山頭火つれづれ-四方館日記

放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じる林田鉄の日々徒然記

霜夜の寝床が見つからない

2004-10-31 16:56:03 | 文化・芸術
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山頭火のモノローグ

わしは労れた。――
歩くことにも労れたが、
それよりも行乞の矛盾を繰り返すことに労れた。
袈裟のかげに隠れ、嘘の経文を詠む、貰いの技巧を弄する、―― 
応供の資格なくして供養を受けるこの身に堪えきれなくなったのだ。―― 


わしは、あてもない果てもない旅の疲れを抱いて、
何年ぶりかの熊本へと戻ってきた。―― 
街は師走の賑やかさだったが、
わしの寝床はどこにもなかった。



かるかやへかるかやのゆれてゐる

2004-10-30 14:26:31 | 文化・芸術
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カボチャ中さんの日記から
占いサイトを拝借してみた。

新感覚、右脳を計る性格分析ツール

あなたの分析結果がでました。
一言であなたの深層心理を暴いた結果です。
世の中で鍛えられたあなたより、昔の自分をイメージすると、よりいっそうわかりやすいと思われます。

<基本性格>
・世間体を気にせず、決して他人と同じようにしょうとは思わず、俗世間の事に関わらないで生きて行く人。
 ・超俗派、世俗を超越していて、俗世間の事に関わりなく超然としている人。

<男性性格>
 本当は悪気の無い人情に厚い人なのだが、愛想の無い横柄な態度が誤解を招き易い。独創的な発想をする為、ありふれた事には満足しない。好き嫌いや気分に左右される事無く、自分の信念に忠実な行動しか取らない意地の強さを持つ人。

<表層意識>
―他人から自分がどう見られているか―
あなたは、一人で過ごす時間や空間を何よりも大切にします。他人からの干渉を嫌い誰かを頼る事無く、自分で問題を解決しょうと言う姿勢を持っています。又、絶対に他人に媚びたりごますりをしたりする事はありません。その潔い態度はあなたの一番の魅力になっています。
人と違うオリジナリティをいつも心がけ、周囲との考え方が違いすぎて、変わってる、とよく言われますが本人はそれを個性的と受け取っています。そして生活の仕方、仕事の進め方に至るまで自分の流儀を持っていて、それを実行しています。それゆえ、突然の、臨機応変の対応を迫られるのが大の苦手のようです。そして何時もマイペースなのでそれを乱される事を嫌って、周りに自分のペースを押し付ける事もあり、それも弱い相手だと顕著になる傾向にあります。外見はさっぱりとしていて飾り気が無く、見栄をはったりおしゃれはしませんが清潔な印象を与え、開けっぴろげで人見知りしない態度や、相手の思惑や感情を気にしない率直さが印象的でもあります。
豊富な知識を持ち合わせ、頭も良く、感情に左右されないタイプですから、物事を客観的な視野で判断できる人ですが、結論を出すのには自分が納得できるまで時間をかけるタイプでしょう。また、誰の前でも自分の個性を上手に発揮出来るのですが、心の中では自分の世界を作っており、あまり他人を入れる事は好きでは無いようです。気まぐれで自由にしていたい気持ちが強く、その様な面は人から批判されがちですが、世間体など気にせずマイペースで生きていく人でしょう。
そしてまた、一人で居たい割には意外な事に大勢集まると仕切りたがりな面があり、しかも仕切りは上手なのです。その関係で世話焼き上手なのかも知れません。また、普通なら人が嫌がるような単純な作業の繰り返しであってもちっとも苦にならないのは、すぐに自分のペースを作り、その世界に没頭する事が出来るからなのでしょう。

<社会意識>
―社会の一員としての自分を活かしたい―
あなたは、常にムードメーカーとして周りに気を遣い、場を盛り上げる人でしょう。性格は誠実で几帳面、清潔感に溢れる好感の持てるタイプです。なんとなく陽気で場を明るくする何かを感じさせてくれます。そして、世間の常識や伝統に縛られず、自分の視点から今までに無いやり方を発見し、常に変化を求める傾向がある人でしょう。
新鮮な感覚のアイデアは豊富で、それをすぐ行動に移す実行力も備えていますが、飽きっぽく、行動が長続きしない傾向があります。が、後は根気さえ続けば言う事なしで、物事をいいかげんに済ます事ができないタイプであり、常によりよい状態を目指す人なので、落ち着きと強い信念とバイタリティで、必ず実現するでしょう。そしてまた、自分から他人に擦り寄る事が嫌いな潔い人ですが、人情に厚くてお人好しが多く、人に頼まれると嫌と言えず、何でも引き受けてしまうのも特徴であり、信用を重んじる堅実型なので、自分の時間を削っても解決の為に奔走します。利用されて金銭的な実害を受ける事もあります。でも、不思議な運勢に守られていますので、大きな災難は向うから避けていくようです。また、割と本心は外に出さない所があり、時として落ち込んだり弱気になったりする面があって、お酒に走ったり、異性に迷ったりする傾向にあります。そして、独特の雰囲気から変人っぽく見られますが、自分を理解してくれる人には愛情深く付き合う人でしょう。

