今日は午前中だけ掃除に出社した。私は自分の席の周りはいつもきれいに整理整頓している
ので、特にこれと言ってすることもない。退社時にいつも通りきちんと片付けて帰らないと
気持ちが悪いのだ。しかし性格なのか忙し過ぎるのか、よくもまあそんな中で仕事出来るねと
思うような人も居る訳で、そういう人たちは自分の荷物の整理が大変そうだった。
会議室をきれいにしている時に、一部サンプルを捨てていいかどうか社長に聞く必要があって
部屋を訪ねる。社長も自分の部屋の片付けで忙しそうだ。用事が済んで帰ろうとした時に
『これ』と言って封筒を差し出された。『何ですの?』と聞くと『お餅代よ』と。
見ると『寸志』と書いてある。
私は社員でも嘱託でもなく、一人親方みたいなものだ。営業なので成功報酬だ。勿論
ボーナスなんて無い。つまり、自分が仕事獲らなければ貰えるものも無い訳で。
今年は大きい案件があったので、そこそこ頂きましたよ。なのに何で私にまで寸志?
社長は、メカや電気で入っている一人親方さんたちには、いつも『お餅代』を渡している
から私にもと。『えーやん、貰っとき』と。有難うございますと退席したが、しかしね、
去年は貰ってないのよ。
で、考えた。その大型の案件は私の原価管理の努力の甲斐も有って(それは事実)結構
率が良かったのだ。経理部長に迄お礼言われたくらいだもの。だからかな?少しは会社にも
貢献出来たかな?
既にそれなりに受け取っている身としては申し訳ないと言うか有難い。お返しに使うわ。
出張行っても誰かと一緒に食事に行けば極力出したり(若い子相手の場合は100%)、
紅まどんなや淡路島の玉ねぎなど会社宛に送って皆で分けて貰ったりと、なるべく還元は
している。特に世話になっている若い設計さんたちのことは食事に誘っているのだけれど、
彼らの予定が上手く合わないので延び延びになっているが。
もうそれほど物欲は無いので、なるべく大事な誰かの為に遣いたいと思う。自分がこの先
どうにかなった時に、どれくらいのお金が必要なんだろう?とか考えるが、自分のお金は
そこそこで良いと思っている。無くなれば無くなったなりに暮らすわ。私はそこんところは
上手いので。有ったら有っただけ、無けりゃ無いなりに の生活が多分出来る。
要は本当の意味での金勘定が上手いのだ と自負している。
コロナで職も失って大変な人も居る中、会社の仕事も順調で、自分も営業としてそれなりに
活躍出来て収入も得れて、色んな意味で有難いと思っている。周りの人に感謝しなくてはと
凄く思う。
それほど心配もかけずに頑張って自分たち家族の生活を営んでくれている娘たち。
我儘な娘たちをコントロールしてくれているお婿さんたち。
”おばーちゃん”と、嫌がらずに慕ってくれる可愛い孫たち。
何かに付け気に掛け助けてくれる兄夫婦。甥っ子たち。
月イチの食事会で会って楽しいお喋りをする本当に気の置けない有難い存在の友だち。
そして気前のいい社長。いつも悪態ついているのにね(^^; 優しくて親切な会社の皆々。
どなたにも感謝だ。ありがとーっ!!
周りの皆のお陰で今もこうして元気で生活出来ているってことに心から感謝している。
感謝して、来年も又頑張るぞーっ!!!