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コンピュータとの思いで(その27:上長倒れ。。。)

1990年中
仲間の自殺から一年、
上長が寮(単身赴任で寮生活)で倒れ、
そして亡くなる。

あと一ケ月で定年を迎えるという。
帰る準備もしていたというのに、なんと無情な、多くは語れないが一言ふれたい。

朝一番の会議に上長不在。
連絡なく休むことのない上長だったので不審に思い電話で管理人さんに部屋まで行って確認してもらう。
管理人さんから部屋の中で倒れており、直ぐに救急車で病院へ。
管理人さんの話では、意識はあった。
病名は、「蜘蛛膜下出血」で、出血がひどく、昏睡状態に陥る。
手術は、高血圧と年齢等を考慮して様子を見るとのこと。
面会、昏睡状態で頭だけが小きざみに震えていた。
顔色や、足の血色はよく、外目だけならば何時もと変わらない状況。
病院に担ぎ込まれた時点では、血圧230で、現在は140~150台に下がり、経過を見て明日手術予定。
翌日、朝礼で全員に状況報告。
手術は、予定通り13:30から開始。
16時過ぎに無事終了した。
但し、状況は変わらず、予断を許さない状況である。

日曜日に面会。
奥さんが呼び掛けたら、少し目を開けた。
○○です分かりますかと呼び掛けたら、手を強く握りしめた。
何か言いたい様子で口がモジモジしているが喋ることが出来ない。
焦れったそうに手を強く握りしめたり、放したり、奥さんがまるで指相撲でもしているようだと言った。
奥さんの話ではこんなに激しく反応を示したのは初めてだと言っていた。
2~3分位で疲れてしまうせいかまた眠ってしまった。

この後、三週間くらいして亡くなった。。。
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