あなたを見つめて。。 monochrome life

モノクロ自家現像の写真を左のカテゴリー一覧からご覧ください。
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僕達はいつもFilmのむこうで夢をみていた。 We have seen a dream on the other side of the negative film

2015年08月13日 23時03分39秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL



Summicronの芳醇  Fuji Acros100  Leica M4 Summicron 50mm f2.0 1st沈胴 1954年 Rodinal stand development 1:100 1hours






Biogonの伝説  Adox Silvermax100  Contax IIa Opton Biogon 35mm f2.8 T* 1950年 Rodinal stand development 1:100 1hours






Sonnarの誘惑  Adox Silvermax100  Contax IIa Opton Sonnar 50mm f1.5 T* 1950年 Rodinal stand development 1:100 1hours







Biogonの伝説  Adox Silvermax100  Leica M4 C-Biogon 35mm f2.8 T* ZM 現行 Rodinal stand development 1:100 1hours







Sonnarの誘惑  Adox Silvermax100  Contax IIa Opton Sonnar 50mm f1.5 T* 1950年 Rodinal stand development 1:100 1hours







Summicronの芳醇  Adox Silvermax100  Leica M4 Summicron 50mm f2.0 1st沈胴 1954年 Rodinal stand development 1:100 1hours

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RODINAL Stand Development  Rodinal 1+100 (20℃1時間静止現像法)

2015年07月06日 23時23分55秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL


Kyoto PENTAX 67II smc 90mm F2.8 400TX Silver Efex Pro






Kyoto PENTAX 67II smc 90mm F2.8 400TX Silver Efex Pro






Kyoto PENTAX 67II smc 90mm F2.8 400TX Silver Efex Pro
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京都  PENTAX 67 II smc PENTAX67 90mmF2.8 400TX Rodinal 1+100 for one hour

2015年02月26日 23時26分58秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL



Silver Efex Pro FrameMask9





Silver Efex Pro FrameMask9





Silver Efex Pro FrameMask9





Silver Efex Pro FrameMask9





Silver Efex Pro FrameMask9





Silver Efex Pro FrameMask9





Silver Efex Pro FrameMask9





Silver Efex Pro FrameMask9




Silver Efex Pro FrameMask9
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still life

2014年12月23日 12時21分35秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL


NORITA66 Noritar80mm f2.0 400TX Developed in Rodinal 1:100 20℃ about an hour stand




NORITA66 Noritar80mm f2.0 400TX Developed in Rodinal 1:100 20℃ about an hour stand





NORITA66 Noritar80mm f2.0 400TX Developed in Rodinal 1:100 20℃ about an hour stand



昨日の日曜日は自宅WindowsPCで一日に10回くらいハングアップするハードディスクに見切りをつけて、WESTERN DIGITALの1TB(6千円台)に交換して、

ソフトやフォントを入替えたりで一日が終わってしまった。

会社でのPhotoshopCSは2台にインストールしていて、自宅ではこのWindowとMacを主に写真の加工と整理に使う、無償のCS2で作業していたが

前々から気になっていたCreative Cloudフォトグラフィプラン、PhotoshopCCとLightroomの最新版がWindowsとMacまたは同じOSでも可(但し同時使用は不可)

の2台にインストール出来て、さらに関連のサービスが利用可能な一月980円のサービスに申し込んだ。

はじめにクレジットカードのデーターを入力して、Creative Cloudからダウンロードするだけで、その日から使える。

いままで会社のPCまで持っていって加工しなければ(CS2では使えなかった)Silver Efex Proもインストールできた。

一ヶ月980円なら一度の夕食代くらいなので、数万もする国産やその他の画像加工ソフトを購入するより割安かもしれない。




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OSAKA LOCK ON   PENTAX 67 ii smc 90mm f2.8 400TX  ロジナール静止現像

2014年10月05日 02時11分08秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL


400TX Rodinal 1+100 60min' stand development



400TX Rodinal 1+100 60min' stand development



400TX Rodinal 1+100 60min' stand development



400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




400TX Rodinal 1+100 600min' stand development




400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




400TX Rodinal 1+100 60min' stand development




先週の日曜にモトグッチを久しぶりに洗車して、カルナバ蝋でスポークの一本まで手磨きして金曜の夜にナビへ行き先を打ち込んで、積んでいくカメラも決めて

(Rolleiflex SL66EにTMAX100を5本)朝はやく起きたのに台風の影響ですこしだけ風がきついと、急遽ツーリングを中止して貯まりに溜まったフィルムの現像を

すべて終えて、スキャンして更新で土曜をつぶしてしまいました。

どうも最近はバイクを道路へ出す(倉庫から90度私道の路地を切り返して出す)までが億劫で、10年くらい前は夏なら仕事を終えてからVT1000Fで、

深夜まで市内の閑散道を走っていたのが、信じられないくらいです、歳なんでしょうね。

でも最近は休日に人と約束がないときは家でごろごろしてるのが幸せなんですが、そんなことではいかん!と思い先週の休日にPENTAX 67 IIにレンズ1本

付けて難波あたりを昼から夕暮れまでストスナ(最近はこんな言葉は使わないんだろうか?)しました。

先の尾道の猫のつづきのネガはあるんだけど、スクエア画面がちゃっと飽きちゃいましたので67を選らんだのですが、撮るときもネガを透かして見るときも

67の黄金比サイズを見て、なんかホッとしたので頑張って今日中にスキャンしてみました。

ペンタ67は撮っていてほんとに楽しいカメラです。

この心地よさはLEICA(形態は真逆)の目で見るより美しいファインダーにあるのかも?

