路上ライブ 阿倍野陸橋 Hasselblad 500C Planar 80mm〈Prest400〉

今夜と同じように、そのときも彼は自分を孤独に感じたが、すぐにまた、このような孤独が持つ美しさを思い知った。
あの音楽の伝言は、凡人たちのあいだにあって、秘密のような美しさを持って、彼に、彼にだけ理解されたものだ。
あの星の信号もまさにそれだ。
それは、多くの肩を乗越えて、彼にだけわかる言葉でものを言っていた。〈夜間飛行より〉

真夜中の花 HEXER RF エルマリート28mm f2.8（third）〈T-Max400〉

夜はすでに、黒い煙のように地表から昇ってきて、谷間々々を満たしていた。
平野と谷間の見分けがもうつかなかった。　〈夜間飛行より〉

水の街 大阪堀江 ライカＭ2 ズマロン35mm f3.5〈T-Max400〉

今日は仕事納めの会社回りのあと行きつけのカメラ店を訪ねたら月初めに注文していたローライ2.8FXの視度補正レンズが入荷していた
弱い近視で（昔は1.2あったのだが20年近く21インチモニター前での仕事からか0.7ほどに落ちてしまったが眼鏡をかけるほどではない）
現行のローライFXを取り扱う○○商会に問い合わせると旧2.8Ｆには現行2.8FXの視度補正レンズは絶対（ぜったいに！）に付かないとのことであきらめていた
以前にボロい2.8Fを持っていてそれを委託で売ったときに-2の補正レンズもつけてしまった（再びローライを手に入れようとはその時点ではまったく思わなかった）
今はプレミアが付くくらい手には入らないらしい
ふとしたことで2.8FXの視度補正レンズが2.8fにぴったり合うことを知って騙されたつもりで注文したのだった
カメラ店の方も初めて聞く情報らしかった
ヤッター！！ばっちり！0.00ミリのすき間もないくらいピッタリはまりました。
○○商会さんのサポート姉ちゃん故意か無知か（怒）
まあ、現行の2.8FXを売らないと視度補正レンズごときでは利益になるはずもなく（それでも大手メーカーの5倍の価格）中古には合いますと言えなかったのも無理ないか（笑）

月明かりの下 ライカＭ2 ズマロン35mm f3.5〈T-Max400〉

この夜も終電間際に再開発地をすこし歩いてみた
空き地の周りには街灯もなく満月の明かりの下、二匹の猫（フィルムも透明でかろうじて何かが写ってると判断できるくらい）
が荒れた空き地の中で向き合って座っていた
猫の習性はあまりよく知らないが♂同士でこれからケンカでもするのだろうか？
それとも♂と♀で月明かりの下のデートだったのだろうか。。。

Tattoo アメリカ村 HEXER RF エルマリート28mm f2.8〈T-MAX400〉

女の子むけのショップでシール様のオシャレタトゥがあるらしいが、僕が子どものころは駄菓子屋で（笑）タトゥのシールが売っていた
水にしばらく漬けたあと腕に貼りつけて薄紙をはがすときれいに転写されてサターンやどくろのものなんかを腕に貼りつけるとそれだけで
ちょっとワルのヒーローになったような気分だった
だから外人がよくするこんなお洒落なアートのものなら若者がしてみたいと思うのも理解できるんだけど甘い大人だろうか？

地下鉄ホーム ライカＭ2 ズマロン35mm f3.5〈T-Max400〉

日本の地下鉄は世界でも安全で奇麗なことで有名だ
昨夜は『ナショナルトレジャー』を最終回で見たあと夕食が早かったのでのんびり食事を取ってたら、すっかり終電の時刻を忘れていて、
地下鉄の階段をのんびり降りていると駅員から最終がもうホームに着きますので急いでください！
と大声で告げられ慌てて滑り込んだ
ホームで列車を待っていたら、この先関係者以外は立ち入り禁止のところから見る明かりを制限したホームの光景がなにやらどこかの博物館のようにも見えたから一枚写しておいた。。。

三日月さがし ライカＭ2 GR28mm f2.8 Lmount〈T-Max400〉

休日でもこんな時間しか出かけられないときがある（いやほとんどがそう）
陽の落ちるのが早くなって肉眼でも見えにくくなった街では普通なら写真を撮ろうなんて思わないだろうなぁ…
（実際はほとんど真っ暗）
断っておくが僕だってデジカメは持っている（笑）
でもメーターの無いカメラで思いのまま露光を合わせて（陽が沈むと単体露光計は仕舞って感メーターに切りかえるが案外そのほうが雰囲気に合う場合が多い）いると露光に景色が合ってくるように思えてしまう
電柱などに蝉のように身体を支えて1/4秒くらいのシャッターを切るのだけれどときおり自転車などが向こうから来ると慌てて張り紙の広告を読んでいるふりをする
陽がしだいに沈んでいく空を見ながら歩いていると、此処がどこの街なのか分からなくなる。。。