<深層意識>
―自分の心の奥底に潜む自分を確認したい―
・好奇心が旺盛で、新しい事柄を常に吸収しようとする。情報に敏感。
・強引さを慎み、争いはなるべく回避する。従順で調和的。
・流れに身を任せる為、その場の勢いに流されがち。環境に左右されやすい。
・周囲の動向を気にし、自分の評価や評判が気になる。
・過剰な自意識が、優雅な身のこなしを作り出す。ゆえに、ストレスは溜まりやすい。
・褒められ、賛美され、伸びてゆく人。

ぬいてもぬいても草の執着をぬく

2004-10-30 11:45:09 | 文化・芸術
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山頭火のモノローグ

昭和四年の三月だったか、――
北九州の海沿いの村を行乞したが、玄海からくる西北の風が吹雪となって、
みな雨戸を閉め、お経を読んでも対手にしてくれない。
日暮れ近くになって所得のない鉄鉢を掌にのせて、
若松の街へ入り、ある通りを行乞した。
いつのまにか吹雪が牡丹雪に変わっていたが、
どうしたことか左右から若い女が、手に手に米ではなく、銭を投げ込んでくれる。
それも五銭、十銭、なかには五十銭という大金もある。
重いほど貰ってよく見ると、そこは廓で、女郎がわしのお経で仏心を起こしたのだろう。――
そこまではよかったが、それからがいけない。もう一人の山頭火が姿を現した。
女たちに貰ったお金で、楼に上がって女郎買いをしたのだ。――
騒いで、呑んで、疲れて、寝た。――
朝、覚めてみると、女と一緒に寝ているではないか。
これでは熊本の老師に申し訳がない。仏弟子としてお釈迦様に相済まぬ、――
顔も洗わず飛び出して、寒い風の中を走るように逃げ出した。
――(自嘲の笑い) わしはそういうクソ坊主なのだ。

死にそこなって虫を聴いている

2004-10-29 04:12:57 | 文化・芸術
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山頭火のモノローグ

 途上、愕然として我にかえる、―― 
母を憶い、弟を憶い、――
また父を憶い祖母を憶い姉を憶い、―― 
なんのための出家ぞ、なんのための行脚ぞ、――
法衣に対して恥ずかしくはないか、――
袈裟に対して畏れ多くはないか、――
万人の布施に対して何を酬ゆるか、――

鴉とんでゆく水をわたらふ

2004-10-28 15:41:10 | 文化・芸術
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石川五右衛門だって?!?!

生年月日で日本の歴史上人物になぞらえて占うという
歴史占いをしてみたら

安土桃山時代に生き
潔く散った極悪非道の盗賊
石川五右衛門だって?!?!

なにをするのも個性的で独創的

変わっているうえにマイペース。世の中の尺度なんて眼中になく、自分にとっての善し悪し、好き嫌いで生き抜くはぐれ者。五右衛門も並のワルじゃぁありません。強盗、殺人、おいはぎ等悪逆無道の果てに、時の権力者秀吉の命を狙って伏見城に忍び込み、あと一歩で御用に。しかも、「お前こそ天下を盗った大泥棒だ」と、啖呵を切りました。頑固で融通がききませんが、あなたの個性を磨くことでオンリーワンの存在になれます。


■頭脳・知識
コピー不能な芸術的思考の持ち主。全部がオリジナリティーに溢れている。他の人が真似できない独創的な分野を切り開き、後にも先にも、その世界でオンリー1の存在となる。

■センス
何が嫌って、他人の物差しで計られたり、一般的な常識に合わせて生きること。はなから合わせる気もない。一途で一本木なところがある。「孤高の人」でも、それはそれで男の美学を感じている。


■感情
他人に影響されず、頑固なまでに自分の中のルールとテンポを崩さない。ふだんは物事を冷静に観察してクールだが、いざという時、内なる闘志をメラメラと燃やす。


■外見・言葉
あまりにも個性的なので、「変わっている」と思われがち。無口だし表現力も乏しいし、初対面の人は取っつきにくいかもしれないが、気持ちは真っ直ぐで純情で、裏表がない。


■行動
群れるのが嫌いな一匹狼。たいていは一人、あるいは気心が知れた身内と一緒に過ごすことが多い。一旦、「コレだ!」と決めたら、回りの視線や評価など気にせず、トコトン突き詰めていく。


P.S
でもこれ、とてもまともに受取れないな。
だって、私には双生児の兄がいて、一卵性だったから、そりゃ容姿も気質も似ていて、いつも間違われてきたし、この年になってもお互い一緒にいれば、心の動きは結構手に取るようにわかるけれど、生まれが同じだからといって、どっちも同じ石川五右衛門だと言われてもね……。