ゆるゆるとピアノ練習会

昨日は初めて、Mixiコミュのピアノ練習会に参加してきました。前に、そのコミュの発表会を聞きに行ったことがありますが、今回のは練習会です。

　　　←録音したので、そのうちアップする…かも

イベントに参加表明したあと、ふつうなら曲目とか演奏時間とかを聞かれそうなものですが、宴会の参加不参加を聞かれたのみ。だからみなさんがどんな曲を弾くのかもわからないまま会場に行くと…

「あーどれ弾こう」とか現場で悩んでる方もいます(^^;; ゆるい会のようです。会場は、グランドピアノが一台、アップライトが一台あって、会議室みたいな感じの部屋です。みんなで椅子を並べて客席(といっても参加者のみ)を作ります。

最初の一時間は練習タイムということで、グランドとアップライトの両方を使って適当に練習します。練習の順番なども決まっていなくて「空気を読んで」交代していきます。どうやらショパンのバラード一番はかぶってるようで二人の方が練習しています。

ともかく、二台のピアノの音はごちゃごちゃ混じってますので、リラックスして練習できます。

練習タイムが終わって本番(?)になると、「たまたま座っていた順」で演奏を始めます。主催者の方は、大人になってピアノを始めたそうで、でももう六年とか経っているのでけっこう上手。弾いていた曲は私の知らない曲で、「劇的ビフォーアフター」の曲だとか。きれいな音で味のある演奏です。

会の説明では「初心者向け」の会ということでしたが、初心者がドビュッシーの版画とかショパンのピアノソナタ第三番とか弾きませんよね。えらく「看板に偽りあり」ですがこれは、初心者でもノープロブレムという趣旨に読み替えるべきもののようです。

各自、弾きたいものを弾きたいように弾いているので、欲張った選曲で途中「少々お待ちください(楽譜をぱらぱらめくっている)」となる人もいるし、余裕ある選曲でじっくり聞かせる人もいます。なんでもありです。かーたん^^さんは後者で、発表会のときと同じブラームスの間奏曲を、雰囲気たっぷりに演奏していました。今度はミスも少なかったし。

私はショパンの前奏曲から9+13+20と弾きましたが、人前で弾くときとしては破格なくらい、普段どおりに弾けました。いや普段どおりというのとも違います。ちゃんと聞いてもらうつもりで、自分もよく聴きながら弾きました。そうすると、ミスタッチは多めだったと思いますが、楽しんで弾けました。グランドだしね。そう、グランドピアノで20番を弾きたかったんです。気持ちよかった。

グランドピアノは床に固定されていて動かせないので、演奏者の正面にお客さんがいる向きになってます。譜面台を倒すとモロ正面に向き合ってしまうので、暗譜している人も譜面台を立てている人が多かったです。この向きはどうも変な感じですが、私は譜面ぎっちり見ながら弾くのであまり影響ありません。それと、「舞台」と違って、スポットライトではなく、会議室風の蛍光灯のあかりであったことも落ち着いて弾けた理由のひとつかも。

ドビュッシーの版画は細かい音がとてもきれいで引きこまれる演奏でした。そういえば、前回の発表会のときも、むっちゃうまい人いるなぁと印象に残っていた人でした。それと、バラード一番の二人目の人がすごくうまくて、なんというか音楽の骨格がものすごくしっかりしているんです。プロの演奏とは違って少々傷有ではあるのですが、ミスタッチしても、テンポ感や間の取り方や音楽の進行がまったく崩れません。きっと、曲の構成も和声のこともものすごくよく把握してるんだと思います。安心して聴ける骨太な演奏で、ピアノの鳴りの音量というか深さも他の人とは一段違う感じです。

さてすべて終わると宴会へ移動です…


↑宴会までの時間つなぎに寄ったイルミネーション。恋人たちがいっぱいです

この練習会、ゆるくてなごやかな感じがとても心地よかったです。また参加しよう!!

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