あなたを見つめて。。 monochrome life

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窓 Hasselblad 500C Planar 80mm〈PREST400〉

2008年01月29日 00時15分58秒 | Hasselblad 503cx
硝子というのはほんとに不思議なものだ
磨きこまれた窓ガラスはもちろん美しいけれどこんな汚れにまかせた窓ガラスも僕にとっては美しいもののひとつのようです
2mm足らずの板が風や香りや音まで閉じこめて光りだけを透過しています
この薄暗い部屋に居る僕から見れば外の景色はこの窓枠に閉じこめられているようです。。。

※ ブラジルへ移住する父や母や娘や息子たちはこの当時のままの硝子窓を透して日本の景色を目に焼きつけたのでしょう。
二度と帰れない過酷な運命をそのとき誰もが予想しなかったのです。。。
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apartment house Hasselblad 500C 80mm〈PREST400〉

2008年01月28日 02時13分35秒 | Hasselblad 503cx
この日は久しぶりにHasselblad 500Cを持ちだした
夕方からの撮影しかできなかったので手ぶれし難いローライをつい選んでしまうのも原因だった
けっして飽きたのではない
むしろこの独特のシャッター音を聞きたかったくらいだ
それにいつもはウエストレベルなのだけどネットで落としたキエフのアイレベルファインダーの使い心地も早く試してみたかった
結論からいうとウエストレベルを永く使ってきたからか左右逆像がかえってインプットされた頭から打ち消すのが困難だった
習慣とは恐いものだと思いました
ただ自然な目線で覗くプラナーもなかなか美しいものでした。。。
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傘 EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈NEOPAN1600〉

2008年01月27日 01時20分18秒 | Film Camera
夜の雨の冷たさに帰ろうとしたがいつも行く宗右衛門町の大黒橋まで足をのばした
この橋は僕のお気に入りで何度か気に入った写真を撮らせてもらった場所だ
橋のなかほどでやんちゃそうな若者が雨に濡れながら橋の欄干にもたれかかっていた
女の子なら絵になるがと見ていると下から階段を小走りに傘をさした女性が駆けてきた
手にハンカチを持っていたから階段の脇にある公衆トイレに寄ってきたのだろうか
傘を若者にかけてハンカチで髪や肩を拭いてあげていた
橋の上で話をしていたら女の子がトイレに行きたくなって傘を彼女に手渡して自分は濡れて待っていたのだろうか?
立ち去る二人の後ろ姿を見ながらやんちゃそうな若者の優しさを垣間見た気がした。。。
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さよなら EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈PREST400〉

2008年01月26日 22時55分35秒 | Film Camera
市営の動物火葬場へ車でわんこを運んだが夕方に合同火葬するとのことで次の日曜に隣に建立されている動物慰霊碑へお参りに行った
夕方しか出れなくて地下鉄と市バスを乗り継いででかけた
カーナビでなんなく行けたがバスでは方向が分からずずいぶん迷った
おまけに朝から寒波が到来して雨まで降っていた
ようやく道を思いだして火葬場わきの慰霊碑に線香をあげてお参りをすませた
雨の中、猫が一匹、慰霊碑のそばで座っていた(お供えを食べて暮らしているのだろうか?)
猫は濡れたままじっと目つぶっていたが辺りは雨の夕暮れですっかり薄暗く人気もないから猫を見るのが怖くて怖くてなるべく目を合わさないようにしていた(笑)
だって、もしかして動物霊が猫の姿に…とか。
バス停にもどってはじめてその火葬場が巨大煙突を目印にしていたことに気づいた
バスを待っているあいだ、港湾の工場地帯には僕しか居ないような気がした
傘を伝う冬の冷たい雨で手が痺れて感覚もなくなっていた
手前のバス停までバスが近づくと最近は電光掲示板が光ってメロディを流すらしい
はじめての音にふり向くとあの煙突からまっ白な煙が流れていた
この日に火葬になった動物たちかな・・
ここは淋しすぎるからもうおそらく来ないだろうと思う
ここに来なくても、いつも想いだしてるから…と胸のなかでつぶやきながら煙突から流れる煙を見ていた。。。
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ゼラニューム ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈ILFORD PAN50〉

2008年01月25日 00時43分57秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
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up↑ EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈ACROS100〉

