黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

走って、守って、攻めて、それでも届かなかった日本一

2011-08-12 17:00:39 | 女子サッカー
ジュニアユース世代女子日本一を決める第16回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権
決勝トーナメント初進出のアルビレックス新潟レディースU-18は決勝戦で4連覇を目指す女王・浦和レッズレディースジュニアユース (関東1/埼玉)と対戦。

第16回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権

〔決勝戦(大会5日目)〕 30分×2、延長10分×2
アルビレックス新潟レディースU-18 1-0(0-0、0-0、延長0-0、0-0、PK4-3:3○11×7×2○8○10×‐32×34○36○29○27×28○) 浦和レッズレディースジュニアユース

終始、アルビレックス新潟レディースU-18はボールポゼッションしながら優位に試合を進めながら、GKとの1対1などを決められず延長戦へ。チャンスはいくらでもあったという感じの試合。
PK戦の時はもうパワーが出ない感じだったね。
真夏、それも炎天下、そんな連戦を5試合を戦い抜いたとは思えないスタミナで最後まで積極的なプレスをやり通す。そして積極的にシュートを撃つ。
子供は大人の姿を見て育つというが、本当にアルビレックス新潟のサッカーのDNAをよくぞここまで受け継いだものだ。
お古のユニを大事に着ているのもそれはそれで物を大切にする感じで良いと思う。
結果的に攻め切れず、サドンデスのPK戦で敗れてはしまったものの、相手は1・2年生のみの編成とは言えこの世代の圧倒的な強さを誇る浦和レッズレディースジュニアユースにあと1歩まで近づいたことを確認できた。
関東中からセレクションで選ばれた50人以上の選手を抱え3軍・4軍を持つチームに対し、ほぼ新潟市周辺部の選手が中心のアルビレックス新潟レディースU-18。
そんな地元の普通の女の子達が毎日のお稽古を重ねてついに全国大会の決勝戦まできたが、最後で力尽きた。PK戦まで持ち込んでしまったことが敗因だろう。
5試合を通して1失点で、黄紙も赤紙も1枚も貰わずにフェアプレー賞受賞。

最高の舞台だったが本人達は絶対に納得できない残念な結果を新潟へ持ち帰ることになった。
まだ浦和レッズの壁を越すには何かが足りない。技術なのか、体力なのか、精神力なのか、これからはその何かを求めてお稽古に励むことになる。
(まあ、この人達は常日頃から全国大会で優勝する、優勝するって声に出して言っているんで、これが良いのかもしれない。単に感覚がわからないだけだったのかもしれないが。)

ちょうど8月14日(日)にはJ1リーグ戦のホーム戦があるので、東北電力ビッグスワンで報告をしてもいいんじゃないかな。
負けたとはいえ、全国大会で準優勝という成績はアルビレックス新潟はもとより、新潟県のサッカー関係者の努力が実った結果ではあるので。
そしてリベンジを誓うにはちょうど良い場だ。対レッズ戦の勝利ということを心に刻む為には。

これからの心配は、中学3年生が全国各地の高校からの勧誘をどれだけ受けるか。
新潟県に留まってそのままアルビレックス新潟レディースU-18として活動してもらえると良いのだけど。
まあ、開志学園高等部という選択肢もできたし、高校卒業後も新潟でサッカーを続ける環境は良くなってきているので、ぜひ残ってほしいな。
そして、高校生のうちになでしこリーガーとしてデビューするくらいのスキルを身に付けてほしい。
まだ、今年度はU-18がまだあるから、やることはたくさんあるし、また、練習試合も含めて浦和レッズレディースや下部組織とは対戦することはあるだろうけど。

