空堀 Hasselblad 500C Planar 80mm〈T-Max400〉

寺社の枯山水や手入れの行き届いた日本庭園も好きだしイギリス風のガーデンも美しいと思うがこんな箱庭と呼ぶのだろうかちいさな庭も素敵に思う
柿の木でも植えて冬に小鳥たちのためにいくつかの柿の実を残してあげてそれをついばみに来る小鳥を眺めて暖房の効いた部屋で紅茶でも飲みながら日曜の朝を過ごすのなんていいものでしょうね。。。

空堀 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈POETRA160NC〉

元来、手水（ちょうず）は神社・仏閣などで身を清めるために手や口をすすぐ石の器だったのが茶の湯の普及によりその趣が形を変えて露地や茶室に置かれるようになったと聞く
この手水に寒椿の花びらが落ちているのは風情があるのだけど水が濁っているのがなんとも惜しい
しかし侘・寂（わび・さび）からいえば水の濁りもそれは良しなのかもしれないと思いなおした
命ある美しい花が力尽きて水に落ちやがて色あせて朽ちて溶けていく・・
そう思って近づいてよく見ると高いところに灯っていたイルミネーションが濁った水に映りこんでいた
和と洋のコラボです（笑）。。。※ローライナーI使用

空堀 EOS-1V EF24mm-105mmL IS 〈POETRA400VC〉

この日は日本家屋で煎茶をいただいた
子どものころ暮らしていた家はこんな木造の二階建てで板張りの廊下があって掃きおろしの一枚ガラス戸にちいさな庭があった
廊下はＬ字型に庭を囲むようにつながっていて突当りはお手洗いと小さな離れがあった
庭には一本の太い松の木が植わっていて飼っていた猫は夕暮れになるとその松の木をあっという間に駆けのぼって夜遊びばかり出かけていた
うさぎも飼っていて退屈して廊下から素足をぷらんぷらんさせるといつも寄ってきてそのヒゲがくすぐったく気持ちよかった。。。

悪魔の映画 EOS-1V EF24mm-105mmL IS 〈POETRA400VC〉

日曜の最終に映画を観てきた
『スイニー・トッド～フリート街の悪魔の理髪師』
ジョニー・ディップが主演のミュージカルだけど、上映していいの？
と思うくらい無差別にカミソリで咽を切り裂いて血しぶきはスクリーンいっぱい飛ぶは殺した人をミンチにしてミートパイにするは子どもがかじったパイから指がぽろりと出てくるは『ハンニバル』も真っつぁおのホラー映画でした
内容もよくあるパターンだし、どうしてジョニー・ディップが出演OKしたの？
と思えたくらい
ネットで検索しても酷評ばかりでしたがきっとどこかに隠された意味があるのでしょうね（深読みできなかったので気づいた方は教えてください）
でもジョニー・ディップは存在感ありましたよ歌も上手かったし
しばらくバーガーも食べれないよぉ～

通天閣 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈POETRA160NC〉

今日、紀伊国屋で西加奈子の『通天閣』を買おうと寄ったら同じ作者の『さくら』が文庫本として積まれていた
写真誌がもう一冊買える・・
結局『さくら』にした
あとがきを読んで決めました
表題のさくらは飼っていた老犬がモデルらしい（これはヤバイかも）
あとがき・・
『尻尾を振ろうと思います。
突然だな、でも、そう、尻尾を振ろうと思う。
恋人の肩に触れたとき、眠っている誰かを見たとき、月が半分に割れているとき、雲間から光りが差したとき、久しぶりに友達に会ったとき、いただきますを言うとき、新しい靴を買ったとき、自転車で立ち漕ぎをするとき、お母さんに手紙を書くとき、皆が、笑ってるとき。
私は全力で尻尾を振ろうと思う。
嬉しくて、幸せで、泣きそうで、そんなときは、ちぎれるくらい尻尾を振ろう。
辛くって、悲しくて、ひとりぽっちで、そんなときは、何度だって尻尾を振ろう。
中略…私の尻尾は今、あんまり振りすぎて、どこかに飛んでいきそうです。西加奈子』

愛する新世界3 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈POETRA160NC〉

先ごろ日本アカデミー賞に『オールウェイズ三丁目の夕陽』が選ばれたがタイムスリップしたような昭和の面影がまだこの街には残っている
散髪７００円、うどん１５０円なんてまさしく昭和40年代の価格だ
僕がこの街を写真に写してみたくなったのは今回が初めてだ
父も亡くなる直前までこの街へよく食事に来ていたようだ
父は８ミリ愛好家で倶楽部も主宰していて例年大きなホールで上映会もしていたくらいだった
映写会の機材搬入を車で手伝ってあげたときなどは帰りに新世界に寄って寿司や串カツでも食べようと誘われたがやはりファミレスのほうがよくて一度も来なかった
いま思えば一度くらいこの街で父となにか食べればよかったと思う
子どものころ冒険映画を父に観に連れてもらった帰りに安くて美味しいものを食べていたこの街へ。。。

