山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

母なる大地アフリカ-侵蝕と掠奪の歴史

2019-01-28 23:52:55 | 文化・芸術

3日ぶりの言挙げ――

何処かへ旅をしていた訳でも、体調を崩していた訳でもありません。

「新書 アフリカ史」なる、600頁にも及ぶ新書にしては大部の本書を読み出したら、

どっぷりと嵌まり込んでしまって、関連書を紐解いたり、或いはWikiを参照したりと、

読み了えるのに、先刻までかかってしまったのです。

太古の昔、人類の祖型たちを誕生せしめた彼の大地――

その母なる大地を出奔して、地球の各地域に分布拡大

それぞれに、原始から有史の時代へ、と歩み出してより

その末裔たちは、逆に、

彼の母なる大地を果てしなく侵蝕・掠奪しつづけてきたのだ――

その物語を、次第を、

噛みしめ、噛みしめ、読み継ぐのは、ナマナカでは……

 

―今月の購入本―2017年02月

◇フィリップ・K.ヒッティ「アラブの歴史 (上)」 講談社学術文庫

◇フィリップ・K.ヒッティ「アラブの歴史 (下)」 講談社学術文庫

◇又吉直樹「火花」 文春文庫

◇高橋 敷「みにくい日本人」原書房

◇横山三四郎「ペルシャ湾」 新潮選書

◇永田和宏「生命の内と外」 新潮選書

◇スティーヴン・ファージング「世界アート鑑賞図鑑」東京書籍


ん?!…、<X>十の手習い…?

2019-01-25 23:06:52 | 文化・芸術

四十? 五十? 六十? はたまた、七十?

遠い記憶だが――

明治44年生れの親父殿が「四十の手習い」と使っていたのを、

幼い頃に耳にしたことがあったか、と朧気ながら思い出されるが…

江戸の頃はもちろん、戦前・戦中派あたりなら「四十の手習い」と云うのが当然だったろう。、

ところが、昨今では、<四十>や<五十>ではなく、「六十の手習い」と云うのが常用句らしい。

国語辞典にあたってみれば、「四十の手習い」は姿なく、「六十の手習い」があるのみだ。

昔なら、齢四十ともなれば、盛りも過ぎて、そろそろ後進に道を譲るべしか、

謂わば林住期なる後世を如何に過ごさんか、と「四十の手習い」に愉悦を見出そうとしたのだろう。

だが、今や、我々日本人の平均寿命は、伸びに伸びて、80歳を優に越えてしまった。

かほどに長寿社会となってしまっては、

嘗ての「四十の手習い」も、「六十の手習い」と付け替えねばならないのも、理の当然か。

 

然りながら、果たして、世界中の人々が、

これほどの長寿社会を営むように、成るのだろうか…?

富の均衡化ではなく、富の集中へとばかり加速してゆく、

高度資本主義社会の末路は、そんなにおめでたいものではない。

われわれ人類は、すでに破滅の道へと歩み出しているのだろう、きっと。

 

―今月の購入本―2017年01月

◇青木 理「日本会議の正体」 平凡社新書

◇斎藤 環「オープンダイアローグとは何か」医学書院

◇斎藤 環.編「現代思想 2016年9月号 特集=精神医療の新時代」青土社


スーパーブラッドムーン-Super Blood Moon-

2019-01-21 23:59:00 | 文化・芸術

今宵はスーパームーンとや~~

おまけに、アメリカでは皆既月食で

スーパーブラッドムーン-Super Blood Moon-だったとや~~

 

―今月の購入本―2016年12月

◇「Adobe InDesignCS4ベーシックマスター」秀和システム

◇坂本太郎 井上光貞.他「日本書紀〈3〉」 岩波文庫

◇宇治谷孟「日本書紀 <上> 全現代語訳」 講談社学術文庫

◇宇治谷孟「日本書紀 <下> 全現代語訳」 講談社学術文庫

◇文芸春秋編集「エッセイで楽しむ 日本の歴史〈上〉」 文春文庫


Windows.10搭載機に買い換えたら…

2019-01-19 16:34:45 | 文化・芸術


もうずっとPCはWindows.7でやってきたのだが…
10月にまったく不調となり、修理も効かないというので、
仕方なくWindows.10搭載機に買い換えたら、
Appliのバージョンアップが、まあいろいろと必要なこと――
この<ホームページビルダー>もその一つ

―今月の購入本―2016年11月

◇坂本太郎 井上光貞.他「日本書紀〈4〉」 岩波文庫
◇坂本太郎 井上光貞.他「日本書紀〈5〉」 岩波文庫
◇大山誠一「天孫降臨の夢―藤原不比等のプロジェクト」 NHKブックス
◇五来 重「円空と木喰」 角川ソフィア文庫
◇島田裕巳「天皇と憲法 皇室典範をどう変えるか」 朝日新書
◇八柏龍紀「日本人が知らない「天皇と生前退位」」双葉社
◇ヘンリー・スギモト「北米日本人の収容所―記録絵画」叢文社
◇川合彦充「日本人漂流記 <上>」現代教養文庫 Kindle版
◇武田一度「かしげ傘―武田一度戯曲集」カモミール社
◇吉村 昭「吉村昭の平家物語」 講談社文庫
◇吉村 昭「わたしの普段着」 新潮文庫
◇吉村 昭「新装版 海も暮れきる」 講談社文庫

座・九条から新しい小屋づくりへ

2019-01-17 23:15:50 | 文化・芸術


工事契約完了――
完成オープンはいつになるか? 
残念ながら、なお確定はならず。
願わくば、4月末迄にはオープンしたい、
と強く申し入れたものの、確約の言質は取れず。
しばらくは工事の進捗を見守りつつ、判断するしかないようだ。

―今月の購入本―2016年10月

◇中野三敏.編「日本の近世 <12> 文学と美術の成熟」中央公論社
◇塚本 学.編「日本の近世 <8> 村の生活文化」中央公論社
◇吉村 昭「ふぉん・しいほるとの娘 <上>」 新潮文庫
◇吉村 昭「ふぉん・しいほるとの娘 <下>」 新潮文庫