黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

なでしこリーグには無い魅力 大学女子サッカー

2011-04-05 06:44:38 | 女子サッカー
久しぶりに他人の戦評を読み返してみる。

しっかり面白かった大学女子選手権

昨年のインカレ準決勝「関東学園大学VS神奈川大学」の試合の戦評だが、たしかにあの試合は点の取り合いで面白かった。
アルビレディース的には「北原佳奈VS小山真央」の試合だ。長田いづみと野村まいが輝いていた。

大学生であれだけの試合のレベルを維持できる国はあまりないのではないかと思っている。
高校生の進路として、なでしこリーグというトップリーグの選択肢があり、レベル云々はともかく指導者と練習場が確保された環境が用意された大学という選択肢がある日本はやはり恵まれていると思う。
まあ、真剣に日本代表を目指すなら大学リーグではなくなでしこリーグに行くべきだし、それぞれが持っている価値観の違いに苦しむことになる。

欲を言えば、街クラブや専門学校のクラブももっと充実されて、働きながら、あるいは、学びながら、ある程度レベルが高いスポーツができる環境がもっと日本全国に用意されればベストだと思うが、それはちょっと今の状況では難しい。


北マリアナ諸島女子代表慶應義塾大学ソッカー部女子と試合をするそうだ。


台湾へ遠征している早稲田大学ア式サッカー部女子と同様、自分達の時間が取れる分だけ、こういう活動ができる。
大学の部活動が年間拘束日数の多いなでしこリーグに参入することが必ずしもそのチームのスピリッツを表す行動となっているかどうかは疑問である。
慶應義塾大学や早稲田大学のような活動は学生期間だからできるので、それはそれで評価されるべきだろう。

被災地へ☆ 関学女子
関西ではこんなこともしているようだ。





大学サッカー自体には丸で罪はないのだが、諸事情があって、たぶん日本ではこれから女性がサッカーをすること自体に心無い中傷や非難が浴びされる可能性が高い。
少なくとも東京電力の選手達が所属していたなでしこリーグや日本女子代表の活動は以前と比べ、非常に厳しい世間の目に晒されることになる。
全てのなでしこリーガーは相当覚悟して臨まないといけないシーズンになろう。
一般の女性がもっとサッカーをしてくれることが、その事態を解決する唯一の方法だ。
切ない思いになることもあるかもしれないが、サッカーを嫌いにならないで、ぜひ、サッカーを楽しんで続けて欲しいと思う。