くどいっ！ ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈POETRA400NC〉

僕のほうがよほどくどいっ！

くどいっ！ ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈POETRA400NC〉

大阪のキャッチコピーはほんとにくどい！
うますぎて泣けまっせ！
めちゃめちゃうまいでっせ！
ほんまにソース二度漬け禁止！
まいどっ！また来てや
串カツは子どもが横になったくらいの立体フィギアが厚い透明ビニールのまえにぶらさがっている
あ～恥ずかしい。。。
だけどビニール越しで食べてる串カツを見ているとお腹がぐぅっと鳴った（笑）

海峡 EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈PREST400〉

やはりこんなつまらない写真でもモノクロームが好きだ
あさってローライのカラー現像があがってくるがモノクロームを詰めてたらよかったなぁとつくづく思う
今夕は旧いHasselbladで大阪の古い民家を訪ねてモノクローム2本を撮ったけれど同時に4本出来たのにもったいないことをした
フィルム現像は写真を撮るのとおなじくらい好きだ♪

ポスター EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈POETRA400VC〉

まったく人通りのない倉庫のような出入り口のベニヤドアに貼られていたポスター
どうしてこんなに強烈なのかと思えば電柱の街灯がちょうどこの位置を照らしていたからだった
大衆演芸のポスターには似つかわしくないともいえるどこか前衛的で力強さがある
時間を見るともう夕刻の部には間に合わないがいちど観てみたくなった。。。

メリーゴーランド EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈POETRA400VC〉

仕事と雑事に追われて好きな写真も日曜の夕方からしか撮ることができないが考えようによっては夕方からは時間を存分に使えるということだ
だらだら日中に歩き回るより夜のほうが視点を集中できることだってある！
といつも自分に言い聞かせながらときおり弱音をこぼしてしまいそうになります
この夜もまあローライで２カットほど気にいったのが撮れたみたい…たぶん
（ここがデジタルとの大きな違いで液晶で確認できないぶん期待や不安やアングルを変えたり露光を変えたりする楽しみがあります）
もう、そろそろ帰ろうと動物園脇を歩いていると自動車の明かりに柵が照らし出されて閉館の動物園のメリーゴーランドが浮かびあがりました
近づく車の黄色いヘッドライト遠ざかる車の赤いテールライトが銀色の柵に反射して虹色に輝いています
遠い日にどこでいつ見たのか忘れたけれどいくつものスリットを覗くと中のドームに描かれたメリーゴーランドが回って動いているような、
だまし絵の記憶が甦りました。。。

和・亜・洋 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

大阪という街はなんでもありだ
今にも倒壊しそうな木造住宅の後ろに高層マンションが覆いかぶさるように建っていてその隣には沖縄？の構造物が威風堂々と建っている
夕暮れの中崎町あたりで見た光景でした。。。

愛する新世界2 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈POETRA400NC〉

やはりこの街はリリーフランキーの東京タワーじゃなく西加奈子の通天閣だ
1個100円のおでんを大鍋から選んで店先の道路に面したちっぽけなテーブルで食べた
お飲み物はと聞かれてウーロン茶を頼むと小ボトルに入った自販機用をコップなしで手渡された（笑）
お皿に4品選ぶと1個おまけだそうだ
5品で400円！ローソンおでんより安くて美味い
竹輪なんてまる1本だ！ジャガ芋も大人の握りこぶしくらいはある
特大玉子をほお張ると黄身が2個入っていた
もうひとつ得したようで嬉しかった
こんなＣ級グルメ歩きも意外に楽しい。。。

愛する新世界 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈POETRA400NC〉

カラーフィルムを使うのはほんとに久しぶりだ
ブックマークさせていただいてるアイハルさんがモノクロフィルムで通天閣シリーズをupしているのに刺激を受けて子どもの頃から慣れ親しんだ新世界を撮らないでなんとする！なぁんてそんな大層なことではないけれどやっぱり彼とおなじモノクロで撮っても能がないのでカラーで撮ってみた
ほんとに自宅から駅でいえば2つか3つなのにいままで写真に撮らなかったのは何故だろうか？
愛する自分の家族やペットもあまり写真に撮らないことを思うとどこかにこの街への照れがあるのかもしれない。。。（笑）

革ジャン ライカＭ3 ズミクロン50mm f2 second〈PREST400〉

僕もよく似た革ジャンを持っている
Scott社の重くて強い一枚革のやつだ
若いころバイクに乗るときにこれを着ていたがなんとも寒くて辛かった
いまはspeedy社のGore-Texバイクジャケットに貼るカイロを背中と胸に４面貼りつけると明け方の羽毛布団に居るような温かさだ
まあこの歳になったから着ないでタンスに吊るしたままなのは気恥ずかしいのがいちばんの原因かもしれない（笑）