いま全盛のミラーレスがスペックだけなら凌駕しているのに、量販店で最新機種のファインダーを覗いたらシュンとなってしまいます。

話かわってモノクロはここ数年はロジナール現像ばかりですが、最近は室温を20度に保つのが容易な気候になってきましたので、溜めておいた(笑)

フィルムブローニー25本と35mm5本は1時間の静止現像をしています。

RODINALは希釈率を1+25や1+50にして撹拌の回数(これがロジナールの肝)を増やすことで、コントラストを上げて普通の現像として使えます。

1+100や1+150の超希釈では(ほとんど水)撹拌は厳禁です、薄いので現像ムラは起こらない。

予備浴なし・注入後の撹拌なし・フィルムの感度もメーカーもブローニーも35mmも混ぜこぜでもへっちゃらです。

ただ、注入後の移動は厳禁で極端なアンダー露光と20度以下、20度以上もだめですが(プラマイ0.5度くらい)フィルム縁のパーフォレーションのメーカー名

の濃度で適正を判断することができます。

昔から言われる撮影時の露光はたっぷりと現像はあっさりとの格言が、このロジナールの1+100や1+150(ときどき飲めねえのか?と思うほど)を使うと実感として解ります。

TRI-Xでは少し粒状が荒れますが、スキャンのシャープネスもデフォルトでオンにする程度でもキレキレの鮮鋭軟調ネガになります。

温度の20度さえキープできれば1.5時間(超希釈率なので露光の多い部分は最高濃度がそれ以上上がらず、露光の少ない部分がそれを追う)

でもたいして変化が無いのでいい加減といえばいい加減な現像法です(笑)

追記:Agfa RodinalとR09の違いが気になるところですが、最終バージョンはどちらもまったく同じ製品だという記事を、いくつかのWEB上で確認しています。

Silversalt社 film developer users guide  Silversalt社Q&A

ADOXの低感度フィルムを使いたくて、Carbon eXactのGitzo GT0532と中空雲台をセットで買ってしまった。。そのお金があれば最新ミラーレスで無粒子のモノクロ撮れるのにね (泣)

ADOX Silvermax  ADOX CMS20 ll ADOTECH ll
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虹を見た。             NORITA 66  NORITAR 80mm F2  Kodak Portra160

2012年08月27日 08時28分48秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
















PENTAX67Ⅱを買ってしまった!

いや、買ってしまったと言えば言い訳だ。

買うべくして、狙っていたと言えなくもないからだ。

67はマキナ67も持っていたが、実はペンタ67も数十年のはるか昔に初代を永く使っていた。

そんな因縁があって三代目となる67Ⅱが気になってしかたなかった。

初代・先代と比べホールド感が良いのとペンタ部分がシャープにデザインされて見た目小さく見える…ような気がする(笑)

このペンタ67は巷ではバケペン(お化けのペンタックス)などと愛情を持って呼ばれるが、僕はそう思わないから、昔からペンタ67で通している。

シャッター音もそれほど大きな音だとは思わないし、フルサイズにズームを着けたらこれくらいになるのでは?

大抵の人はカメラを選ぶとき重量や大きさの云々を聞くが、自分は重さはまったく気にならない。

5Kgの米袋くらいなら躊躇するが、2Kg程度なら他に交換レンズを持たないと決めれば手ブレも少ないし、OP/TECHのネオプレーン製ストラップを愛用しているので、

肩に食い込まないぶん1/4くらい軽くなった気がする(コネクターを各カメラに付けっぱなしてストラップ部を数種類そのときどきに付け替えています)

67Ⅱは現在HOYAからリコーの子会社になって、修理も部品供給もちゃんとしていること、AEが効くこと、それにオクでのレンズのバカ安さも、

再び手に入れたい気持ちを高ぶらせていました。

67Ⅱに105mmと55mmの綺麗なレンズが付いて7万そこそこだった。(現在は現行発売は終了しましたが新品もまだ購入可能な機種です)

ファインダーは極めてクリアで、過去の35mm一眼レフよりピントの山も掴みやすく、絞り優先、補正値が表示され、ダンパーも改良されて

ショックも極めて少ない。

重さや大きさには67なら、よくここまで落としたと思うが、唯一の不満は初代・先代でのストラップの横吊りがオプション修理で着けられるが、

グリップのシャッターボタン横しか位置を選べずに、人差し指でストラップを押さえる形が、気分的にイヤーな感じになる。

弁当箱状態の67Ⅱを縦に吊ると、右肩タスキ掛けをした場合とっさの構えが極めてやりにくいのですが、このままオリジナルで使っていくつもりです。

PENTAX67Ⅱ PDF

本体とAEファインダーのセット価格で、定価では¥345,000-もする67Ⅱが、なぜ1/10も中古価格が下がったのか?

