黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

女子サッカー支援体制の強化

2010-01-15 06:44:21 | アルビレディース
報道が一斉に行なわれている2010年1月14日の「平成21年度 第9回日本サッカー協会理事会」をチェック。


女子サッカー関連をピックアップ



協議事項

□なでしこジャパン強化指定選手制度[海外]

1.目的
日本女子サッカーの強化策の一環として、2008年北京オリンピックの反省を踏まえて、2011年ドイツワールドカップ、2012年ロンドンオリンピックにおいて、なでしこジャパンがメダル獲得もしくは世界の頂点を目指すために、大会時になでしこジャパンの核となる選手たちに高いレベルのトレーニング・試合を経験させ、個人の強化を図ることを目的とした制度を創出したい。
特に、体格・体力で勝る世界のトップレベルの選手たちの中で、日常的に厳しい環境に身を置くために、アメリカ、ヨーロッパのチーム・リーグに移籍・活動できるよう支援したい。
2.選考条件
1)選手
・なでしこジャパン(日本女子代表)の中から2011年ドイツワールドカップ、2012年ロンドンオリンピックで中心選手として活躍することが期待できるとJFAが判断した者
・最終的には女子委員会で選定し、理事会で決定する
2)移籍先クラブ(チーム)
・以下の国(リーグ)のクラブ(チーム)であること
アメリカ(WPS)・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー・イングランド・デンマーク・フランス
※ヨーロッパはUEFAチャンピオンズリーグ出場国(リーグ)のうちFIFAランキング10位以内を基準とした。
3.期間
1年(1シーズン)とし、2年以上活動が継続する場合は1年ごとに更新する。
4.人数
初年度は5名程度とする。2年目以降は10名程度を展望する。
5.支援内容
海外移籍・活動にかかる以下の経費を補助する。
①支度金 200,000円
②滞在費 10,000円/1日
※滞在費は、なでしこジャパン招集時の日当(プロ選手)と同額とし、日数はリーグ活動期間で現地滞在日数とする。
6.活動・支援の中止
選手が本要項に違反したり、不適当な行為があったりしたときは、その活動をとりやめ、または活動は継続しても、支援をとりやめることができるものとする。
本件制度に関し、JFAと対象選手間で覚書を締結する。
7.備考
選手はJFAに活動予定・報告を提出しなければならない。また、JFAの広報的活動(ホームページに活動報告掲載など)に積極的に協力するものとする。


⇒ 現状の日本サッカーリーグでプレーしていてもこれ以上の強化は望めないので、アメリカ合衆国なりヨーロッパのリーグへ行ってプレーを磨いてくれということをJFAの幹部自らが認めた決議。
  来年度から10名と枠が増えるので、アルビレックス新潟レディースも無関係ではなくなると思われる。
  1日1万円あれば先進国と言えども何とか暮らして行くことはできるだろう。足りない分は親や親戚からの仕送りかな?



□チャレンジリーグ開始に伴う「女子:特別指定選手制度」の改定

次年度からのチャレンジリーグ開始に伴い、以下のとおり改定したい。
受 入 先:なでしこリーグ出場チームのみとする。
対象選手:チャレンジリーグ出場チーム所属選手も可能とするが、認定された場合はチャレンジリーグに出場することはできない。

⇒ 具体的な例としてチャレンジリーグの「日体大」に特別指定選手として出場登録はできないが、「日体大」の選手がなでしこリーグのチームに出場登録はできるということ。
  あくまで選手強化はなでしこリーグで行なうという方向性。



□チャレンジリーグ降格チームの取り扱い

チャレンジリーグから降格となったチームは、翌年は各地域リーグ(地域リーグを開催していない東北は各県リーグ)で活動するものとしたい。

⇒ 具体的な例としてチャレンジリーグの「ルネサンス熊本」が降格となった場合は、次年度は九州女子リーグDiv.1に組み込まれるが、「JFAアカデミー福島」が降格した場合は福島県女子サッカーリーグに組み込まれるということ。




追認事項

2010年AFCマッチコミッショナーに小林美由紀さんと東明有美さんが新規。



報告事項



来月あたり、2010年度の年間スケジュールが話し合われるのだろうか?