本日、快晴。

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境界の彼方 未来篇【映画】

2015年05月08日 | 【映画】


@新宿ピカデリー

深夜のTV放送を観ていたので、
正直なところ、続きがちょっと気になるけど、という程度の
軽い気持ちで観に行きました。

しかし混んでたー。やはり昨今人気ですな、アニメーション映画。

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妖夢「境界の彼方」を体内に宿す半妖の神原秋人と、
その「境界の彼方」を倒すことのできる唯一の存在である異界士・栗山未来。
秋人と未来は惹かれ合い、一緒に生きていく世界を選択する。
ところが、戦いを終えた未来は記憶を失ってしまう。
秋人は未来の幸せを願うゆえ、未来と関わらないようにするが、
そんな秋人の思いとは裏腹に未来は秋人に接近し……。
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去年の個人的ランキング2位「たまこラブストーリー」の、
製作会社・京都アニメーション。
「けいおん」を深夜アニメとしては異例の大ヒットをさせた
実力のある会社というイメージですが、
ここ最近のアニメーション映画乱立の中、やはりレベルが高い印象です。
ジャンルは好みがあるのでさておきとしても、
作画が美しいし、映像としてキレイです。

そしてやはり、
この会社の映画を数本見た私が、一番に評価したいのは、
何よりも、日常描写の丁寧さ。

日常描写については、アニメーション映画を見る際に、
私が毎度毎度、飽きもせずにつっこむ要素。
(※要参照「おおかみこどもの雨と雪」。)
フィクションである映画作品において
"仕草"を"わざとらしくなく"表現することって結構難しい気がして。
実写映画でも勿論なのだけれど、
絵自体が作り物であるアニメーションにおいては、その優劣が非常にわかりやすい。

本作は、動く絵も、背景も、非常にキレイなんですが、
それ以上に、人物の表情や動きのさりげなさをうまく表現し、
自然に画面に写している点で、「たまこ」に負けず劣らず、上手いです。

アニメーション映画としては、SF?とはいえ、
子供向けかと言われると、たぶんそうではないです。
TV放送分も観ましたが、血とか結構ガシガシ流れるのでね。
設定のリアリティとか詰めに関しては、
私自身がファンタジー全般苦手なので、評価しがたいのですが、
話の筋はまあ理解できて、そこそこ興味深いかなというところ。

しかしながら、ファンタジーの割りには、
青春描写がちょっと甘酸っぱすぎて、
ちょっと勢いで押し切った感はあったので、
作風のバランスが少々、というのが個人的感想。
でもまあ、偉そうに言えるほど多くの作品を観ているわけではないのですが。
一般人向けではないにしても、
TV放送を観ていた人ならば、観に行って損はないんじゃないかなと思います。

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