67の画質を遥かに超えたフルサイズのデジイチが、同じ価格帯で手に入るようになったからだろう。

銀塩カメラファンとしては、とっても有り難いことです(^^♪
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NORITA 66  NORITAR 80mm F2.0  Fuji Reala 100 Pro400H  BRONICA Cup. L-1 L-2(Non Cort)

2012年06月03日 09時49分50秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL











































































自宅を改装して以前倉庫だった1階に部屋を造った。

おかげで暗室が半分のスペースになり、光線漏れを起こしていたフジの老いぼれ67引伸し機を処分した。

ちょうど大工さんのご子息が大学で写真部に入ったそうで、捨てるなら引伸し機を頂けないか?

との、申し出に廃品に出すくらいなら願ってもないと、レンズ、イーゼル、未使用の箱入り印画紙、薬品類、ラッキーのプリントタイマーetcを差し上げた。

ただ、ローデンシュトックのコンポノン50mmと80mmそれにピークピントルーペだけは手元に置いておいた。

フィルム現像だけは生涯つづけるつもりなのでリールや薬品はそのままだ。

狭くなった暗室でも3畳弱はあるが、仕事で使う製版カメラや流し、作業台を入れると窮屈さが否めない。

母が亡くなるまで介護に明け暮れていたので、VTR1000Fというリッターバイクも3年乗れない状態で、

これも改装と同時に隣に兄から借りた仕事場へ引越しをするとこになった。

空気が減ってるからか、3年間動かせなくてグリスが固着しているからか、歳のせいか(T_T)、

とても重くて、狭い通路での何度もの切り返しでへとへとになって、その場にしゃがんでしまったくらいだった。

どうしようか?車検に出してもう一度こいつを乗れるのか?(230Kgの極めて前傾の欧州仕様ツーリング車)

いっそ125ccクラスのカブにでもしようか(笑)

夢だったBONNEVILLE-T100はカタログではほぼ同サイズ同重量なので、介護で痛めた肩が再発するのではとの懸念と、

社保庁の検診で心電図に異常が見られますとの解答に、膨らみ続けた夢は急激にすぼんでいってしまった。

手焼きモノクロプリントとオートバイ、この現代では極めてアナログな愉しみが少し遠のいてしまったが、

いつか叶えたい夢として大切に取っておこうと思う。
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光を紡ぐ  Alsaphot Dassas3 France

2012年05月03日 01時00分07秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL










































































50年か60年も経とうかという修理からあがったクラシックカメラを預かる機会があって返却までのあいだブローニーを3本を写した。

シャッター速度は1/200まででF3.5/75mmのレンズはノンコートでたぶんトリプレット設計の沈胴式でいわば当時の大衆機、いまのトイカメラのようなものだろうか。

ファインダーは0.7%くらいの素通しの目測式でブローニーを使うのに重さは300gも無いんじゃなかろうか?チャージなどはマッチ棒のようなのを1cmほど倒すだけだ。

巻き上げは裏蓋の赤い穴から見るスタートマーク式で、もちろんセルフコッキングなんて機構は付いていなくて、巻き上げたかそうでないかは記憶しだい。

少々老いのボケが入ってるのか、なんども写す直前に巻きあげたか?シャッターはチャージしたか?迷って結局巻き上げていて、多重露光のコマを量産してしまった。

ルールを決めておいて写したあとは必ず巻くという習慣をつければ、なんてことはないと始めは思ったが、それは現実とはそういうもので、まったく同じ失敗の繰り返しばかりで、

人間の記憶の不確かさを痛感した。

とにかくフレアーは出るは出るはで、現代のレンズでこれだけフレアーを出すのも至難だ。

ところが夜間撮影では点光源しか無いのでそのフレアーが良い雰囲気を醸し出している。

若者の町アメリカ村で残った2枚を手持ちで撮ってみた。(1枚は前述のごとく多重露光で、これはこれで面白いのかも)

なんと中判レンズで1/8秒が切れた!まさか手ぶれ補正なんかは付いてないが、蚊のクシャミのようなレンズシャッターでそんなことが可能なのだろう。

ストラップ環も無いのでわしづかみしながらの写真散歩だったが、なんだか楽しかったんです…これが(笑)

子供のころに駄菓子屋で買った日光写真機の懐かしさだろうか?(知らないでしょうなぁ…)