2008年01月23日 19時19分31秒 | Film Camera
小・中学校のころは廊下や階段を走らないよう!と手書きのポスターが壁に貼られていた
男子はだれも守らなくてホームルームの時間によく女子から糾弾されたものだ
近ごろの男子はどうなのだろう?
学校のトイレで大きいほうすらできないのなら言わずもがなかな。。。
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おけいはん EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈Plus-X125〉

2008年01月22日 23時00分24秒 | Film Camera
京都へは大阪の天満橋からいつも特急で三条まで行く
半時間あまりだが終点なので伏見あたりまでは車窓をのんびり眺めているが次第に瞼も重くなってうとうとしてしまう
この日は三条から大阪に向かって線路沿いを歩いてみた
ちょうど、うとうとしていて車窓からあまり見ていない景色が新鮮だった
川面を写していると陸橋を京阪電車が走ってきた
阪神ではこの京阪電車のことをおけいはんと呼ぶことで話が通じる(笑)
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親心 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈ILFORD PAN50〉

2008年01月21日 17時16分29秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
昔、自分の授業参観や入学式などの晴れやかな場所へ母が出るときは前日にきまって美容室でパーマをかけていた
自営業だったので母もお洒落などにはかまってらいれないほど忙しくて、たまにこういった機会でしか女の身だしなみもできなかったのだろうか?
いえ、何事につけてももったいないが口癖だった母親だから子どもに惨めな想いを少しでもさせたくないという親心だったのかもしれない
そのことは自分が人の子の親になってはじめて実感できる想いなのです。。。

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大衆喫茶 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈ILFORD PAN50〉

2008年01月20日 01時12分31秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
最近はこういう大衆喫茶はひさしく見たことがない
外でコーヒーを飲もうとするなら大手のチェーン店しか入らないのでシャッターが開くころ一周りして覗いてみようとしたがやはり勇気?がなかった(笑)
たぶん年配のおばあさんが濃いコーヒーをいれてくれると想像したから…
(コーヒーは砂糖抜き派だけど旧い本格店のコーヒーは苦くてあとで胃が気持ちわるくなります)
店内には歌謡曲かクラシックが流れているのだろうか?
時間がタイムスリップしてせかせかした気分にはかえって落ちついて癒される場所なのかもしれない
こんどは勇気?をだしてドアを押してみよう。。。
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もう一度会いたい EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈ACROS100〉

2008年01月19日 01時07分37秒 | Film Camera
生きた犬を見てもなんともないが犬の置物などを見るとイメージがすり替わって3日まえまで18年飼っていたわんこを想いだす
この朝にお別れをしたばかりだった
写真を撮ったあともしばらく見ていた
もう一度、あのもこもこしたダブルコートの胸毛に顔を埋めたい。。。
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たこづくし EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈ACROS100〉

2008年01月18日 02時19分05秒 | Film Camera
祝日は朝に辛いことを終えたので気晴らしに神戸まで出掛けた
ひとしきり北野の町を歩いたら坂道が多くてお腹もすっかり減ってしまった
なにを食べようかと思案するうち明石焼き(汁で食べる玉子が多く入ったたこ焼きです)が食べたくなって、そのままJRで明石駅まで行った
明石の魚棚商店街には海産物がおどろくほどの安さで売られていてけっこうな賑わいだった
いちばん列を作っている店に並んで大きなタコが入った明石焼きとタコ飯を食べた
海産物屋で買ったタコ竹輪をかじり歩きしながら明石港までぶらぶらと歩いた
明石港からは、タコフェリーという船が出ていて船体に真っ赤なタコが描いてあるユーモラスなカーフェリーだ
案内書には対岸の淡路島までタコフェリー往復と温泉入浴券がセットで900円という安さに日も暮れかかっていたが思わず乗船していた(笑)
夕暮れの明石海峡から見える明石大橋はとても美しかった
まさか昼過ぎにあてなく出掛けて日帰りで本州を離れて瀬戸内の島で露天風呂に浸るとは夢ほど思わなかった
この日はたこを喰って、たこ船に乗っての、たこづくしの一日で終わりました(笑)
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1月17日 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈ILFORD PAN50〉

