
@新宿ピカデリー
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関東の山王会と関西の花菱会の間で起きたし烈な権力闘争の後、
大友(ビートたけし)は韓国に拠点を移す。
彼は日本と韓国の裏社会で暗躍する実力者張会長(金田時男)の下にいたが、
ある時、韓国に出張中の花菱会の花田(ピエール瀧)が騒ぎを起こし、
張会長の部下を殺害してしまう。
この事件を発端に、張会長と花菱会の関係は険悪になり……。
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3作目ですから、まとめの話ですね。
そりゃあ、1作目程の衝撃はないですが、
個人的には、名作「ソナチネ」のセルフオマージュが
至る所に見えて、満足。
加えて、渋いオジサマ方の演技合戦ですから、
面白くないわけがないよね、と。
今回一番美味しかったのは、塩見三省。
あと、白竜様ね。
大杉蓮が情けない役でちょっと切なかったけど、
大森南朋は最高にカッコよかった。
ちなみに、本作出てた俳優陣、基本的には全員大好きですが、
原田泰造だけは、適材適所とも言い難いくらい、ちょっと印象が薄い。ごめんなさい。
ひとつ、ひとつだけ、書いておきたいのは、
作品自体には大満足だったからこそ、
寺島進の出演がなかったことだけが、ただひたすらに残念。