いま高級デジイチが売れていて、客層は熟年のおじ様おば様族らしい。

そんな中で行きつけのカメラ店で聞いた話しはそんな高級デジイチを買っても、なにを撮っていいのか分らず、写真教室ににわか参加する人が多いらしい。

AF・AE・手ぶれ補正・連写と目をつぶっても鮮鋭な写真が撮れる現代カメラは、かえって人間の想像力を生み出すことができないのかもしれない。

このAlsaphot Dassas3というカメラはオーナーがメンテナンスをしようと誤ってカメラをコップの水の中に落としてしまった水没カメラだったが、奇特なリペアマンによって修復された名もない写真機。

ツァイスやライカの描写には遥かに及ばなくても、フランス生まれのカメラは世界大戦も生き延びて遥か日本までたどり着いて、決定的なダメージを受けながらも、

ふたたび蘇って現代を写せるというのは凄いことで、高度化するデジの対局にあるクラカメたちも面倒くささがかえって、現代人を癒すことで生き延びていくのかもしれない。
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冬の植物園        Norita 66 Norital 80mm f2

2012年02月29日 14時21分24秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL


Kodak T-MAX100 Rodinal 1:50 20℃ 9.45min




Kodak T-MAX100 Rodinal 1:50 20℃ 9.45min




Ilford PAN-F+ Rodinal 1:50 20℃ 10.45min



今夜は一昨日観た映画の話を書いてみよう。

EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE 『 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 』

この日本語のタイトルが気になって、公式サイトを覗いてみた。

予告編のフォトギャラリーには昨年の春に僕が買ったEXAKTA Varex最初期型という、左手で巻きあげて、左手でシャッターを押す、

変則的なカメラを主人公の少年が使っていて、どうやらこの物語に重要な役割を果たしているように感じさせた。

そんなことも、この確定申告の忙しい時期に映画館へ足を運ばせた、ひとつのきっかけだったかもしれない。

物語は9.11のアメリカ同時多発テロで最愛の父を失った少年が、一年を過ぎても父の死をまだ受け入れることができずに、

自らを傷つけ、事故の日から魂が抜けてしまったような母親との、いさかいの毎日に心を傷つけている少年の日常から始まる。

そんな中で少年の心を癒すのはあの日のままの、父の部屋に入って身につけていた父の匂いを嗅ぐことだった。

少年には誰にも打ち明けられない秘密があった。

テロの当日にWTCセンタービルから、自分にかかってきた父からの電話。

その最期のメッセージが入った留守番電話を母親にも聞かせずに、同じ機種を買って入れ替えて自分の部屋に隠している。

この、メッセージもラストへの重要な伏線となっている。

寝付かれない夜に父の部屋に入った少年は、はずみで父の遺品の衣装ケースから青い花瓶を落として割ってしまう。

粉々になった花瓶の中からblackと記された小さな紙袋に入った一本の鍵を見つけた。

この鍵に合う鍵穴を見つけることで、父と別れる前日まで二人で探していたちいさな探検を完結させることができるかもしれないと思った。

少年は「とても利口だが不器用」とカウンセラーから診断される心理的な弱さがあって、電車やエレベーターに乗れない。

初めて会う人とも意思の疎通がうまくとれない。

騒音や赤ん坊の泣き叫ぶ声にパニクってしまう。

きしむ鉄橋やブランコが苦手で心の動揺をうち消すため、タンバリンを鳴らしながら歩いている。

そんな少年が電話帳から探した数百人も居るマンハッタン地区のblackという人物らしい人を探しだして、

鍵の意味を打ち明けた人々のポートレートをEXAで撮ってファイリングしていく毎日がはじまった。

いままで出会ったことの無い人々から様々な影響を受けながら、驚きの奇跡の出会いへと物語はつながっていく。

このラストはとても素晴らしい演出で日本映画なら、ただのお涙ちょうだいの感動物語なのだろうが、僕などは感動で泣くのを通りこして、慟哭を抑えるので精一杯だった。

いつもセクシーで快活な役が多いサンドラ・ブロックが魂の抜けた母親役を好演。

少年役のトーマス・ホーンは硝子の心を持つ少年を、天才的ともいえる演技でトム・ハンクスをも圧倒していた。

また少年と鍵穴を見つける探検に同行する失語症の老人役のマックス・フォン・シドーも素晴らしかった。

両手に描いたYESとNOで少年と会話をするのだけれど、傷ついたもの同士には言葉は必要ないのかもしれない。

9.11をテーマにした映画は過去にもあったが、3.11を経験して未だ立ち直れないでいる最愛の人を亡くした多くの日本人の方にも見て欲しいと願う。

それはとても悲しい現実だけれど、ラストは心を揺さぶる素晴らしい映画で、大作主義のハリウッドがこんな映画を企画製作できることに敬意すら感じた。

人は誰もが鍵を持って生きている。

その鍵に合う鍵穴を探しながら。

でも大概の人はあきらめて、いつしかその事を忘れてしまう。

この映画を観る前と後では生き方さえ変わってくる。

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以前からずっと気になっていたノリタ66という1960年代頃から1970年代頃に約5000台ほど造られたブローニフィルムを使う中判カメラを手に入れた。

開発者は乗田氏という方で、そのまま名字を英語読みの製品名にしている。

ノリタ66にはTTLファインダー付きやOEMの何種類かがあって、僕のはGRAFREX NORITAと冠された輸出用だった。

もちろん一般のカメラ店では並ぶはずもない骨董品だが、超広角から超望遠までのシステムを揃えていて、そのレンズ評価は日本より海外で高い。

そのうちの広角レンズなどは東京の早田カメラのブログでも高評価がされているレンズだ。

中判でF2の明るさを持つ物はハッセルの100mmと645のコンタックスくらいか?

