あなたを見つめて。。 monochrome life

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『青空食堂』   Rolleiflex 2.8F TRI-X RODINAL 1:50

2010年10月28日 23時04分40秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E




以前、深夜テレビで『深夜食堂』という小林薫が主演のドラマをやっていた。

小林薫といえば唐十郎劇団出身の性格俳優だが、シリアスものからナニワ金融道の極道取り立て屋まで演じる大好きな役者だ。

もし、このドラマを観たことがないなら、最近DVDになったと聞くからぜひ観てほしい。

ギャラクシー賞10月度月間賞を受賞したと聞くし、韓国でも話題になってリメイク化されるそうだ。 

そこは新宿ゴールデン街で深夜0時から朝まで開店する『めしや』だが、裏社会で生きる男や女が夜な夜なこの店に集まってくる。

小林薫はこの店の主だ。

素性は誰も知らないが僕はもとは筋者で、それも名の知れた兄貴だと思って観ていた。

「注文してくれりゃ、あるもんなら何でも作るよ」がこの主の口癖だ。

警察にこれから自首しようとするチンピラヤクザが、ラーメンを作ってもらう。

この店で彼が作るラーメンはインスタントラーメンだ。

でも、味付けに工夫があるのか主の心のトッピングなのか、このラーメンを食べた人はみな涙を流しながら旨そうにラーメンをすすっている。

この青空食堂という名の2M四方の犬小屋(しっ失礼)のような、小さな立ち飲み屋が以前から気になっていた。

この日はKさんのGr展に伺って、帰りに飲みましょうということになったが、北畠のような山の手では気の置けないお店がなかった。

そのとき、ふと思い出してこの青空食堂の話をしたら行きましょうということになって、路面電車に揺られて阿倍野斎場前へ やってきた。

美味い!安い!いや、やっぱり美味い!(笑)

目の前の鉄板でマスターが焼いてくれる焼肉セットが一人前500円だが、味付けも量もお店では1000円以上は確実に取られる。

片側3人づつで6人ほど立てば満員で、雨が降っても軒下もない、まさしく『青空食堂』だ。

ただ、時折り目の前を通過する路面電車のチンチンという発車音と、晴れた夜なら少ないながらも星空と夜風が気持ちよく心の酔いをも誘ってくれます。

この夜はKさんにお腹いっぱいご馳走になりました♪
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撮られたら撮りかえせっ!

2010年10月25日 22時20分08秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
   Pentacon6 Biometar 80mm F2.8 Ilford PAN-F(ISO50)RODINAL 1:50 14min StandDevelop

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LimeLight

2010年10月19日 22時43分45秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
    Rolleiflex 2.8F Planar80mm Ilford PAN-F (ISO50) Rodinal 1:50 20℃ 14min 無攪拌現像












日曜日は帝塚山にあるレンタルラボ&ギャラリーのLimeLightを訪ねた。

拙ブログでコメントをくださるKさんがGelatin Silver Printのグループ展に参加されていたからだ。

場所は帝塚山三丁目という閑静な住宅街に、そのギャラリーはあった。

プレートなければ素通りしてしまいそうな、一般の日本家屋でギャラリーも下8帖、二階8帖の和室を改装したままで、なんと床の間がそのまま展示の一部になっていたのには驚いた。

階下の奥に6帖くらいのレンタルラボがあり、旧いフォコマートとラッキー69、4×5の引伸機と使い勝手の良さそうな長いシンクが設置されてあり、中で若い女子と男性がプリントを終えて水洗に入っていた。

5時に伺う約束で30分ばかり時間があったので路面電車を降りて、半径500mほどを歩きながらブローニーを1本撮った。

12枚撮って半分載せてます(笑)がデジタルで撮ったとしても100枚撮って選ぶのは5~6枚だから、結局は同じなんだよね。

ギャラリー名のLimeLightはチャップリンが初めてスクリーンで素顔を出した、美しく哀しい好きな映画だったから一度聞いたらすぐに覚えることができた。

LimeLightの由来はまだ白熱灯が発明されていない19世紀ころに、石灰(Lime)で固めた筒を酸水素炎で熱すると強い白色光が発生して、その光りをレンズで集めて舞台照明に使われたことからきている。
* 石灰(Lime)の灯火(Light)

