黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

新入団選手発表 第4弾

2011-02-28 18:00:32 | アルビレディース
背番号26 FW 平井 咲奈

□1989年1月19日生(22歳)
□165cm/58kg
□兵庫県出身
□本庄FCガールズ→メニーナ神戸SC→武庫川女子大学


きいちゃん、かぁ。
アルビレディースに女子大出身の選手が加入。(東京女子体育大学も女子大と言えばそうなのだが。まあ、武庫女も今年4月に健康・スポーツ科学科が開設され十分に体育系だろうと言われればそれまでで。)
久々の関西出身。兵庫弁。2年ぶりの関西学生リーグ出身のなでしこリーガー誕生となる。
主だった代表歴はない。なでしこリーグの選手全体のレベルで見れば、叩き上げの部類に属する。


関西学生サッカーリーグの秋季戦(春の大会もあるが、選手が揃わないしインカレの予選でもないので、ここでは無視)の個人賞を並べてみると

2007年秋 得点王・アシスト王・新人賞・優秀選手
2008年秋 得点王・優秀選手
2009年秋 チーム事情がありまして対象外(後に処分撤回)
2010年秋 

となる。
今年も秋のリーグ戦最終戦で試合こそ大体大に敗れたが、優勝を賭けた一戦で個人としては一矢報いるゴールを叩き込んでいる。

サッカー部のブログを見た時はてっきり引退するのかな。っと思っていたのだけど。
関西ではそれなりに活躍したわけだが、果たしてトップリーグで試合に出場できるかはやってみないとわからない。
たしかにパンチ力はある。だが、堅固ななでしこリーグのDF陣をぶち抜けるほどのものかどうかは未知数。
正直、この選手はなでしこリーグには入ってこないと思っていた。それほどまでに接点がない。
武庫嬢なのだからもっと安定した生活も選択肢としてあっただろう。なので、リスクを伴うこのトップリーグ入りという挑戦に敬意を表したい。






今年のインカレ、実は平井は平井でも「平井佑果」の方に注目していた。準決勝の早大戦は攻められる方が圧倒的に多かったのでサイドの選手の方が目立っていた。
攻撃を担う1トップの平井咲奈は孤立無援で、1チャンスを狙っていたが実に可哀想な試合となってしまった。


大学生最後の公式戦だったのだが、試合中もかなり不満気。
(中央のピンクのユニフォーム背番号10が平井咲奈選手)


数少ないチャンスで攻撃の中心になって仕掛ける。
相手のマークは1トップの平井咲奈に集中するため、引き付けるだけ引き付けて味方へ展開しようと試みるのだが、如何せん味方の攻撃の枚数が足りない。


ゲームキャプテンとしてJFA上田委員長から3位の表彰状と記念の盾を受け取る平井咲奈。
全く笑顔が無い。


試合終了後の記念撮影。
まわりの選手皆はこの時点では笑顔なのだが、平井咲奈だけは悔しさがにじみ出ている。一人だけ笑顔が無い。
学生時代にサッカーを完全燃焼しきれなかったようだ。




アルビレディースには菅澤選手をはじめとしてFWやサイドハーフはかなりの激戦区だ。
既に身体作りからチーム作りに移り始めている中で、途中からの参加。
未体験の速さと強さのリーグに初めて加わるので、まずはしっかりと怪我をしない身体作りをして、これまでとは違うやり方のサッカーになるのでチームの約束事を覚えて、なんてことになると、夏のリーグカップ戦あたりにデビューできれば早い方かな。
とにかく、急に無理をして入団初年度を棒に振らないように慎重に練習に励むべき。