2008年01月17日 22時30分00秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
今日1月17日は阪神淡路大震災の日です
あの年はこの神戸を写真に撮ることすら恐くて神戸にカメラを向けたのは復興もとっくに終わってからでした
いま震災の面影を見つけることのほうが難しい神戸ですがこうした裏道を歩いて石組みの亀裂を見つけたりすると実際にこの地であの恐怖がおきたのだと実感します
震災の前日に家族と六甲人口スキー場に来ていて数十年ぶりという雪が夕刻より大量に降り積もってチェーンのない僕たちは山上の駐車場に閉じこめられました
レッカーを呼んでトラックの荷台に乗用車ごと乗せて無事に下山できました
山上で数時間レッカーを待ったのだけど一時は車を置いて翌日にまた自分だけチェーンを持って来ようか思ったのですがその翌日に大震災が起こりました
あれは明け方だから地震には遭遇していなかったけれどやはり背筋が凍るおもいでした。。。
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Papyrus ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

2008年01月16日 18時54分53秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
平安時代に想いを寄せる人へ気持ちを伝える手だては『落とし文』と呼ばれる恋文でした
従者に想いをしたためた文を託して憧れる人が通る時間を見計らって道に落としておくのだそう
落ち葉の季節でもないのに歩いていて、とつぜんまだ青い葉が上から落ちてくるのはかみきり虫の一種でこの虫の別名を昔から『おとしぶみ』と呼ばれています
『落とし文』を真似ている行為をするのでこんなあだ名がついたと言われています
パピルスも古代エジプトより象形文字を書く紙として使われてきたのだけれど古代エジプト人も恋文なんて書いたのでしょうか?
象形文字での愛の告白文というものが残っていれば見てみたいものです。。。
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肩のこる日曜 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

2008年01月15日 00時49分53秒 | Rolleiflex 2.8F・3.5F・ SL66E
昨年の暮れキャノンの銀塩最終兵器EOS1-Vを中古で買ったが、デジタル全盛のおかげで生涯手に入れることもないと思っていたカメラが美品で手ごろな価格で手に入った
(まあデジイチ全盛のこのご時世に捨てる神あれば拾うボンビーあり)
思えばニコンをF2→F3→F4→F100→F3と長年使ってきたがキャノンはF1をニコンを使うまえに一度使っただけだった
F4やF100時代のオートフォーカスのまどろっこしさに閉口してニコンシステムを全部売り払ってライカM3を手に入れてからずいぶん一眼レフは使っていなかった
結論から言うと早い!正確!(デジタルの40Dや5Dよりずっと早くて正確らしいと店員さんが言っていた)でコロっと参ってしまっているのです(笑)
24-105LISも何故ニコンやキャノンがレンズ手ぶれ補正レンズが良いと宣伝を繰り返すのか覗いてみて納得!
(写真へのブレ軽減よりファインダー自体がほとんど揺れないので構図に専念できる)
唯一持っているデジはMinoltaディマージュというネオ一眼でボディ手ブレ補正だからファインダーはやはり揺れている
ただ、この24-105L ISレンズの欠点はよく指摘されるように広角側でタル歪み、望遠側で糸巻き歪みがほんのわずかに出ます
しかし、それを差し引いてもEOS1-Vとの重量バランスは絶妙で片手でグリップを握って一日歩いても少しも重さを感じさせない
そうして6×6もいつも使っていたい!
以前なら6×6の横にLeicaかCONTAX-T2をバッグにちょこっと忍ばせていたがいまはバッグの2/3を占めるキャノン銀塩一眼の隅に6×6を入れたバッグを肩をこらせながら歩いています。。。
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枯れていくもの EOS1-V EF24mm-105mmL IS 〈T-Max100〉

2008年01月14日 00時15分25秒 | Film Camera
18年飼っていた柴犬が昨日の朝に老衰で死んだ
人間なら90才ちかくだから天寿をまっとうしたんだろう
今年にはいってからは歩くことができなくなってほとんど毛布にくるまっていた
動物病院に連れて行くとかならず安楽死を勧められるので自宅で逝かせてやりたかった
3日まえからは水だけしかうけつけなくなってそれまで思うように身体が動けずに夜中に鳴いていたが辛かったんだろう
体重も半分近くに落ちてしまったが死に顔は苦しそうでなく安らかだった
明日の朝に火葬場へもって行くが悲しさよりいまはまだ楽になって良かったねという気持ちだけだがどうなんだろう。。。
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