あなたを見つめて。。 monochrome life

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四月の散歩道    ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5 & NORITA66 Noritar 55mm F4

2013年05月22日 13時02分12秒 | 散歩道シリーズ


ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5





NORITA 66 Noritar 55mm f4.0





NORITA 66 Noritar 55mm f4.0





NORITA 66 Noritar 55mm f4.0





ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5





ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5





NORITA 66 Noritar 55mm f4.0





NORITA 66 Noritar 55mm f4.0





ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5





ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5





NORITA 66 Noritar 55mm f4.0





ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm f3.5


雨の夕方の日曜日に少し時間が空いたからROLLEIFLEX 3.5Fを一台持って大阪駅から次の駅の中津まで歩いた。

高架下でホームレスが深夜に数人の少年から暴行を受けて死んだとの記事が壁に貼られていて、

花束が置かれていた。

いわゆるホームレス狩りという馬鹿な人間の歪んだストレスのはけ口の犠牲になったのだろう。

数年まえに僕もこの高架下を撮っていて、そのときは偶然にホームレスが写っていた。

足の悪い人だったが犠牲になったのは彼だったのだろうか?

この花束の写真を数枚撮って、手を合わせてから薄暗くなりかけた町を当てもなく撮った。

4月に入ったとはいえ花冷えでとても冷たい雨だった。

数週間して晴れた日曜にまた、すこし時間が出来たのでNORITA 66を持って同じ場所を歩いてみたが、

壁の記事も花束も痕跡なく片づけられていて、この場所で名も知れない一人の男が殺されたことの気配すら、

感じられなかった。  MONKEY MAJIK 「If」

【後記述】

カメラはどちらも40年ほど昔の単層コーティングレンズにフィルムはISO100のフジのリアラエースだが、

それにしてもいつもながらRolleiは手持ちが効く。

中判で標準とはいえ75mmの焦点距離に変わりなく、トップの献花はわずか1/8秒だ。

400のフィルムも持っていたが、通りすぎていく人々を無関心のようにブラしたかったから、

なんども、息を止めて、息を止めて、死にそうになって撮った(笑)

Rolleiは1/15秒では自信があったが、今回はすこし不安だったけれど、他のカットもすべてブレてはいなかった。

デジタルの手ぶれ補正なんぞクソ食らえだ!(笑)

Rolleiを持って出た雨の日曜は、ipodへダウンロードしたばかりのMONKEY MAGICの「 if 」を聴きながら歩いていた。

「もし、あのとき…」これは誰もが、自分の過去への後悔を打ち消すときに、頭をよぎる言葉だが、被害者も加害者も

「もし、あのとき…」ほんの僅かな時間さえ違っていたら、こんな不幸は起こらなかったのだろうか?


コメント (6)
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