僕のは落札したあとから判ったのだが、角部分の真鍮鍍金が靴墨?で隠されていて、シャターも1/250秒しか動作せず、それもたまに開きっぱなしになるジャンク品に近いものだった。

まあ値段も安かったけれど、それでも肝心のレンズはクリーニング済みとの説明どおり綺麗だったので、クレームをつけずに手に入れた。

さて、はたしてこんなカメラを修理してくれるカメラ屋さんがいるのだろうか?

ネットで検索をかけまくって、拾えたのが熊本にある「光学工房 ひさなが光機」というリペア店だった。

そういえば帝塚山のギャラリー・ライムライトのオーナーがローライの修理はひさなが光機さんに頼んでいると、聞いた記憶があった。

修理期間は1.5ヶ月ほどかかったが、たいへん良心的な価格で(ファインダーが少し暗かったので、サードパーティ製での交換をお願いしたのだが、

作業は可能だがオリジナルのほうが良いとのアドバイスをもらって、このリペアマンのカメラに対する良心をとても感じた)仕事も完璧だった。

レンズは噂にたがわず開放からたいへんシャープで立体感のある描写をする。

コーティングはモノコートのようでファインダーを覗くとF2が本当なの?というくらいパンフォーカス気味で接写でも背景はあまりボケて見えない。

はじめはレンズの中身を交換されて売りつけられたのでは?と疑ったくらいだ(笑)。

でも現像をしてみみると開放F2はまさしくで、僕の好きな描写で一安心。

今夜はテキストを書きすぎて画像のスキャンが間に合わなくなったが、またつづきを更新します。
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流星トレイン       Canon New F-1 Canon EOS-1V Rodinal 1:50 20℃ 11.5min

2012年02月04日 02時45分57秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL


Canon F-1 FD 24-35 F3.5 aspherical Kodak T-MAX400




Canon F-1 NeW FD 85mm f1.2L agfa APX100




Canon EOS-1V CarlZeiss Distagon 28mm F2 ZE agfa APX100




Canon EOS-1V 50mm f1.2L agfa APX100




Canon EOS-1V 50mm f1.2L agfa APX100




Canon EOS-1V CarlZeiss Distagon 28mm F2 ZE Kodak T-MAX400




Canon EOS-1V CarlZeiss Distagon 28mm F2 ZE agfa APX100




Canon EOS-1V Carl Zeiss Distagon 28mm F2 ZE Kodak T-MAX400





ずいぶん前に読んだ小説で重松 清の 『流星ワゴン』 という本がある。

主人公の永田は38歳になるサラリーマンだ。

中学受験に失敗して、ひきこもり家庭内暴力をくり返すひとり息子。

テレクラで浮気を重ねる妻。

会社からはリストラを告げられ、癌で余命いくばくも無い父親に月に数回会いに行くのは、父親からもらえる交通費という名目のわずかな小遣いが彼の目当てだ。

『もう、死んじゃってもいいかなあ…』 漠然と考えたとき、目の前に5年前に交通事故で死んだはずの、父子が運転する一台のオデッセイが止まった。

そのワゴンを運転する死者は、なぜかすべて自分のことを知っている。

いまから 「たいせつな場所」 へ連れていくと告げられるまま、彼を過去へと乗せていくが不思議と恐怖心は無かった。

そこで自分と同い歳の若かった父と出逢った。

『僕は、父と友だちになれるんだろうか?』

過去にさかのぼるたびに、妻や息子がどうして、そうなってしまったのかきっかけを知ることになる。

何とかしなければと思いながらも、2人に救いの手を差し伸べられない。

『僕の人生は、もう一度やり直せるのだろうか?』

彼がオデッセイに乗ったときに、もう彼はこの世にいなかったのか、それとも過去の岐路に立った彼はもう一度、人生をやり直せるのだろうか。

そんな小説だった。

本質的な部分で、昨年に見た一押しの映画 『BIUTIFUL』 の父性愛に通じるものがあるように思う。

もし、あなたの前に黒いオデッセイが止まったとき、あなたは乗ることができますか?(笑)

※撮影・現像の時間がなく、ロジナール現像液を開封して6ヶ月目(空気を追い出すチューブには入れていたが)のを使ったが、やはり酸化が進んでいて粒状がすこし目につく。

酸化は予想できていたから、攪拌で調整をしたけど、(ロジナールは現像時間よりも攪拌での変化が大きい)まあいっか、決算報告も済んだし気温が上がればまた撮りにでかけよう。