三日月さがし ライカＭ2 GR28mm f2.8 Lmount〈T-Max400〉

三日月さがし ライカＭ2 GR28mm f2.8 Lmount〈T-Max400〉

満足の行き先 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈T-Max400〉

「ここでなにをしているの？」王子さまが聞いた。
「列車に乗ってる人たちを、千人づつまとめて仕分けてるのさ」鉄道員が言った。
「その人たちを運んでいく列車を右に、左に、送りだすんだ」
そのとき明かりをつけた特急列車が、雷のような音をとどろかせながら、鉄道員の小屋を震わせていった。
「ずいぶん急いでいるんだね」王子さまが言った。
「みんななにをさがしているの？」
「運転士も知らないね」
すると今度は反対方向に、また明かりをつけた特急が一台、轟音をたてて走り去った。
「もう帰ってきたの？」王子さまは聞いた。
「同じ列車じゃないんだ」鉄道員が答えた。
「すれちがったんだよ」
「みんな、自分のいたところに満足できなかったの？」
「人は、自分のいるところにけっして満足できない」鉄道員が言った。
明かりをつけた三台目の特急が、轟音をたてて行った。。。

らせん階段 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈T-Max400〉

タイトルは江戸川乱歩の小説に出てきそうなミステリアスな響きがあるが何のことはないマンションの外付け階段だ
しかし暗くて（実際は深夜の街明かりだけ）見えにくいがどうやらつる薔薇が、らせん階段全体に巻きつけてあるようだ
手入れがたいへんだろうけれどオーナーのセンスが光っている
フレクサレットの中でらせんの力について調べて書いたことがあるが螺旋（らせん）にはアルキメデス螺旋とメデュース螺旋があって古代文明から遙か宇宙にまで話がおよぶ面白い話題だ
つる薔薇なら5月と秋にも咲くからもういちど爽やかな季節に見てみたい。。。

陸橋 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈T-Max400〉

大阪駅からすこし外れたとはいえこの陸橋も一日に数千人の勤め人が上り下りをする
20分ちかく居たがこんな深夜には一人の酔い客が渡ってきただけだった
ただ温かい地方から帰る特急電車やこれから北国へ向かおうとする寝台列車が絶え間なく交差しながら走り過ぎていった。。。

繭色の陽ざし ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈T-Max400〉

今年中にやりかけていたことをたくさん残したままで今年も暮れようとしています
長く延びた冬の陽ざしはほのかな繭色で少しばかり苛だった気持ちを優しくしてくれます。。。

名無し草 ローライフレックス 2.8F プラナー80mm〈Plus-X125〉

飼っていた血統書の無いドワーフラビットと重ねてタイトルをはじめ雑草とつけていたがこのブログを書きおえてタイトルを変更しました…
９年飼っていたドワーフラビットが死んでちょうど一週間になる
倒れてすぐ死んだのなら諦めるが起き上げれないなか自力でフードを食べるようになっていたからやはり医者にみせたらよかったかと後悔をした
ただ人間の年なら90才くらいだし粘膜がやられていたからたぶんウィルス感染で助からない気はしていた
外に出したのは子どものころに一度だけだったが死んだ日曜の朝に娘が明け方にリードをつけて近くの商店街を散歩させている夢を見たらしい
すれ違うみんなから可愛いと撫でられて嬉しかったと空き箱に好きなトウモロコシと花束で囲んで涙ぐみながら私と話していた
そんな娘に中学の頃Xmasに通販で静岡のブリーダから買ったがなんど催促しても血統書を送ってこなくてそのうち電話も通じず連絡もとれなくなっていた
Xmasの頃になると耳の先と鼻がうす黒くなって血統書の無い雑種やからこの子はぶ細工なんやねぇと馬鹿にしながらも可愛がっていた。。。

VTR1000F（fire storm） 忙しく現像できないのでお茶濁し

今日はバイクの車検に行ってきた。
ホリデー車検という待っていて（備え付けのコーヒーを飲んで雑誌を読んでいるあいだにでき上がる）やってくれるお店だ。
実際にかかったのは20分ほど。
乗用車では30分ほど。
車もバイクもここを知ってからもう高い！遅い！とはさよならでバイクなら1000CCで自賠責保険、重量税もすべて込みで46100円だ。
6年まえまでバイクショップでは10万近い金額を払っていた。
ただ修理はいっさいしないので悪い箇所があればバイクショップに行って修理しなければいけないので調子が悪ければ同じくらいの額になるかもしれない。
前輪タイヤの摩耗。リヤブレーキパットの摩耗。モリワキカーボンマフラーの音量がMAXに限りなく近い。
あくまで任意で修理しなければいけないだけで自分で直せるならこの方法がいちばん安くつく。
普段は写真が好きなのに自分のペットや大事なバイクはどうも写真を撮る気がしなくてこの写真もHondaのサイトから持ってきた(^^)
僕のは写真と同型のイエローだ。
このbikeはHondaが海外のドイツ・イギリス・日本？だったか3カ国のデザイン室がコンペティション方式でデザインが決まったbikeだ。
もう9年経っているがいまだデザインには飽きがこない。
逆輸入だけしか新車では手に入らないが結構女性ライダーに人気がある。
1000ccにしてはスリムだが車体重220Kgはゆうにあるので女性の細腕で押せるのが驚いてしまう。
ちなみに十津川でコケたとき一人では起こせなかった
水冷・4ストローク・90°V型2気筒996ccのエンジンの鼓動はたとえ車検を持っていくわずかな距離でさえすこぶる気持ち良い。