また別の意味では名声や花形とも記されている。

映画 ―LimeLight―

かつては名声を博した道化師もいまは落ちぶれて酒浸りの日々を送っていた。

ある日、彼は美しいバレリーナを助ける。

彼女は足の麻痺で踊れなくなった自分の治療費を稼ぐために、娼婦になって身を削ってくれている姉を見て自殺を図ったのだった。

道化師の献身的な愛でオーディションに受かった彼女は、自分の努力もあってやがて人気バレリーナに育っていく。

有名作曲家からプロポーズされたバレリーナは、道化師の愛を忘れられずに断ってしまう。

親子ほども歳の違う道化師に彼女は胸の内を打ち明けるが、道化師は彼女の将来を思い、ひとり街を去ってゆく。

戦争が始まり今ではヨーロッパでも指折りのバレリーナになった彼女は、今も道化師を慕って結婚をしていなかった。

そんなとき街角で大道芸人にまで落ちぶれた道化師と再会した彼女はもう一度彼を表舞台にカムバックさせようと奔走する。

そして彼は大きな舞台に立つことになった。

かっての道化師を知る満員の客席から鳴りやまぬ拍手と喝采の中で、道化師は名声のあったころの身体の動きを年老いた今の身体に合わすことができず舞台の奈落に落ちてしまう。

観客もバレリーナも彼が舞台の袖からはけたと信じてその事故を誰も知らない。

ライムライトの眩い光りの中で美しく踊るバレリーナを見つめながら道化師は静かに息をひきとってゆく。。
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銀塩写真プリントの削り黒フチをPCで作ってみる

2010年10月14日 22時32分38秒 | Digital

Canon New F-1 FD85mm F1.2L 過去の画像をテストに使っています。

今日はフォトショップで遊んでみた。

僕たちがモノクロームプリントに夢中だった銀塩フィルム全盛のころはこんな黒フチを付けるのが流行った。

外国のフォトグラファーのがカッコ良くて自分でアルミのネガキャリアー(フィルムを押さえて引伸し機に装填するアルミ枠)を削り出して作るのだが、なかなか思ったようには削れない。

失敗すれば数千円が無駄になるので、プリント焼付のときにイーゼルマスク(印画紙を押さえる薄いアルミの枠台で投影した画像より少し大きめに設定
すると細いマジックで引いたような黒線が焼き付けられる)でする人もいた。

自分もなんどか好みの枠を作った、作業はこうだ。

まずネガキャリアをヤスリで削ることだが、キャリアの正規品はネガよりわずかに小さく作られている。

それをヤスリでネガよりすこづつ広げながら削っていく。

それによってネガとキャリア枠に隙間がネガの素通しの部分になって、光を通し、露光過多によってその部分が黒く縁どられる。

ただ、簡単なように書いているが闇雲に削っていくのではない。

内側の濃い部分はネガの膜面側でここで、ほぼ全体の黒ワクの印象が決まる。

もっともセンスが問われる部分だ。

あまり綺麗に削ると写真が納まりすぎて面白みに欠けるし、荒々しく削ると写真が負けてしまう。

外側の薄い部分はキャリアの上部分で厚みの分だけピントがアウトフォーカスになってボケる。

この内側と外側をバランス取りながら削っていくわけだ。

途中で引伸し機に装填して滲み具合も計算しなければならない。

人間の眼は視覚効果によって、まず白い部分に眼が入くという。

縁を黒く囲まれていることで第一印象の中心に行った視線がそのままとどまって、写真を印象的に暗示記憶させるというものだ。

それと私はトリミング(撮影のとき構図を上手くとれなかったものを後からカットする)をしていない、フルフレームで手を加えない写真を見せているという意思表示の現れとして使われた。

たまたま画像フレームを検索していたら懐かしい削りキャリアのフリー画像がアップせれていたのでテストしてみた。(鉛筆・消しゴムツールで自分好みに変化しています)

古いフォトショップでも簡単にできるので試してみると懐かしく楽しいかも。

2つの画像をアクティブにして枠画像の内側を測って貼り込む画像より少しpixelを落としておく。

自動選択ツールで白い部分を選択して範囲を2pixelほど拡張しておく。

はめ込みたい画像を全て選択コピーして枠画像に選択範囲内にペーストする。

矢印ツールで位置を自由に動かして決まればレイヤーを結合して仕上がりだ。

選択範囲内にペーストする代わりペーストしたレイアーにクリッピングマスクを設定して、画像を自由変形して黒ワクに合わせることも出来る。

こんなになんでも加工出来てしまうなら、デジタルオンリーでいいんじゃぁ?とのご意見も、もっともですが、すぐに結果が見れない現像までのわくわく感は手を離せば転ける
エアコンもヒーターも無い不便きわまりないバイクという乗物にどこか通じるものがあるように思えてしまいます。
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はじめましてWindows7 EOS1V EF50mm F1.2L TMAX RODINAL1:50