毎日がただただ忙しく、慌ただしく過ぎてゆき、なかなか写真も撮れずフォトブログの更新もできないが、

そんななかで、ふとテレビから流れてくる曲に気持ちが和む、『 流星 』 というコマーシャル曲で、向井理の温かなナレーションも、手嶌葵の透明な歌声も、吉田拓郎の作詞作曲もどこか懐かしい。

この懐かしさは、どこからくるのだろうと検索してみたら、若い頃によく聴いた拓郎のアルバムに入っていた歌だった。

歌い手が代わるだけで、こんなにも印象が変わるものなのかと驚いてしまう。

それとも若いころには見過ごしていた、些細なことがらに触れてきたからだろうか。

『子供の頃、見ていた夢とは違うかもしれない。だけど、この仕事でほんとうの自分になれた。』

もうすこし頑張ってみようかな。

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神戸     Canon New F1 Kodak T-MAX100 Agfa APX100 Self development Rodinal 1:50 20℃ 12.2min

2011年11月30日 00時10分06秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  Kodak T-MAX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  Kodak T-MAX100



Canon FD 24-35 f3.5 Aspherical  agfa APX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  Kodak T-MAX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100



Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100
 


Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100
 


Voigtlander APO-LANTHAR 90mm f3.5 FDmount  agfa APX100
 



この、ひと月はまったく写真を撮っていなかったしカメラさえいじっていなかった。
仕事で使う旧いOSで動くMacをネットで集めてはHDやメモリを乗せ変えて、蘇らせていた。
例えば現在も稼働中の米国のレーザープリンタが15年前に60万で購入したのが1円(これを落札したときは信じられなかった)とか、
PCだって当時の最速スペックだったG3が40万したのが3,000円だったり。
いちばん高かったのが、これで3代目になるApple拡張キーボードⅡだ。
これは数あるキーボードでも入力タッチは傑作で銘機といわれるキーボードだ。
過去2代使っていたのはカナが入っていない英語のみのタイプで、米国直輸入のやつだった。
当時、高いキーボードでさえ5千円ほどだったが、これは2.5万もした。
ヤフオクで見つけたのは日本語版だったがデッドストックで1.2万したが、さすがこんな旧いキーボードに1.2万も出すものは居なく、
あっさり一人入札で手に入った。
いかにも手の大きい米国人むけらしいキーボードは通常の1.5倍くらいの大きさがあるが、その音とタッチの感触をいちどでも知ったものは離れられない。
このように考えようによっては、メモリもHDもいまはいくらでも高スペックのものが手に入るので、OSとアプリケーションのバージョンさえ上げなければ、
最高の状態で快適に仕事が出来る。
恐いのは故障だが、こうして予備を3台も準備していれば、この先もう何年も心配はなさそうだ。
スティーブ・ジョブズが亡くなったのを聞いて、僕が初めて買ったSE/30を押し入れから引っ張りだして、電源を入れてみた。
もう十数年経った記憶が、あのジャァーンという懐かしい音とともに漢字トークのハッピーマークが小さな、
9インチのモノクロ一体モニターに映し出された。
母が春に亡くなって、休日に写真を撮る時間が出来たが、母の死と同時に仕事での共同だった兄が癌でリタイヤして、
今度は介護より仕事での負担が夏ころまで伸し掛かって相当まいってしまっていた。
最近は仕事もどうにか順調に回りはじめて、すこし時間の余裕ができたら、このようにPCをいじったり、
すこし夜に時間が出来ればネットでバイクを落札したくて(あくまで気分だけ)深夜まで覗いたりで、あいかわらず
睡眠時間は5時間そこそこだ。
いまガレージで眠っているのはホンダのファイアーストームVTR1000FというイエローのVツイン。
好きなバイクは、イタリアのモトグッツィやドイツのBMWやイギリスのトライアンフなどだが、
最近はホンダの400F(4in1のエキパイ4本が流れるようなヤツ)と750FB(いわゆるナナハン)それから
体力と金があればCBX1000(史上初6気筒エンジンを積んだモンスターマシーン)だ。
しかし、あれこれ考えてみると、カメラもパソコンもバイクにしても興味が湧くのはみんな30年ほどまえの物ばかりです(笑)
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Filmの逆襲    ロシアンカメラ kiev4 Rodinal 1:50 20℃ 1hour Stand development (無攪拌・静止現像法)

2011年02月06日 09時38分05秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL

〈 見つめる 〉 Zeiss Jena Sonnar 5cm f1.5(1937年製 Noncort) AGFA APX-100 ロジナール静止現像(1:50 20℃ 1時間)




〈 見つめる 〉 Zeiss Jena Sonnar 5cm f1.5(1937年製 Noncort) AGFA APX-100 ロジナール静止現像(1:50 20℃ 1時間)



このkiev4(50mmF2つきで6500円)が買って2ヶ月で今週壊れてしまった(泣)

