ANNAN(ふれでぃ・えとう)の気まぐれ日記

シンガーソングライター、そしてQUEENトリビュートバンドQUEENESSのボーカルでもあるANNANの日記

赤坂のジャズバーで・・・

2006-07-24 18:24:22 | Weblog
最近、遊びネタが多いが、別に遊びまくっているわけではない。

今回始めた仕事では、何社もクライアントがいて、そのクライアントの中に入って仕事をするケースが多いために、あちこち駆け回っているってのが現状である。営業兼コンサルタント兼バックオフィスなので、楽ではない。ある意味久々にベンチャーな感じを味わっているところである。ワシが日本で3人目の社員であった90年代初頭の、あの日本オラクルでさえ、最初はこんな感じだったわけだし・・・

で、これは先週金曜日の夜のお話・・・

今年4月に、ワシはグローバルナレッジネットワーク(株)の役員を退任し、5月末に同社を退職したワシ。以前の仕事仲間であり、現在某外資系企業の役員を務める友人が「卒業祝い?」で、飲みに連れて行ってくれた。

一次会=メシ、二次会=バーで飲み・・・っとここまではまあありがちな話。
で、三次会は、その友人が行きつけの、赤坂見附のジャズバー「リトル・マニュエラ」へ。

このジャズバー。20年以上の歴史をもってて、慶応のジャズ研あがりのマスター、中田さんがピアニスト。そこに、ジャズ好きのお客さんが集まってセッションしたり、お客さんが歌ったり。そんな光景が夜な夜な展開されている。お客さんも「腕に覚えがある」人が結構多くて、ワシらが到着した頃も、なかなか味のある歌を女性客が歌っていた。ジャズ好きのワシの友人(下手なプロなんかよりよっぽど上手い)も歌ってウケをとっている。

そうこうしてると・・・メキシコ大使館の人たちが6人ぐらいのグループで入ってきた。なんと前メキシコ大使と現メキシコ大使が揃い踏み!マスターから呼ばれるワシ。

マスター:「江藤さん、なんかメキシコ大使のために歌ってよ」
ワシ:「何歌えばいいんすか?」
マスター:「とりあえず、なんか・・・スペイン語で」
ワシ:「スペイン語で歌詞覚えてるのは【La Bamba】ぐらいですよ、ジャズじゃないし・・・」
マスター:「それでいいんじゃん」

というわけで、【La Bamba】を歌うワシ。店内は大合唱になり盛り上がる。メキシコ大使館の皆さんからアンコールが起きる。仕方ないのでBohemian Rhapsodyを自分でピアノ弾いて歌う・・・ウケる。それでやめようと思ったら、マスターが「宇宙戦艦ヤマトの替え歌やって!」。

ってか、この店はポリシーで日本語の曲はやらないはずだったのに・・・マスター自らリクエストかい!?しかもネタかい!?今度はメキシコ大使館の人にはウケない(当たり前か)「相鉄線のヤマト」。その代わり、日本人のお客さんにはそこそこウケる。その様子を知り合いにメールしたら

「メキシコだったら、橋幸夫の【メキシカンロック】歌えばよかったのに」だってさ。(激違!)

そうこうしてたら、店に今度はイタリア大使館の方々が入ってくる。ちょうどその時、イーグルスのDesparado(邦題:ならず者)をジャズアレンジで歌ってたんだけど、それが終わったら・・・

マスター:「江藤さんなんかやって」
ワシ:「イタリア語は無理です。フニクリフニクラなら歌えますが、歌詞は【鬼のパンツ】ですよ。」
マスター:「【鬼のパンツ】じゃまずいよ。」
ワシ:「サンタルチアも歌えますよ。歌詞は【草津よいとこ】だけど。」
マスター:「大使館員だから日本語わかるっちゅーの、【草津よいとこ】じゃダメ。」

あっ、そうだ!
ワールドカップ優勝を祝して「We Are The Champions」にしよう!もはやどこにも「ジャズ」の要素はない。店の雰囲気を壊しまくるワシ。イタリア大使館チームは大合唱であった。

そんなこんなで夜は更けて・・・
たまにはこういうのもよいな。実は一銭も身銭を切っていないワシ。ただほど怖いものは無い。そのうちなんかしっぺ返しがありそうだが、まあこうやっておごってもらえる間はおごってもらっておこう。

わはは

*写真は、六本木のうどん屋「つるとんたん」でカレーうどんを食う準備にいそしむワシ。
Comments (4)
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