ちなみに中学3年生の選手は
MF 瀬倉 春陽 1996.04.05 セントヴィゴーレ
FW 山嵜 菜央 1996.04.05 セントヴィゴーレ
DF 橋本 祥子 1996.06.11 FC五十嵐ガールズ
DF 山口 楓 1996.07.01 FC山の下アズーリ
GK 村岡 佑彩 1996.08.03 セントヴィゴーレ
MF 瀧澤 莉央 1996.09.30 FC五十嵐ガールズ
GK 高橋 麻美 1996.10.26 AVANTI TOHO SC
MF 藤井 つむぎ 1996.12.15 村上サッカー少年団



選手個人としてはこれから一生を通して付き合っていくことになる選手がいっぱいいたんじゃないかな。この大会を通して。
年代別代表はJFAアカデミー福島や日テレ・メニーナからほとんどが選らばれる状況ではあるが、今大会に出場したチームからも年代別代表が出るように切磋琢磨しないとね。

とりあえず、まずは、無事に新潟へ帰ってくること。それからだ。

アルビのサポーターにとっては、今回もそうなんだけど、男子も女子も下部組織のチームが結果を出してくれるということは、自分達が応援しているトップチームの方向性が間違っていないということを再確認させてくれるんだよな。だからありがたい。


そんなこんだグダグダ言いながら、昨年の悔しい思いをした時から今年にかけて、そして予選から決勝までに至る道のりは実に楽しかった。
夢と元気を与えてくれてありがとう。



レディースU-18・第16回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会試合結果(アルビ公式HP)

2011秋・関カレ日程

2011-08-12 06:00:20 | 女子サッカー
第25回関東大学女子サッカーリーグ戦 日程

2011年8/28(日) 西が丘サッカー場
10:00   開会式
11:30K.O. 武蔵丘短期大学(前年1部2位) ‐ 関東学園大学(前年1部7位)
13:30K.O. 早稲田大学(前年1部1位) ‐ 慶應義塾大学(前年2部1位)

2011年8/31(火) NACK5スタジアム大宮
11:30K.O. 筑波大学(前年1部4位) ‐ 日本体育大学(前年1部5位)
14:00K.O. 神奈川大学(前年1部3位) ‐ 尚美学園大学(前年1部6位)


1部リーグ(8校)】
早稲田大学(東京都) [部員数34人]
武蔵丘短期大学(埼玉県) [部員数23人]
神奈川大学(神奈川県) [部員数26人]
筑波大学(茨城県) [部員数29人]
日本体育大学(神奈川県) [部員数63人]
尚美学園大学(埼玉県) [部員数57人]
関東学園大学(群馬県) [部員数50人]
慶應義塾大学(神奈川県) [部員数21人]

2部リーグ(8校)】
東京女子体育大学(東京都) [部員数51人]
大東文化大学(埼玉県) [部員数31人]
山梨大学(山梨県) [部員数21人]
順天堂大学(千葉県) [部員数31人]
日本女子体育大学(東京都) [部員数23人]
東京学芸大学(東京都) [部員数12人]
東京情報大学(千葉県) [部員数11人]
国士舘大学(東京都) [部員数31人]

3部リーグ(8校)】
茨城大学(茨城県)[部員数11人]
千葉大学(千葉県)[部員数17人]
東京外国語大学(東京都)[部員数19人]
十文字学園女子大学(埼玉県)[部員数11人]
埼玉大学(埼玉県)[部員数8人]
帝京大学(東京都)[部員数13人]
創価女子短期大学(東京都[部員数5人])
東京国際大学(埼玉県)[部員数17人]


3部リーグまであるなんて日本の女子サッカーリーグでは珍しい。
1部リーグでは部員数50名ほどのところが多く、優秀な補欠がたくさんいる。
逆に3部リーグくらいになると、掛け持ち入部なんてこともあるくらい部員数確保が難しいところが多い。部員数だけ見て結果が読めちゃうぐらいだけどね。下の方は。