いや2ヶ月といっても実働は3回くらい日曜の夕方から持ち出しただけだった。

初めは1本のうち1/50秒から低速がシャターの後幕が下りなかったりするのが2,3コマだったのに、

(シャッターボタンを押し込まないとこの症状がロシアカメラでは出るそうだ)このフィルムは半分くらい駄目だった。

そして、先週の夕暮れにカラーフィルムを詰めて大阪の海抜0メートル地帯を写真散歩にでかけた。

撮影者なら誰でも年に数回は手応えのあるシーンに出くわすだろう。

僕もあるけれど、この日はそれが何度も訪れた。

夕日が遠く伸びた防波堤を逆光のなか少年がスケボーに乗ってこちらに向かってきた。

レンジファインダーは不思議なものでプリズムを介して覗くからか自然に構えても平気で相手を写せる。

相手と視線が合ってもあまり気にならない。

これは二眼レフにもいえることだが、ストレートに相手を見つめないことで心の中に安心感が働いているのかもしれない。

こちらが堂々とカメラを構えていると相手も自分を撮られているような緊張感はかえってないようだ。

これがデジ一の大きなズームレンズだとこうはいかない。

次にやくざ屋様のお兄さんを夕日をバックに写させて頂いた(こちらは恐いので背中だけ(笑))

そして海抜-0の路地を高台から見下ろしているとランプを点滅させながら疾走していくパトカー等々。

この日は他にEOS1-VにDistagon28mm付きを持っていたが、良いのはすべてこのkievで撮っていた。

期待してネガ現像(カラーの時はネガ現像のみ)を取りに行ったら、なにやら紙が入っていてシートにネガが見えない?

ケース長巻のままだ?あぁライカM3でもときどきあったコマ間を機械で切り出せないんかな?と

がぁ~ん!!

全コマ感光してました!シャッター膜が開いたままでした!

帰ってkievを調べるとシャッター音はちゃんとしているのにシャッター膜は下りず途中で止まったままだった(泣)

74年前に天才ベルテレによって造られた孤高のハイスピードレンズZeiss Jena Sonnar 5cm f1.5(レンズコーティング無しで安値)と

戦後の混迷期Zeiss Opton Sonnar 50mm f1.5 T(絞り値重く安値)を買っていたのに(どちらもライカと比べて人気無くライカの1/3~1/4の価格)

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① あらかじめ22℃~に暖めた部屋にロジナールを50倍に溶いた20℃の現像液、ステンタンクを予熱しておく。

② 慎重に泡を立てないように注ぐ、前攪拌も泡取りのタンクを叩くこともしない。

③ そのまま20分ほど様子を見て熱ければ濡れタオル冷たければドライヤーでステンタンク内を調整しながら温度変化がないようなら1時間そのまま。

④ 結論は、8~13分の現像と僕にはあまり違いが判りませんでした(笑)

⑤ ただ露光オーバーのネガ濃度が濃いコマもハイライト部が潰れたり、ハイコントラストになったりはしませんでした、無攪拌でも現像ムラはありませんでした。

⑥ 希釈率と時間ではネガ濃度は変わりますがある濃度以上には進行しないということが分かりました、ただ温度を上げる、前浴する、攪拌でコントラストは上がります。

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Filmの逆襲          RODINAL 1:50 20℃ 1hour Stand development (無攪拌・静止現像法考)

2011年02月01日 23時46分45秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL

Canon F-1 New FD 85mm F1.2L Agfa APX100 RODINAL 1:50 20℃ 15min(Normal development)



いま深夜にフィルム現像をしているが、ロジナールという海外の現像処方で1時間なにもせずに、無攪拌・静止現像というのを試している。

普通は店でモノクロフィルムの現像を頼むとたいていD76という現像処方で仕上がってくる。

現像所ではフジドールかD76という現像液の原液処理で補充剤を加えながら高温(自動現像機でだいたい30℃以上)で処理されている。

この30℃という高温は自動現像機に冷却装置を取り付けると、とんでもない複雑なシステムになるために、ヒーター熱によって沖縄から北海道まで一年中を一定の温度で簡易に保つためだ。

自分も仕事上、自動現像機(僕の場合はリスフィルムというシート状の完全な白と黒に分離した製版用フィルム)を使ってきたが、高温のため現像時間はとてもシビアでローラーの管理や液の疲労に神経を使った。

ただ僕らのようなアマチュア写真家が自家フィルム現像をする場合は原液を倍程度に薄めて20℃~24℃程の温度で、せいぜい5分~10分で処理しているのが普通だ。

海外ではこのロジナールを原液に1対して50倍または100倍200倍というとてつもない薄さで(結果コストはバカ安)長時間現像するという処方で素晴らしい写真が多く発表されている。

コストは安くつくが手間は企業ではとても実現不可能なので、アマチュア現像家の独壇場だ。

ここではその効果や利点は省くが(概ねハイライトからアンダーまでの豊かな階調と鮮鋭な描写)、一度でも自家現像をやった人なら、液を注いでから1時間タンクにいっさい手を触れないで温度を管理する、というのがどれほど勇気(笑)とたいへんな労力がいるか判ってもらえるだろう。

