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本日、快晴。

映画中心雑記。後ろ向きなポジティブが売りです。

南瓜とマヨネーズ【映画】

2017年12月05日 | 【映画】



@新宿シネマカリテ

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一緒に住んでいるミュージシャン志望の恋人の夢をかなえるため、
ツチダ(臼田あさ美)がキャバクラで働き生活を支えている一方、
曲が書けないせいいち(太賀)は仕事もせず自堕落に過ごしていた。
しかし、ツチダがキャバクラの客(光石研)と愛人関係になり、
生活費を稼いでいることを知った彼は改心して働きだす。
一方、今も好きな元恋人ハギオ(オダギリジョー)と再会したツチダは、
彼との関係にのめり込み……。
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期待値を上げ過ぎた感はあるけど、概ね満足。
ただ、登場人物のリアル感を出したかったんだろうけど、
個人的には誰にも共感は出来なかったなあ。


臼田あさ美はあまり好きじゃないんだけど、
なるほど、彼女の持つオーラの絶妙なユルさが、
とてつもなく、ツチダっぽい。
そういう意味ではナイスキャスト。

ただ、例えばだけど、
「さよならみどりちゃん」の星野真里、とか、に比べると
見映えは良いのに、存在感が格段に劣る。
これは演技力の差かなあ、残念。


オダジョーがカッコイイとかは言うまでもないけれど、
太賀は本当に、作品を重ねるごとに良い俳優になる。

歌い出した瞬間に鳥肌立ったもん。
あれだけ上映前にで繰り返し流れてた曲なのに。
アホな詞だなあ、と思ってたのに。

あのシーンで涙ぐむツチダにだけは、
共感できたかもしれない。


現代の若者像として、どこまでリアルかはちょっとわからんけども。
南瓜とマヨネーズ、という
タイトルの意味をちゃんと理解出来てない私は、
日々に流される若者の姿とか、
恋愛における相互依存というか、
人間の弱さを認めざるを得ないよね、て話と、理解しました。


同類の映画はわりと見るし、好きなジャンルなんだけど、
欲を言えば、もっとヒリヒリした感が欲しかった。

好きな人は好きだと思います。

密偵【映画】

2017年12月05日 | 【映画】



@シネマート新宿

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日本統治下の1920年代の朝鮮半島、
朝鮮独立運動団体「義烈団」を監視する特命を受けた
朝鮮人の日本警察官イ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)は、
義烈団のリーダー、キム・ウジン(コン・ユ)に近づく。
一方、義烈団は主要施設を破壊するため
爆弾を京城へ輸送する作戦をひそかに進めていた。
義烈団と日本警察の諜報戦が展開する中、
爆弾を載せた列車は京城に向かい……。
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私の中では韓国映画No.1の傑作
「悪魔を見た」の監督、
最新作を見ないという選択肢はないのである。

ラブコメは苦手ですが、
この類の韓国映画は大好物です。


もっとミステリー的要素な話かと予想してたけど、
どちらかというと、激動の時代の中での人間ドラマだった。
とはいえ、見応えはあり。


「新感染」を見たばかりなので、
コン・ユに肩入れしつつ、
ソン・ガンホの安定感とか、
ちょっとしか出てないのに凄まじい
イ・ビョンホンの存在感とか、
ストーリーは普通だけど、終わってみれば満足度の高いこと。
鶴見辰吾も、クズくて(笑)良かったです。