2010年10月07日 00時50分24秒 | Digital
大阪の落合渡船です、わずか1分2分の乗り合い船だがもちろん無料。

今回はGT-X970でスキャンした16bitグレーをTIFF570dpiで保存して体験版PhotoshopCS5でレタッチしました。
体験版PhotoshopCS5は30日間ならファイルにマーキングも転写されず製品版と同じに使用できます。
CS1までしか使っていないので下記の機能が前バージョンでも採用されていたらゴメンなさい。
ゴミ取りに便利なスタンプツールがゴミの上にかざしただけで結果が見えてすごく便利。
スポット修復パッチ(以前は修正パッチだけだった)が新しくなって魔法のように消したいものを不自然なく修整してくれる。
いつもはヒストグラム、トーンカーブで仕上げるが今回は露光調整が加わって、あたかも暗室でプリントを焼いているように、モノクロームの露光を調整できて使いやすくなった。
シルキーピクス、キャプチャーワン、ライトルーム3、OX2の最新体験版をダウンロードして使ってみたが、やはり老舗と最高価格ゆえか、いちばん使いやすくて高機能だと思う(あくまで主観です)
Photoshopはバージョン切れてるし高いから、しばらくはDARK ROOM2(日本のではなく米国のほう)とマックのCS1から転送して使うかな。


WindowsXPにあったメールソフトOutlook ExpressがWindows7では無くなっている(´゜д゜`)エー
どこを探してもメールソフトは見当たらない。
Windows7からはメールソフトWindows Liveメールをダウンロードしてはじめて使えるようになるからである。
通常はプロバイダーからの提供メールソフトやITサービス会社の無料メールソフトを使うがビジネスで無料メールソフトを使うのは、どこか気がひけて
プライベートとビジネスでメールソフトを分けていた。
ダウンロードは簡単でLiveメール独自のアカウントとOutlook Expressの時にはいちいちアカウントを切り替えて使っていたが、このLiveメールでは
複数のメールを一元管理できる。
これはとても便利で感心してしまった。
通常にダウンロードするとWindows Live Messengerも入ってしまうが、これがうっとおしい曲者で、XPのときにも削除するのに手こずった。
消しても毎回立ち上げるたびに大きなウインドウで出てくる( ゜皿゜)キーッ
毎回、出ないようにするにはWindows Live Messengerを開いてメニューよりツール→オプション→サインイン→全般→ログオン時に
Windows Live Messengerを実行する、のチェックをはずすことで表示されなくなる。
Windows LiveメールはOutlook Expressと似ているので、使い勝手はたいへん良いし過去のメールもインポート出来てこれは手離せないメールソフトになった。
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はじめましてWindows7

2010年10月02日 17時05分55秒 | Film Camera
CanonF-1 FD35mm F2.0 TMAX400 Rodinal1:50 standdevelop 20℃ 13min
汚れた透明アクリル越しの撮影

バクさんが以前ブログで載せていたGoogle日本語辞書を使ってみた。
仕事での入力はマックでの古いOS8.1環境だからATOK8(ふっ古い~)にXPは初期のHomeEditionなのでインストール出来ずにATO14を永年使っている。
IMEや僕のATOK8より変換効率は良いようだ。
サジェストもよく働いてくれている。
Googleサジェストとは、GoogleのWeb検索の補助機能で、ユーザーが入力している検索キーワードの候補をインクリメンタルサーチによって表示する機能である。
ここらは検索で培った数百万という言葉の資産が生きているんだろう。
ブログなどではよく使うカタカナ英語辞書(例えばモントリオールと打てばMontreolではなくMontrealが候補の初めに現れる)もIMEよりは候補が少ないがちゃんと装備している。
(追記…ツールメニューのプロパティ→サジェストで候補を選べてなんと9種まで追加できた、これも凄い!)
ただベータ版だから、いたし方ないが登録辞書に自動ペーストが使えない。
(ATOKでは選択した部分が自動的に書き出し欄に入って読みを入力すれば良いだけだ)
ちなみにコピペすれば使えますが。
それと致命的なのが手書き入力が使えないこと。
このような話し言葉での入力には難しい文字は出てこないが、人名や偏や旁からも読みの音訓でさえ推測できない文字が日本語にはまだまだたくさんある。
アルファベットは26文字こっきりだが日本字は約3000字はある。
俗字や変体文字まで含めると5000字くらいになるのでは?
僕はもともと電算写植(コンピュータ写真植字)オペレーター出だから、当時は2000文字くらいなら頭の中に並びの順番が入っていた。
それから顔文字が入ってない(笑)(*´д`*)ハァハァ
これはフェース文字のサイトからテキスト辞書で一括に入れれば使えるから問題ない。
ここまで入力しながら誤変換が無いのは流石!
このようなブログの入力にはもっとも適したインプットメソッドだ。
*“いんぷっ”まで入力したらインプットメソッドとサジェストされた賢い!
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