難しい。どちらかと言えば、しっとりした感じでステージは進んだと思う。普段、ワシのライブはトークの方が歌より長いことが多く、1時間でたった4曲ぐらいしか演奏しないことも多いのだが、今回は90分1本勝負?ということで、トーク少なめ楽曲多めのステージになった。そんなこともあってか、9曲目で皆さんの合唱になるまで、なかなか氷が解けない感があったような気はするが、どうだっただろうか?
人生の先輩達が客席の大半を占めるなか、そんな皆様方が一緒に口ずさんで頂いたのに痛く感激したワシである。ただ一人スーツ姿で参戦されていたお客様。彼はなんと「窓」を完璧に覚えてらっしゃったようで、一字一句口ずさんでおられた。あと「案山子」、「思えば遠くへ来たもんだ」などでは、ハンカチを出している女性のお客様もいらっしゃった。遠くに住むお子様のことでも考えたのだろうか?それともご自分の故郷のことを思い出されたのであろうか?それを知るすべはワシにはないけれど、歌とご自分の世界の接点があったのだとしたら、演奏する立場としてこんなにうれしいことはない。
普段、厳密な時間制限のないところで演奏することが多いため、やや駆け足になってしまったライブであった。曲数を絞ってでも、もっと語りかけるライブのほうが良かったのかも知れないなどとも思いつつ、終演。
終演後にお客様とお話させて頂いた。その中に、ビニール袋いっぱいのギター演奏用グッズをワシにプレゼントしてくださった方がいらっしゃった。事情を聞くと、数年前にご主人様を亡くされたとのこと。そのご主人様もギターが好きな方で、ギターを弾かれていたらしい。そして形見に残ったのが未使用のハーモニカ(いわゆるブルースハープ)、小型メトロノーム、ピック、音叉、カポタストなど。「私はギターを弾けませんので、もしお使いになるようでしたら是非使ってやって下さい。もしお使いにならないものがありましたら、お知り合いの方とかに差し上げて下さい。形見ではありますが、私が持っているよりも、そうして使ってくださった方が主人も喜ぶと思いますので・・・」とのこと。感激である。涙出そうになったよ>ワシ。
もちろん丁寧にお礼申し上げ、ありがたく頂戴した次第である。
派手なライブではない。ライブハウスとかと違い、酒があるわけでもない。ホールライブや野外のように演出があるわけでもない。そんな中、「音楽」という媒体だけが、ワシとお客様の間にあった。シンプルだが、心温まるライブだったと自分では思っている。ご来場くださり、その時間を共有して頂いた皆様に、心より感謝したいと思う。
本当にありがとうございました!
上記掲載写真 (c) 2009 by Tamazo
ところで余談だけど・・・
頂いたピックの中に、こんなのが1枚入っていた
これ、実はQUEENのJOHN DEACONがベースのピックガードに刺していた青ピックと全く同じものである。1970年代中盤までは、別に珍しいものでもなんでもなかったが、今となっては入手不可能なMartin社(アコースティックギターの超有名ブランド)のピックである。なぜジョンはこのピックを使っていたのだろうか?エレキギター弾きやベース弾きの人は、まずこのピックの存在自体を知らないと思う。なぜなら、これはアコギメーカーが作ったものであるし、さらに言えばアコギ弾きにも評判が芳しくなく、あまり長い間販売されたものではないからである。なんにしても、この超貴重なピックは、ワシがボーカルをやってるQUEENトリビュートバンド、Freddie Eto's QUEEN Super Tributesのベース、John "Gaku" Hiroseに渡す予定である。亡くなられたご主人様の形見は、こうして受け継がれ、新しい音楽を奏でる。そして音の輪が、またひとつ広がるわけだ。
音楽をやっててよかったと、心からそう思うワシであった。
マーチンのピック、懐かしいっす!
色違いでワタクシも何枚か持ってました。
ピック、中学生の頃は下敷きを切り抜いて自作とかもしてましたよね~。笑
ご夫婦の深い愛情を感じますね~。奥様も広い心のお持ちの方・・・本来なら、ご自分のそばにおいておきたいと思うでしょうに・・・
ご主人が遺してくださったものを使って、ANNANさんが演奏なさっているところを見たり聴いたり、想像したりすることで、ご主人のことを思い出されるんでしょね。
ス・テ・キです
落陽は本編のラストでしたか、ブログの曲順は若干間違ってましたね
でも『傘がない』の最初の1音は今も残っております。
しかも羨ましいくらいのいい音。
音楽って、ほんとにいいものですね。
また遊びに行きます!