まあ、北信越なんて4校しかなくて、そのうち新潟県が2校で、上越教育大が7人なんて状況なんで、関東地域は凄いと思う。
1枠もらってごめんなさいという感じではある。

高校女子サッカー出身者が毎年多数卒業しているので、関東ではそういう経験者の受け皿になっている。
こんなにたくさんの選手の中からユニバーシアード代表になれるのは3~4人。選ばれし者って感じの人達だね。
(前回大会から学連枠が半数以下になった為に本当に少なくなった。)
当然、卒業後競技者として続ける人は数人しかおらず、その辺は他のスポーツと同様である。
まあ、草サッカーとかができる環境が自分達の周りにあれば、生涯スポーツとして成り立つのだけど。
国体選手はなでしこリーグが撤退傾向にあるので、今後大学生中心になっていくだろう。他の競技は社会人もいたりするんだけどね。
なので、この大学女子サッカーという分類は今までの企業スポーツの補完になっていることが多い。

2011ユニバ開幕

2011-08-12 00:00:53 | 女子サッカー
第26回ユニバーシアード競技大会2011/深セン

グループC
8月11日(木)19:30K.O
日本女子代表3-0(2-0、1-0)エストニア女子代表

【日本】14分 岸川 奈津希、34分 大滝麻未、81分 大滝麻未

〔スタメン〕
[12] 池田 咲紀子 IKEDA Sakiko (GK) 浦和レッズレディース
[ 3] 左山 桃子 SAYAMA Momoko(-86') 静岡産業大学
[ 4] 臼井 理恵 USUI Rie 早稲田大学
[ 5] 田子 亜貴 TAGO Aki ASエルフェン狭山FC
[ 6] 高畑 志帆 KOHATA Shiho 早稲田大学
[ 7] 岸川 奈津希 KISHIKAWA Natsuki 浦和レッズレディース
[ 8] 筏井 りさ IKADAI Risa (C) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
[ 9] 大滝 麻未 OTAKI Ami 早稲田大学
[10] 中出 ひかり NAKADE Hikari(-77') 伊賀フットボールクラブくノ一
[11] 鈴木 薫子 SUZUKI Kaoruko(-65') ASエルフェン狭山FC
[19] 竹山 裕子 TAKEYAMA Yuko(-71') 浦和レッズレディース

〔Substitutes〕
[ 1] 船田 麻友 FUNADA Mayu (GK) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
[ 2] 櫻本 尚子 SAKURAMOTO Naoko(+86') ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
[13] 乃一 綾 NOICHI Aya(+77') 伊賀フットボールクラブくノ一
[14] 田中 麻里菜 TANAKA Marina スフィーダ世田谷FC
[15] 長田 いづみ OSADA Izumi(+71') 神奈川大学
[16] 久保田 麻友 KUBOTA Mayu 日本体育大学
[17] 高橋 千帆 TAKAHASHI Chiho 吉備国際大学
[18] 杉田 亜未 SUGITA Ami 吉備国際大学
[20] 杉山 貴子 SUGIYAMA Takako(+65') 武蔵丘短期大学


岸川のゴールで大会が開幕。大滝の2ゴールで留め撃ち。
いきなり助っ人が活躍したようだ。

スタメンを見るとなりふりかまわぬ感たっぷりで、学生の交流を目的とする大会の主旨はどこへ行ったのだろうとは思う。やはりそれだけ韓国よりも上の順位になりたいのだろうな。日本サッカー協会は。
大学生を試合に出させてあげたいところなんだろうが、そうもいかないんだろうな。
でも、これだったら学連から監督・コーチを出さない方がかえって良いような気がする。



8月13日(土)16:30K.O 日本女子代表-ブラジル女子代表
8月15日(月)19:30K.O 日本女子代表-フランス女子代表
8月17日(水)19:30/16:30K.O 順位決定戦
8月19日(金)16:30/19:30K.O 順位決定戦
8月21日(日)21:00/17:00/16:30 順位決定戦



男子は初戦のガーナに終了間際に追いつかれ2-2のスタート。

アナザーなでしこ。
大滝・長田ら4年生の最後の大舞台。
サッカー人生の集大成を掛けた戦いが始まった。