あなたを見つめて。。 monochrome life

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ー遠 雷ー  part.ll     ペンタコン6&ロジナール Stand Develop

2010年09月04日 21時31分35秒 | 遠雷


    ILFORD PAN F


    ILFORD PAN F RED filter


    KODAK TMAX400


    KODAK TRI-X400


    ILFORD PAN F


    ILFORD PAN F


    KODAK TMAX400


    ILFORD PAN F


    KODAK TRI-X400


    KODAK TMAX400


    KODAK TMAX400


    KODAK TRI-X400


    ILFORD PAN F


camera:Pentacon Six TL
lens:Biometar 80mm f2.8
film: TMAX400(400)TRI-X400(400)PAN-F PLUS(50)
developer:RODINAL 20℃±0.5 1:50 静止現像
      TMAX & PAN-F(13min15sec) TRI-X(15min20sec)
scanner:EPSON GT-X970

本年度アカデミー賞作品賞の『ハートロッカー』をビデオで借りて見た。
大阪では大きい映画館では上映されていなくて、終わらないうちに行かなくてはと焦りつつ、春おわりころに終わってしまっていた。
家で大画面の地デジといえどビデオではなぁと思いつつ、ぐんぐん引き込まれて息もつげずに見終わった。
こりゃすげぇ!映画だ!
戦争映画ではプラトーンや地獄の黙示録の名作があるが、激しい戦闘シーンの無い戦争映画でラストまでこんなに胸を締めつけさせられたのは初めてだ。
これを大画面の映画館で見たらあまりの緊迫感で心臓に悪いかも。
監督のキャサリン・ビグローは女性監督だがドキュメンタリーを撮っている社会派らしく、ただの戦争映画には終わっていない。
主演のジェームズ軍曹が本国で待つベイビーと彼女(LOSTに出演している大好きなケイト役のエヴァンジェリン・リリー)に無言電話をするシーンがあるが、最後まで名前を言い出せずに電話を切るシーンは女性監督の目線だろうか、泣けてくる。
ラスト近くで休暇で本国に戻りぎこちなく家族と過ごす自分をフラッシュバックのように回想するジェームズ軍曹。
ベイビーを抱きながら『おまえはママが大好きだな、そしてパパも大好きだ、それにこのブリキのおもちゃも大好きだ。
でも、いつかあるときこれがただのブリキと紙で出来ていると気づいたとき好きでなくなる。
そうして大人になるにつれてそんな大好きなものがどんどん無くなって、最後にはひとつかふたつになってしまうんだ。
パパはもうそれがひとつになってしまった。』
軍宿舎の彼のベッドの下には、これまで死を賭けて爆弾処理で外した山ほどの起爆スイッチを捨てられずにいる。
映像はどのワンショットひとつをとっても写真的に素晴らしい。

Do As Infinity -遠雷-
コメント (4)
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― 遠 雷 ―  part.1

2010年07月29日 12時40分56秒 | 遠雷

この日、よく出かける淀川の川原に立っていた。
夏草が風に擦れる音やわんどに棲む鳥たちの鳴き声に混じって川ひとつ隔てた街中から打ち上げ花火の音が聞こえてきた。
初めはそれが打ち上げ花火だとばかり思っていたが、どうやら川上からの雷の音だった。
海かぜ川かぜを撮っていた夏の終わり頃に激しい夕立に遭って、身を隠すところの無い河原で全身ずぶ濡れになった苦い経験があったから、
すぐに身を隠す橋げたを探していた。
1㎞以上離れた橋まで走りだそうともしたが、雷の音は近づくことはなく次第に川上のほうへ小さな音になっていつしか消えていた。

















camera:No.1.3(pentacon six tl)No.2.4.5(Rolleiflex SL66E)
lens:No.1.3(Carl Zeiss Jena Biometar 120mm F2.8)No.3.4.5(Carl Zeiss Planar 80mm F2.8 HFT)
film:No.1.3(PRESTO)No.2.4.5(TRI-X)
selfdeveloper:RODINAL 1:50 20℃±0.5・No.1.3(PRESTO ISO100使用 8.30min) No.2.4.5(TRI-X ISO200使用 9min)normal撹拌

*PRESTOの減感現像はISO200のほうが良かったか?
減感現像とは実効ISOを下げてオーバー露光で撮影し現像を短く、または低温で処理して適正なフィルム濃度に仕上げる。
長所として低粒状化、幅広い階調などで反して増感現像とは実効ISOを上げてアンダー露光で撮影し現像を長く、または高温で処理して適正なフィルム濃度に仕上げる。
長所として微光量下での撮影、短所として粗粒状化、高コントラストがあげられるがこれを長所として意識的に使われることが多い。

告知 モノクロ普及委員会(MFI)

来る8月10日(火)~8月16日(月)に大阪農林会館B1FのNadarにて日頃、例会や飲み会などギャラリーを使わせていただいているNadar様に感謝込めてMFI会員40名による ”ありがとうNadar” 展が行われます。
ひとり一点monochromeのグループ展ですので僕も出展します。
でも、まだ何も撮ってないし、プリントもorz
搬入まで、あと10日も無いし、何も決めてないし、8月14日のパーティも尾道へ行っていて出られないからそれまで少しは顔を出さないとなぁ。。
コメント (6)
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