「焼身自殺をした事件がありましたよね。そんな人を歌った歌です」などと Annan さんが言うたびに、曲目をあぁ、○○だと言う人が私の周囲にもいました。
丁度、地区センターに行ったりして、情報を得る人の世代にあったイベントなんだなぁとか思ったのでした。
あり?何で私はいるんだろう。。
さてさて、帰る時。一言、ありがとうございましたと言って帰ろうかなと思うと、何やらピックなどを渡している方がいる。使ってもらえたらとか洩れ聞こえてくる。
会場で、まさか、そういう会話がなされているとは思いもしませんでした。
不思議な縁ですねぇ。
しかも、ジョンが使ってたのと同じピックが入ってるなんて!!!
次回のライブも楽しみにしてます
????
キーボードなんて無かったですもんね
中華街でビールを飲んだもんで,幻覚を見たようです.
ステージから見えてたんですねぇ。いやぁお恥ずかしい…。
ラジオの深夜放送世代なんです。
谷山浩子さん始め『ポプコン』歌手はよく聴いていました。
『窓』みたく、1つの物語のような「想い」が詰め込まれた、
そんな曲が多くて好きだったんです。
そしてその「想い」をANNANさんが
とても上手に表現してくれ、ウルウル状態でした。
静かな雰囲気でしたけど、客席側の反応は良かったですよ。
周りにいた、昔お嬢さんだった方々(笑)も
「あら、この歌知ってるわ!」と、はしゃいでおられましたし。
大石吾朗さんの「黙っていれば友達になれない…」で始まる名台詞。
「心と心を繋ぎ合うために ANNANさんの歌が今ここにある」
まさにそんな感じでした。
機会がありましたら、是非また参加したいと思います。
音楽をやっててよかったと心から思う方の音楽を聴けるなんて、
こんな素敵なことはないのですから…。
えんすぅさん
>>マーチンのピック、懐かしいっす!
ですよねー!
後にQUEENトリビュートバンドをやることが当時わかっていたら、しかもJohn Deaconがこのピックを使っていることを当時知ってたら、100枚ぐらい買ってストックしておいたんですけどね。でも貴重な1枚!大事に使わなきゃ。
>>ピック、中学生の頃は下敷きを切り抜いて自作とかもしてましたよね~。笑
ワシもやりましたよ!でもいかんせん良くない(苦笑)当時は安いという理由でYAMAHAのセルピックを使っていました。今は、Martin社やGibson社の現行ピックと、ワシのギター・ドクターであるアンフィニカスタムワークス特製のピックを、曲によって使い分けております。
スフレさん
>>本来なら、ご自分のそばにおいておきたいと思うでしょうに・・・
ワシもそう思い「そんな大切なものを頂いてもいいのですか?」と何度かお聞きしました。でも、答えは変わらず「役に立ててほしい」とのことでしたので、遠慮なく頂いたというわけで。
でも、こんなこと初めてでした。ピックなどは普段「単純な消耗品」としか考えてないワシ(それはそれで仕方ないことだと思ってます。1回のライブで数枚のピックを消費しますから)。ご主人が音楽を、そしてギターを愛されていたこと。それをワシ(あるいはワシの知り合い)が「使う」ことで役立ててほしいというお気持ちに、心を動かされた思いです。
つくい未練たらしさん
>>音楽って、ほんとにいいものですね。
そうですよね。つくい未練たらしさんも演奏される方のようですね。ブログ拝見しましたよ。がんばって下さいね。そして時々遊びにきてくださいませ。
あきさん
>>いやぁ,誰もキーボードに触れないあたり,素晴らしいファンですねぇぇぇ
んっ?キーボード?何の話かしら(爆)
記事のセットリストの上の写真で、なにやらキーボードのようなものが見えるけど・・・これ何ですかねぇ?わはは・・・
へえ、「翼をください」の途中で、電子ピアノのトランスポーズ機能(キーを変換する機能)が動作してしまい。どんどん転調してしまうというトラブルが・・・仕方なくそこからギターに戻って事なきを得ましたとさ・・・
っとまあ、こんな感じでしょうか(苦笑)
徹也さん
>>ラジオの深夜放送世代なんです。
ワシもです。九州は大分出身のワシ。12時深夜にラジオは終わっておりました。なのでRCC中国放送やら、直接ニッポン放送などにチューニングを合わせてオールナイトを聞いたものです。後日、大分の放送局も深夜番組のネットを始めましたが、オールナイトニッポンは1部のみ。2部の時間はなぜか「歌うヘッドライト」でした(苦笑)。
>>機会がありましたら、是非また参加したいと思います。
ぜひぜひ参加くださいませ!これからもよろしくお願いします。