黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

新潟にメジャースポーツチーム誕生

2011-05-18 23:30:57 | ノンジャンル
株式会社日本航空の経営合理でチームを引き継いだバスケットボールWリーグ「新潟アルビレックスBBラビッツ」発表記者会見
10月のWリーグ開幕に向け本格的に始動

まずは新人の川上聖子(拓殖大学)・近藤紗奈(鹿屋体育大学)・菅野恭子(仙台大学) と出岐奏主将ら移籍の5人の計8人分の雇用を確保したようだね。(選手はNSGグループの職員として働きながらプレーする。
マイナースポーツである女子サッカーにとっては脅威だな。いきなり大卒3人採れちゃうんだ。
Wリーグは一般紙にも試合結果が掲載され、競技人口では女子サッカーなんかとは圧倒的な差がある女子バスケット。
その知名度がどう影響するかどうか。なんたって最初からトップリーグなのが大きいかな。
チームは社団法人で単独で運営するみたいだけど、まずはどのアマチアスポーツ界も苦しんでいる雇用の確保で思いっきりバッティングするので、どれだけ受け入れ企業にメリットが出せるかどうかの競争かな。

マネージメント能力の差と営業力の差が鍵になるだろうな。

生き延びようサッカー界!! 白鳥の被り物をしたウサギになんて負けるな!!





まあ、こっちの方が桁違いにお金はかかるんだけどね。

アルビレックスレーシングチーム、アジアンフォーミュラールノー参戦

NSGさんも大変だ。

ついにアルビも東京電力元所属選手の受け入れ発表

2011-05-18 18:00:24 | アルビレディース
背番号25 MF 上辻 佑実

□1987年11月30日生(23歳)
□158cm/53kg
□大阪府出身
□朱雀SC→ラガッツァFC高槻スペランツァ→FCヴィトーリア→東京電力
□代表歴
 2005 U-18日本女子代表
 2006 U-20日本女子代表(AFC U-19女子選手権マレーシア2006)
□出場記録 日本女子サッカーリーグ 1部リーグ通算92試合10得点、2部リーグ通算18試合1得点、リーグカップ戦通算9試合0得点、全日本女子通算12試合4得点(2007年シーズンは2部、FC高槻で2重登録出場有)


事情が事情なんで手放しでは喜べない移籍加入だね。それぞれに。
既に多くの人が試合会場でジャージ姿の上辻選手を見かけているので練習参加をしていることはわかっていたが、まだ新潟県内に福島からの避難している本年中にアルビが東京電力から選手を受け入れるとは思わなかった。
(10月16日だったっけ、なでしこリーグの移籍ウインドウの最終期限があるから、サッカーのことだけを考えれば移籍するならこの中断期間はタイミングとしては良いのだが。)
今回の福島での原子力発電所の人災で多くの人が迷惑を被っているが、その当事者である福島勤務の東京電力の社員であった上辻佑実がトップリーグでサッカーを続けることは世間からの批判覚悟の上の決断だと思う。
またそういう訳ありの事情を抱えた選手を受け入れる立場となるアルビレックス新潟も相当な覚悟を持って今後の事態に取り組んでいくのだとも思う。
元社員としてこれからもやれることをしっかりした上で、彼女は今現在も避難を続けられている福島の人が不快な思いをしないような、そんな生き方をこれからしていかなければないだろう。

残り少ないアスリートとしての時間を新潟で費やそうとした選択は、他チームとの絡みや感触もあっての結果かなと思う。
一番は元FCヴィトーリアの盟友である阪口夢穂選手の存在が大きいとは思うが(当時の事情もあって実家のあるFC高槻は選べないし)、東京電力の究極のアンチテーゼであるアルビレックス新潟を選らばざるを得なかった世の中的な事情もあるのだろう。
関東に行けば再就職先も用意されたクラブもあっただろうが、あえて生活面ではかなり厳しい新潟へ来たのは色々なことを考えた結果なんだろうなと思う。

個人的には、この選手がまだ高校生だった頃、FCヴィトーリアの所属選手として阪口夢穂選手と上辻佑実選手の大活躍で全日本女子ユース(U-18)選手権をブレークした印象が一番強い。
本当にこの2人のコンビの息はぴったりで、大人になってもう1回見てみたいとは思っていた。
結局、2人共高校卒業後に就職して田崎真珠と東京電力に別れてサッカーを続けることになる。

この代のU-20日本女子代表は結果が出なかった。その理由はやはりまだJFAの取り組みが不十分だったことも大きいとは思う。世界に打って出るには育成年代の準備不足感はあった。
でも、この後のU-20日本女子代表が大会を終えると引退することが多い女子サッカー界で、未だに続けている選手が多い年代だとも思う。やり残した感が強いのではなかろうか。

まあ、宮本が伊賀FCに移籍した今シーズンの東京電力は中盤を上辻佑実選手中心で組み立てる3バックの蹴り込むサッカーを宮崎では準備していたようなので、4バックで中盤でしっかり繋いでゲームを作るアルビレックス新潟のサッカーに馴染めるかどうかは微妙なところではある。
前目のポジションならどこでもできるだろうから、流動的にポジショニングするサッカーに慣れて、守備の約束事を果たしてくれれば、代表とは縁がないが個の能力は高校生の時から衰えていないのでスタメンの可能性も出てくるのではないだろうか。フィジカルの問題はあるにせよ。

東北人(と茨城県人)と関西人と神奈川県人と静岡県人、選手構成が極端になってきたように思うのは気のせいかな。(未だに新潟県出身選手がいないのがこのチームの最大のウィークポイントなのだが。)

受け入れてしまった以上、それぞれに複雑な思いはあるにせよ、それらも含めてサポートしなければならないね。


※さすがにこの状況で背番号7番は付けられないよな。いくらなんでも。