親愛なるもの達へ Pentacon 6 Biometar 80/2.8 Tri-X XTOL1:1

近くの公園で目の悪い人が盲導犬に引かれて歩いていた。
でも、どこか様子がおかしい。
そばに近づいて話を聞くとわんちゃんのほうが視神経の病気で全盲だった。
盲導犬として活躍するラブラドール犬のその名前も、らぶちゃん。
その優しい顔立ちに魅せられて飼い主の方に了解を得て写真を撮らせてもらった。
僕の飼っていた柴ワンコも一昨年に18才で亡くなったが死の半年まえには全盲で耳も嗅覚も機能せず立っているのが精一杯で、
その3ヶ月後には寝たきりだった。
予感した最後の夜に添い寝してあげたから悔いはなかったし、あいつもきっと喜んでくれてただろう。
いま僕たち兄弟は年老いたパーキンソン病（筋萎縮症）の母を看ている。
拙ブログで書いたのは今夜が初めてです。
母が寝たきりになって5年過ぎようとしています。
日中は兄嫁が看ているが日曜と祝日の朝から午後4時までが僕の持ち時間。
朝起こしてパジャマから着替えさせ（せめて日中は服を着て病人のようでないようにいさせてあげたい）
ポータブルトイレで用足しを済ませた後、紙オシメを交換して入れ歯を洗って口に戻し（初めはこれが用足しより嫌だった）
蒸しタオルで顔と髪を拭き両手を湯で洗って、最後に髪をブラシでとかせてあげます。
たくさんの薬をオブラートに包んで飲ませてから朝食を食べさせます。
筋肉が萎縮しているので食事もすごく時間がかかります。
昼食と夕食は僕が作るので、料理の腕もそうとう上がりました（笑）
夕食は姉が電車で来てくれて、食べさせてくれています。
部屋の掃除や母の衣類の洗濯シャワー浴びも夜までかかってしてくれています。
僕の写真が夕暮れの傾いた光線ばかりなのと、遠くの景色でないのは、そんな時間帯からしか写真を撮りに出られないからです。
この写真も日曜の朝食を食べさせてから、昼食までの3時間の合間に歩いていける公園で、先週の日曜に撮ったものです。
気持ちさえ入れば半径1Kmでも写真なんて撮れるんだと言い聞かせながら撮ってたけど、やはりいつも何処かに母への重荷を感じていました。
でも昨日テレビでこの唄を聞いて気持ちがすこしづつ和らいで変化していきました。
人も動物もいつか年老いてこの世から消えてゆきます。
ただ気持ちの持ち方でそのことが重荷にも愛しさにも変わります。

どうか、一人でも多くの人にこの歌を聴いてほしいと願っています。

樋口了一【手紙～親愛なる子供たちへ～】

親愛なるもの達へ Pentacon 6 Biometar 80/2.8 Tri-X XTOL1:1

★この歌を聴いた人たちの言葉★

何回聞いても涙があふれてきます。
両親、主人の両親寝たきり状態でおくりました。自分がなぜ。。。 いつも自分の状況を心から恨んでました。この歌にもっと前にあってたらもっともっと親たちに優しく接してのに。後悔先に立たず。 。

ラーメン屋の有線で聞きました。歌詞を追いかけていくうち、麺が 涙で霞み、丼に箸を立てワァワァと泣いてしまいました。今、オヤジは脳梗塞で倒れ、かつての頼もしい強いオヤジではありません。 立てない、歩けない、本人が一番情けないと思っている姿が、かつての頼もしく強く怖かった親父の姿とファラッシュバックして思い 浮かびました。

母親を入院させた。しかし、見舞いに行く度にアルツハイマーの症状 がどんどん進み、「俺が間違ってた！」直ぐに退院させましたが寝たきりにさせ死なせた。葬儀、骨上げの時に母の骨を２～３個かじ って私の体に入れました。私が病院に入れたのが悪かったんです。
ずっと今でも後悔しています。
この曲を聴いて、母を思い出すと同時にチカラももらえます。

親愛なるもの達へ Pentacon 6 Biometar 80/2.8 Tri-X XTOL1:1

★この歌を聴いた人たちの言葉★

テレビをつけたまま　昼寝していた母の後ろ姿を思い出しました。
今　何を思つて毎日過ごしているのだろうか・
改めて考えてみました。

私が生まれてから、ずっと母から虐待を受け、「母なんか早く死ん でしまえ」とか自分が死ぬことばかり考えていました。その母が認知症になり、施設にお世話になるようになってから、母は私を気遣 ってくれるようになり、その温かい気遣いに心に刺さった棘が抜けていくのを感じています。今は母が愛おしいです。

親愛なるもの達へ Pentacon 6 Biometar 80/2.8 Tri-X XTOL1:1

★この歌を聴いた人たちの言葉★

脳梗塞の父を介護しました。当時は「介護保険制度」も無く介護に ついて家族も世間もあまり理解がありませんでした・・・。
父には 辛く当たっていた事が多くありました。
当時この歌を聞けていたなら・・・。
ごめんなさい。今だから素直に言えます。
「あなたの息子でよかった。誇りに思います。」
「本当にありがとう・・・。」

親愛なるもの達へ Pentacon 6 Biometar 80/2.8 Tri-X XTOL1:1

★この歌を聴いた人たちの言葉★

今，まさに父親がこの世界の扉を叩いているところです。
この歌を 聴いていて，思い出すことがあります。
先日，父が同じ事を繰り返し話すのを，つい「さっきも聞いたよ． 」と言い，話を途中でさえぎってしまいました。
「そうだったか？年とってぼけてきたからなぁ．すまない なぁ．」と言った時の父の，少し恥ずかしそうな，そして少し悲し そうな表情が思い出されるとともにその時の父の表情を見て「今， 自分は何てことを言ってしまったんだろう」とハッと気づいた時の 申し訳なさや、直後に己の迂闊さに深く後悔し自分への憤りが自分の心へ突き刺さ った感情などがない交ぜになってあふれ出し，曲の冒頭からいきな り涙が止めどもなく溢れてきました。
お父さん，ごめん．今日まで自分の全ての愛情を注いで育 ててきてくれたのに．自分は何て事をしているのだろう。
親孝行，したい時に親は無し．まだそうならない今の幸運で馬鹿な 自分。
あなたの子供に生まれてきたことに感謝しながら，ゴール デンウィークも仕事から抜けられない中にあっても，せめて一回は 実家に顔を出し，一緒に散歩しようと思うのです。