虹の彼方に ~ over the rainbow ~

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映画 『 ア カ ル イ ミ ラ イ 』

2008-09-21 04:08:42 | Jo Odagiri / Ryo Kase


何年も前に、見た、映画が、

また、すごい見たくなることって、ありませんか?


私は、ずっと前に、見た、映画 『 アカルイミライ 』

( ↑ 上の画像は、この映画の DVD のジャケットです )が、

久々に、見たくなって、なぜか、ちょっと、ドキドキしながら

見てみました !!


この映画は、2002年に、公開されたのですが、リアルタイムで、

映画館では、残念ながら、見れなくて、それから、しばらくして、

レンタル屋さんで、借りて、見たのです。


「 日本の映画は、おもしろいと思う 」ようになったのは、

この映画を、見たことが、きっかけでした。



この映画が、初主演となった、オダギリジョーさんは、

ユウジ、という名の青年を、演じています。

このユウジと、同じ職場で、働く青年、マモルを、

浅野忠信さんが、演じています。

このマモルの父を、演じているのが、ベテラン俳優の藤 竜也さん。

この3人の俳優さんが、一堂に会している、というのも、すごい

と思いますが、それでいて、黒沢 清監督作品なのです!!

当時、国内外で、とても話題になったのではないでしょうか。


今をときめく、加瀬亮さんが、マモルの弟役で、ワンシーンですが、

出演していますし、まだ、無名に近かった頃の、松山ケンイチさんも、

“ 若者たち ” のひとり役で、出演しています!

こう見ると、そうそうたる、出演陣ですよね ~ !!



ユウジ 「 昔から、オレは …  寝ると、よく夢を見る。

     それは、いつも、決まって、未来の夢だった … 」


この、言葉から、はじまる、この映画の、オープニングのシーンが、

私は、とても好きです!! 

公開されてから、もう、何年も、経つのに、

この映画は、今も、色褪せることなく、私を、魅了し続けるのです …!


いつも、何かに、苛立っている、ユウジと、それを、見つめる、マモル。

そして、マモルとユウジは、しだいに、「 兄弟 」のように、

思えてくる、ある「 絆 」が、芽生えはじめ …


黒沢監督は、ユウジについて、

「 『 映画 ダーティー ・ ハリー 』 の、ハリーのように、

世間に、対して、常に、何かに、苛立ちを、感じている 」

というようなことを、語っていたのを、覚えています。

今の、日本、そして、東京でも、そのような人は、

どこにでも、いるのだろうし、そうである人のほうが、

ある意味、「 普通 」な感覚を、持った人々、なのではないでしょうか … 。


そんな、東京に、当たり前のように、引き寄せられる、若者たち。

彼らは、その“居場所”を、求めて、街を、彷徨うのですが …

ある事件に、巻き込まれた、ユウジは、ありのままの自分を、

受け入れてくれた、マモルの父のもとへ、向かい …


ユウジ 「 許して … 」

マモルの父 「 僕は … 許す 」 「 僕は、君を、許す 」
   
       「 僕は、君たち、すべてを、許す … 」


私には、この言葉が、黒沢監督の、すべての、現代の若者たちへの、

メッセージ、のように、思えてならないのです … 。

というか、マモルの父の姿と、黒沢監督とが、

重なって見えてしまうのです … !


現代の東京を、生きる、若者たちと、「 大人 」 と言われる、

かつては、同じ、若者だった、人たちとの、決して、わかりあうことのない、

生き方を、“新しい視点”から、見つめた、素晴らしい映画だと、

私は、思います!!!


ラストシーンは、まさに、「 目から、鱗が落ちる 」 ような、

感動を、呼び起こし、見る者の、心に、すがすがしい風を、

吹かせることでしょう … !!


この時の、ユウジである、オダギリジョーさんの、表情が、

なんとも、言えず、素晴らしいのです …


映画 『 ア カ ル イ ミ ラ イ 』 は、

オダギリジョーさんに、とって、

そして、日本の映画を、愛する、すべての人々にとって、

もはや、欠かすことのできない、

大切な作品に、なったのではないでしょうか




読んでくれて、ありがとうです

それでは、また。。。


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