先ほど、おそるおそるタンクを開けてみるとムラもなく(フィルム現像には攪拌〈タンクをゆすって液を混ぜることによって現像ムラを防ぐことが出来る〉ほど大切なことはないと一般では語られる)
思ったより黒いネガにもならず(先ほどの一般的な現像時間が6分だとすると、時間が2分か3分オーバーすると硬調な黒いネガになる)美しいネガができました。

上の写真は同じロジナールを50倍に薄めて(初めて使う人はほとんど水なのでめっちゃ不安)前攪拌なしだが3分おきに1回の割で極めて静かに倒立攪拌していて、15分で仕上げたが、それを長時間放置プレイ(笑)だからもっと真っ黒やカリカリのネガになるはずなのだがここが不思議だ?

この、詳しい原理は知識派の説明に任すとして自分は、いちかばちか派なので自分なりにデーターを積んでいこう。

日本ではググッても、RODINAL Stand developmentという極めて特殊な現像法なので実際のネガ濃度やデーターがあまり紹介されておらず、後ほど詳しいデーターや結果を載せてみます。

ところで、なぜか最近は書店でフィルム式カメラ本(若者・女子向け)がたくさん出版されています。

ひところのデジタルブームでフィルムそのものがあわや消えてしまいそうな気配だったのに?で、ふと気づきました。

これってフィルムの逆襲が始まったのでは、と。。

世界中にはまだまだこんなにもたくさんフィルムあるんだよ♪『みらいフィルムズ
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N O B O D Y K N O W S EF 50mm F1.2L PAN-F plus

2010年08月23日 21時01分43秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
22日の日曜日に約2週間にわたる『ありがとうナダール!』Gr展が無事終了しました。

ご来場くださった方々、また拙い私の写真に対して暖かい応援メッセージを書いてくださった方々には、この場を借りて御礼申しあげます。

今回は一週間前までテーマが決まらずにナダールギャラリーに対してのお礼の気持ちをこめた写真というのを、ぼんやり考えていたので結局、

最後までまとまらずに2週間前に撮った―遠雷―のトップをオリエンタルシーガルのバライタでプリントしました。

なんだか春と夏つづけて展示写真はpentacon sixばかりのようです。

このカメラのコマだぶりも解決法をみつけてから12枚撮りが18枚くらい撮れていた(爆)のが13枚をコンスタントに写せて、

リーズナブルな点とローコントラストの美しい描写に魅せられてしまったようです(笑)

搬入のとき、他の会員たちの写真を見て " ありがとう!"にこだわらなくてよかったんだとほっと一安心したり。

今回は紙焼き写真を1点とA4プレス+イージープリントを提出とのことだったのでプレスにてナダールへの感謝のメッセージを書かしていただきました。

いつも実行委員のメンバーの方々にはおんぶにだっこで会場へ詰めることもせず、差し入れと半時間ばかりの鑑賞をさせてもらいに1回だけ寄りました。













































lens:EF 50mm F1.2L
film:ILFORD PANF PLUS(ISO50)
developer:RODINAL 20℃±0.5 1:50 12min 5min/3Mix
scanner:EPSON GT-X970

*このじゃじゃ馬現像液のRODINALもどうやら使い勝手がわかってきたようだ。

先の現像から撹拌を次第に少なくしていき、今回は液注入から4分ごとに1回の半倒立撹拌を静かに12分間で計3回しただけだった。

注入直後の連続攪拌も無しだが、希釈率50倍~200倍といいD76を1:1で慣れてきた者にとってはこんなに薄めて大丈夫?とドキドキの連続だ。

目標はムラを起こさずに無撹拌でのエッジを効かせたトーン豊かなネガ作り。

この現像液でのエッジが効いたコントラストを付ける現像はだいたい分かったので、ときどきはXTOLも使わないと。

なにせこちらは5Lも溶解しているので夏場は保管がたいへんだ。
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EOS-1D Mark II sigma macro70mm F2.8

2009年04月10日 00時55分58秒 | フィルムカメラ・現像・RODINAL・XTOL
来訪者用への展示ファイルを数点2部づつA4にキャビネサイズのものを貼りつけたのをナダールに渡してきた。
文章はブログからコピペしてワードで印刷したからラクチンだった。
でも、キャビネといえど焼き込み、覆い焼きしてスポット仕上げもしたから今回は仕上げの楽なRCペーパーを使った。
キャビネサイズは試し焼きにしか今まで使ったことがなく、錆びついた半切用イーゼルでの位置決めに手こずってしまった。
この2週間は仕事のほうが忙しくて寝る時間もままにならないけれど、時間をやりくりしながら日曜の半日をこれに使った。
うぅん、けっこう楽しかった♪
自分のためにプリントをする楽しさは大きさではないことを改めて実感した。
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