黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

新潟県の女子サッカー2011

2011-04-08 18:20:10 | 女子サッカー
2011年度 新潟県女子サッカーリーグ 日程


どんなチームが参加するのはまだわからないけど、全部の試合がちゃんと消化できるようなそんな大会になればいいね。
参加者が盛り上がれれば一番良い。大怪我せずに。


全7節のうち、長岡市河川運動公園が3回・長岡市北部運動公園が3回・三条市総合運動公園が1回のセントラル開催。
新潟市にも3面くらい一気にとれるサッカー場があればもっといいのだけどないものはしょうがない。
雨が降るとグジャグジャになるのでそうならないといいね。

大学生の女子サッカー

2011-04-08 06:24:58 | 女子サッカー
日本のトップリーグである日本女子サッカーリーグに大学名を付けたチームが3つある。
日本体育大学女子サッカー部(チャレンジリーグEAST)、静岡産業大学磐田ボニータ(チャレンジリーグWEST)、FC高梁 吉備国際大学(チャレンジリーグWEST)。
いずれもチャレンジリーグに属し、クラブチームの体裁を整えているが、母体は大学であり、資金の出所や使用する施設は大学である。
他の競技と比べてあまり目立たないものの、競争が少ない分、宣伝効果を睨んでの大学の投資かと思われる。

実は日本女子サッカーリーグと大学との提携はそういった露骨な宣伝活動を伴ったものだけでなく、実際の選手受け入れという形で多くのチームが行なっている。
代表的なのは福岡J・アンクラスで、ここは元々福岡女学院女子サッカー部だったので、施設の使用や指導者・選手など福岡女学院が母体と言ってもいいのではないだろうか。
日テレ・ベレーザも駒沢女子大学と提携し、選手が入学して、さらに施設面の使用などでも良好な関係を保っている。
チャレンジリーグのノルディーア北海道も札幌国際大学と運営協力の覚書をかわして、今後、試合運営のお手伝いを願うことになっている。
今季チャレンジリーグに参入するスフィーダ世田谷FCも帝京平成大学と提携をしてトレーナーなどの派遣を行なってもらっている。
ご存知のようにアルビレックス新潟レディースははっきりと提携という形をとってはいないが、多くの選手が新潟医療福祉大学やJAPANサッカーカレッジに通いうながらサッカーをしている生活だ。

では、日体大・静産大・吉備国大と他の大学生が在籍するクラブチームと何が違うかというと、前述の3チームに所属している選手は学連所属にも所属していて、インカレ(大学選手権)に出場できる点だ。
当然インカレに重きを置いている。
学生募集のツールとしての部活動なので、考え方は当然だ。大学も商売だし、当然宣伝も必要だ。
ユニバーシアード代表は強化合宿の日程的にも原則学連所属の選手となろうが、この3チームの2つのリーグに所属している関係で日程的にユニバーシアード強化の妨げになることは確実だ。

学連以外の大学生でユニバーシアードに行ったら、たぶん、メダルは確実ではないかと昔から思っている。もちろんそんなことしないが。韓国はしているけれど。
また、もしなでしこリーグ所属の選手が駒沢女子大学や新潟医療福祉大学の選手としてインカレ予選に出場したら予選の状況も大きく変わるだろうが、それは意味が無いことなのでしない。

アメリカではカレッジリーグとプロフェッショナルリーグ・セミプロリーグが完全に分かれたイメージだが、日本は数合わせて的にカオスなリーグにしてしまったので、チャレンジリーグの存在価値が曖昧なままになっている。

愛媛FCレディースの愛媛女子短大に所属する選手がいるので、静産大と同様にインカレと地域リーグの2重登録選手を抱えていると思われるが、チーム名には大学名が付いていないので、そこはアルビレックス新潟レディースに近いのかなと思う。
Jリーグと大学とのコラボであるこの愛媛FC方式が、実はJリーグの大学の資源を活用しながら会社や大学名を出さないことによる地域密着さを併せ持つ良い意味でのファジーなチーム形態なのかなとも思う。
ちょっと現在の3チームは大学名がそのまま付いているので嫌らしさを拭えない。(まあ、大学名を付けないと宣伝にならないからお金を出してくれなくなってしまうので、それはそれで仕方がないことなのだが。)

スポーツ界は企業チームの時代が終焉を向かえ、これからは女性のさらなる大学志向の高まりで大学の存在は無視できないが、でも、現在の捻じ曲がったリーグ構成はやはり疑問がある。
男子が禁じているように、女子もリーグ戦とインカレ・インターハイの2重登録は止めるべきだ。
クラブチーム(あるいは企業チーム)という形態だけがリーグ戦に出場できるようにした方がお互いのリーグの良さが出ると思う。
独自の方向性を持って活動している早稲田大学や武蔵丘短大は女子サッカー界の異色の存在であるが、それはそれでポリシーを感じる。

まあ、おそらく今年も日本女子サッカーリーグに所属するチームが、これら学連だけに所属するチームに負けてしまうことが予想され、それはそれでトップリーグの価値的には由々しきことではある。