山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

遠山の雪も別れてしまつた人も

2005-01-12 00:21:42 | 文化・芸術
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<日々余話>

地震影響で地球変形、1日の長さが短縮 NASA推計 (朝日新聞) - goo ニュース

NASA(米航空宇宙局)では、スマトラ沖大地震の影響で地球の形がわずかに変形した(扁平率が微量だが減少した)と伝えている。
また、地球の自転速度がごく僅かだか速くなったとも。1日の長さが100万分の2.68秒だけ短くなったというのだ。
さらには地軸も東方向へ2.5cm.ほど移動したとみられるとも。
これらの発表はあくまで地震のデータを基にした推定情報で、扁平率の変化や1日の長さの短縮などは計測可能な限界に近く、立証できるほどの変化とは言えないらしい。
ただ、地軸の移動は計測しうる可能性もあるという。
観測史上初の大地震といわれる天変地異は、直接に地球そのものを変容させるほどのスケールを有していた、という事実にまったく驚きを禁じえない。
このニュースをもってやみくもに危機感や終末観を煽るような風潮は戒めたいが、
それにしても派生した津波による大被害とともに、大自然の威力というものをまざまざと再認させられる事実だ。


余談ながら、今回の津波報道のなかで、
<津波にあたる英語はなく、Tsunamiと表記>されていることに今更ながら気づかされた。念の為、辞書で確認してみると、Tsunamiは日本語から英語化されたとある。
tidal wave という言葉があって tsunami と同義に用いられもするが、厳密には強い風や大潮による上げ潮を指すもので、地震などによって発生する津波とは異なるらしい。
したがって日本語の<Tsunami>が英語圏でも用いられていたのだった。
それほどに日本列島は地震国だったということであり、津波に対する警報システムも世界に冠たる先進国という訳だ。