弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

3X歳、修士課程のジレンマ

2019-12-12 21:37:55 | 学習(全般
論文の提出先のメールアドレスを間違って、締め切りに遅れた件での精神的ダメージ、ちょっと回復してきたけど、ここに来て、人生選択のレベルで迷い始めた。
今更だけど、九大の焼身自殺の件を受けて。

彼は非常勤4つ掛け持ちしても生活苦だったという。法学の研究者だから、まあ、上は空かず、下で扱き使われていたのだろうけど、自分が博士修了時にそんなに掛け持ち出来るとは思えない。というか、一つ見つかるか否かぐらいだろう。

生活苦に陥るのは、必然。バイトを掛け持つしかない。
ところが、バイト歴すら病気のせいもありほぼないに等しい。

ここでジレンマが発生する。

学振の準備と学振もらっている期間はバイトが出来ない。学振準備期間はただ単純に忙しさと自分の気力体力のためだが、学振受給期間は規約で無理。
だが、そもそも非常勤ですら、自分の年齢だと学振を含む業績で特化しなくてはならない。
そうなると、30代後半でいきなり単純作業でないバイトを見つからないだろう。
教育出版系が博士修了者の行き先でもあり、普通に若い大学生を採用するだろう。

だが、今、学振を諦めバイトを始めると自分の気力体力的に業績なんて望めない。
そうなると、そもそも、非常勤ですら危うい。
ポスドクの時代にバイト三昧になってアカデミックな道は余計に厳しくなる。

このジレンマに追い打ちをかけるのが、学振には3回、或いは4回チャンスがあること。
博士1年で1回、修士2年で申し込む。これは生涯で一度のチャンス。
博士2年は2回チャンスがある。博士1年でも博士2年(つまり博士を最低4年過ごす)でも申し込めるから。
あとはポスドク。

申し込みは前年4月か5月くらいだから、博士1年から狙うんだったらバイトどころじゃないし、今落ち込んでいる場合でもない。しかし、博士になってから二回申し込むとなると、その間申請から結果までバイトを探せない(11月には結果が出るため。書類審査でダメで面接になったら余計時間かかる。)

だが、上のジレンマを考えると、30代前半のうちに教育系のバイトを探すというのも手な気がする。

今更しょうがないのだけど、年齢と病気、この二つが大きな障害となってくる。

よく考え直そう。何のためにここにいて、何を覚悟してきたのかを。


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