2014年元旦 志摩観光ホテルクラシック

　おはようございます。2014年元旦の朝食をかなり経ってから遡って書いています。年末年始にお休みをいただき、伊勢志摩で新年を迎えておりました。普段はお節料理を作って自宅で過ごすのですが、週末も休み返上だった秋を振り返り、家族と話し合った結果、珍しく旅行となりました。休暇の後で撮った写真をみながら少しずつ原稿を書いているので、更新もかなり遅くなっていますが、いつもお越しいただきありがとうございます。
　休暇の間は、新年のご挨拶だけ元旦にいたしまして、今回はお料理の献立をご紹介します。

　この日は賢島にある志摩観光ホテル　クラシックで朝を迎えています。伊勢志摩国立公園の英虞湾を見下ろす高台にあり、客室からも屋上からも美しい景色を楽しめます。館内には2箇所の料飲施設がありますが、そのうち朝食に対応するのはフランス料理の「ラ・メール　クラシック」のみです。このレストランからも大きな窓から美しい湾が見えます。今回は宿泊プランで利用したので、ホテルですが献立のみご紹介します。

　元旦らしくお節料理は、伊勢海老黄金焼きでした。他に、伊達巻き、紅白なます、田作り、黒豆、数の子、市松蕪、河豚一夜干し、はじかみ、苔牛蒡、くわい、梅花人参、紅鮭昆布巻き、絹さや、ちょろぎが並んでいます。


　数々の豪華なお料理の中でも、個人的に気に入ったのが苔牛蒡です。地元産の青海苔を苔に見立て、牛蒡にまぶしたような感じでした。今年一年、また真っ黒になるまで働けますようにと、勤勉の願いがこめられているとも思いました。

　お雑煮は、海老、人参、水菜、紅白のお餅と、海老の出汁も効いたとても美味しくおめでたいものです。更にこの他に、お赤飯。香の物は梅干し、べったら漬け、奈良漬け。普段は一日1枚だけ写真を載せるのですが、お正月にふさわしい晴れがましいお料理の数々なので、何枚か追加しました。


　洋食は、シーフードオムレツ、ミックスサラダ、ジュース、果物は地元三重県産の大きな苺、百合根のポタージュスープにお餅入り、そしてパンと紅茶でした。


　このうち、オムレツは伊勢海老や鮑なども入った豪華な特別版！初めてみました。トマトソースはフレッシュトマトから作られたそうです。焼き加減もちょうど良く、とても美味しかったです。

　サラダもベビーリーフの他にくるみや刻みベーコンなどいろいろ入った素敵なものです。
百合根のスープも洋風お雑煮のような雰囲気でした。





　久しぶりの旅行だったので、
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　旅行の醍醐味は、上げ膳据え膳にありますが、その中でも朝食は、お宿でいただく最後のお料理であると同時に、一日をスタートさせる元気の源でもあります。もともとこのエリアはリゾート地ですが、このお正月は伊勢神宮の式年遷宮の直後で、伊勢志摩全体がどのお宿もかなり込み合っていたようです。今回は混雑の中を出かけるので、旅行代理店といろいろ相談して行程を決めたのですが、それでもカバーしきれないところがでてきました。でも、繁忙期にも関わらずこのホテルは人的サービスの水準が高く、行程上の不安を解消することができました。ビジネスではなく年末年始の休暇旅行だったので、貴重な時間を有意義に過ごせるのは素晴らしいサービスであったとしみじみ感じました。
　複雑な海岸線で波穏やかな志摩は国立公園なので、街も静かでのんびりと過ごすことができました。いつかまた異なる季節に来てみたいものです。

　おかげさまでこの朝食ブログもまた新たな一年を迎えることができました。一年の計は元旦にあり、一月の計は一日にあり、一日の計は朝にあり・・朝ごはんとともに一日をスタートしたいと思います。
　ゆっくり志摩の海を眺めながら、自宅では到底不可能な特別な元旦でした。

　今日も元気に朝ごはん！