あなたを見つめて。。 monochrome life

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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (TMAX100/XTOL1:1)

2008年08月18日 01時38分56秒 | 尾道こころ道
朝いちばんにホテルでの朝食をすませホテルで貸してもらった自転車にとび乗って昨日のケーブルから降りてきた坂道のふもとまで来た。
寝ている間にひとしきり雨が降ったのだろうか石畳の凹みにはまだ雨がずいぶん溜まっていた。
坂の中腹まで登ったころには柔らかだった朝日も射すような暑さに変わりはじめ、また昨日のようにバテちゃうんかなぁ…とゆっくり登りつづけた。
坂道を鋭角に作ってあるのは傾斜をすこしでも少なくする工夫だろうか。
曲がりきった民家の軒先に清々しいライムグリーンの草木が植えられていた。
名前は知らないが以前もどこかで見た草木だった。
丸くこんもりとした葉先の束の中には昨夜からの雨粒がまだ閉じこめられているように朝陽に反射して虹色に光っていた。
ほんとうに虹色だったのでおもわずSEAGULLに詰めたカラーで撮ろうとしたが、思い直してモノクロームフィルムが詰まったローライに持ちなおした。
その雨粒があまりにも綺麗なので、すこしくどい色を出すおもちゃカメラのSEAGULLではあざとくなるように思えた。
ローライのファインダーで綿密にピントを合わせていると、もうすっかり虹色は頭のなかから消えて美しい幾重の草筋と実のように光る雨粒が目に映っていた。
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (TMAX400/XTOL1:1)

2008年08月18日 01時38分07秒 | 尾道こころ道
この町は古くからある門前町なので坂道にはいたるところにお寺とお墓があった。
最近は都会へ就職する人も多いだろうが亡くなればこんな景色の良い故郷のお墓に入りたいと思うといつしか住居数よりお墓のほうが多くなるかもしれないなぁなんて考えながら見下ろしていたら坂道を小さな子どもを連れた家族連れが墓参りに上ってきた。
写真ではよく見えないだろうけれど中央あたりでお父さんが墓石にお水をあげて子どもたちが手を合わせるまでレリーズに指を置いて待っていた。
コメント (9)
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尾道こころ道 ローライフレックス2.8F Xenotar (TMAX400/XTOL1:1)

2008年08月18日 01時37分25秒 | 尾道こころ道
先の坂本さんのお話では下町の商いで儲けた旦那衆はこの山に別荘を建ててリタイアしたあと涼しい山あいで暮らすのが理想だったそうで昭和のはじめ頃までは坂道を行商人が食料や必要なものを運んでずいぶんと賑わっていたそうです。
最近は行商人も上がらなくなりエアコンで一年中快適に過ごせる町中のほうが便利になり別荘は放置されて荒れ果てていました。
そんななか旅ブームや癒しブームで若いセンスのある人々が古い家屋をそのままレトロ感覚でカフェやイタリアンや占い館として活用され訪れる若者にも人気があるようです。
このハーブ園の入り口には『躾の出来ていない人の入園お断り』の立て札がありました。
(猫の町なのでこの立て札があらゆるところに)
。。って躾(シツケ)の出来ていない人は、この漢字は読めないやろぅ!ってつっこみ入れたくなりましたが200円の入園料を梟の置物へ入れました(チャリンとも音がしなかったので誰も入れてないのか(汗))
お盆だからか主も誰も居なくてハーブらしきものと雑草との区別も分からず石段を上まで上がりました。
丘の上には1メートル四方の石の上に水晶玉がひとつ置かれていて下半分は大空を上半分は大地を逆さに映し出していました。
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