歴史的背景をあまり意識せずに観たので、
知らないことも多々ありそうですが、
とはいえ、フィクションとしてとても楽しめました。

劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳〜【映画】

2017年11月16日 | 【映画】


@渋谷HUMAXシネマ

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大正時代。
女学校に通う17歳の花村紅緒は、裁縫や家事が苦手な一方、
剣道はめっぽう強くじゃじゃ馬で、父親を心配させてばかりいた。
親友の北小路環と学園生活を謳歌(おうか)する中、
伊集院忍という華族の父とドイツ人の母を持つ陸軍少尉と出会う。
その後紅緒は、彼が祖父母の時代から決められていた婚約者であることを知る。
恋人も結婚相手も自分で選びたいと思っていた紅緒は、
愛のない結婚はしたくないと反発し騒動を起こす。
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はいからさんが通る【マンガ】 - 本日、快晴。http://blog.goo.ne.jp/analogue-tanako/e/3f54d8d2e23077eff8e58ed1896c1cd3/?cid=097ce434b03ae190b99a725fb6a79d3a&st=0

原作読んだの、4年も前になりますか。。。


細かいことを言おうと思えば言えるけど、
そういうのどうでも良いや。最高。

少尉の声が、想像と期待を遥かに超えて、
正に少尉そのもので。
紅緒は、相変わらずの無鉄砲さが、
最強に、最高に、可愛くて。


尺の都合で仕方ないし不自然も無かったけれど、
原作が、名シーンや名セリフ含めて
ちょいちょい端折られてるので、
未読の方には原作も勧めたい。
キャラの魅力が、より伝わると思います。

しかしながら、至るところに
製作陣の気合いと、
作品に対する愛が感じられました。

後編も期待。

ゲット アウト【映画】

2017年10月30日 | 【映画】



@TOHOシネマズ新宿

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ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリス(ダニエル・カルーヤ)は、
週末に恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招かれる。
歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、
さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。
翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。
古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、
すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。
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オチが前代未聞、的な触れ込みを見て
若干期待し過ぎた感はありますが、
たしかに面白かったです。

途中まで、何が起きてるのか意味不明で、
途中のアクシデントも、
オチのつけ方も、まとめ方も上手い。

黒人差別を上手く使って、
逆転の発想でオチを付けているのも巧みです。

途中、少しヒント与え過ぎかなあとも思うけど、
観客が伏線回収しやすいと思います。


個人的には、少しオチが弱かったけど、
黒人のオジさんが全力疾走してくるシーンとか、
めっちゃ怖かったので、
アトラクションムービーとしても満足です。

作品自体は地味ですが、
観ておいて損はない良作です。

劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower」 【映画】

2017年10月26日 | 【映画】


@TOHOシネマズ新宿

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どんな願いでもかなえる願望機“聖杯”を巡って
魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)が戦った
“聖杯戦争”から10年が経ったが、冬木市で再び戦争が始まる。
町に不穏な空気が流れだし、10年前に戦った衛宮切嗣の養子・衛宮士郎は参戦を決めて、
彼を慕う少女・間桐桜を自宅に泊めることにする。
そして、士郎はサーヴァント・セイバーを召喚し、
魔術師の遠坂凛と同盟を結んで戦いに挑む。
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「Fate」シリーズは、
何も知らずに「zero」をテレビで観た後、
「UBW」のテレビ放送と並行して
相方に借りたPCゲームで、「HF」をやりました。
なので、ストーリーと流れは把握しての鑑賞。
まあ、だいぶ前なので忘れちゃってたけど。

本作は、完全に知ってる人向けなので、
初見の人には優しくないですが、
流れを知ってる人には、
原作を端折りつつも丁寧に作ったなあ、という印象。

大満足の1作目。
が故に、待たれる2作目。
・・・一体いつになるんだろう。


私は、「Fate」シリーズにおいて、
一番好きじゃないのが士郎、
次に好きじゃないのが桜、という
非常に本作に向かないユーザーですが(笑)
そんな私が満足なので、
評価が高いのも頷けます。
願わくば、3部作終わって、
2人のことを見る目が変わるくらい、
完成度の高い作品になることを期待。

シリーズ知ってる人には、おススメ。
見たことないなら、
「zero」と「UBW」は見ておいた方が良い気がします。

そうしないと、オープニングで置いていかれるので。
それもどうかとは、思うけどね。