高円宮杯と女子ユース選手権の広報活動

JFAの広報活動は以前に比べてよくなったと思うが、もっとやれる部分もあるのではないかと思っている。

一番不満なのが男子の高円宮杯と女子ユース選手権の扱われ方。U-15もU-18も同様だが、特にU-18。

男子については夕刊紙にこんな記事が。

高校サッカー＆高円宮杯“合併案”

ここ数年JFAで討議されていることみたいだが、このこと自体はユースチームの代替わりのスケジュールから言ってちょっと難しいそう。


高校サッカーのレベルと人気が問題になっているようだが、世の中にそれだけ浸透したのは電通さんがそれだけ頑張ったということ。

高円宮杯（U-18）について、JFAのHPですら大したことをしていないのに、観客が集まるわけがない。そもそも世間の人に注目してもらおうという活動をJFA自身がしていないのだから。





女子についてはもっと深刻。

磐田市の皆さんのおかげで高校女子サッカー選手権は一定の認知もされ、毎日新聞社の活動もあり全国の人に知らしめることができている。

それなのに女子ユース（U-18）選手権の扱いは写真すらHPに貼られず終い。

今年は大分県でされたが、大分県サッカー協会の広報活動もまたお粗末。

日程面でしょうがない部分もなるかもしれないが、たぶん全日本女子選手権の１・２回戦以上に実力が均衡していてハイレベルな試合（今後、四国と北信越、それに神村・鳳凰に続く九州の第３のチームがもっと強くなればもっとも困難な予選リーグになるに違いない。）なのに、観客は５０人程度。

出場チームの多くが本州で開催地が大分ということを差し引いてもこの注目の無さは勿体無い。

JFAの工夫の無さ、広報活動の無さが全てだと思う。
（埼玉県で開催された時はもっと埼玉県サッカー協会がこまめに情報を出していたと記憶している。）



JFAに他人に伝える能力が乏しいのならば、ぜめてU-18の男女のユース２大会だけでも広告代理店にでもまかせて、ちゃんとやってほしい。

それから高体連との大会合併を考えれば良いのではないかな？




※この方のおっしゃる通り、各都道府県の女子サッカー情報公開度はかなり低い。
今世紀中に神奈川県や埼玉県レベルになることはあるのだろうか？
新潟県もまだ改善の余地は大有りだが、特にここ２年間、女子ユース（U-18）選手権の開催が続いた九州はどこもかしこも時間が止まった状態でどうにかしないとせっかくの活動が認知されないと思う。



※国体開催県が次年度の女子ユース（U-18）選手権の開催地になるのだが、新潟県で１月の初旬に大会を開催する予定は最初から議案に上らなかったと思われる。
いくら秋春制論者のJFA会長とはいえ、女子中高生に正月に雪の新発田や聖籠でサッカーをやれとというのはいくらなんでもスパルタ過ぎるだろう。
やれないわけではないが、たぶん全てにおいて大変だし過酷だ。気象条件では別の競技になる可能性もある。
ただ、マスコミ用の映像としてはかなりのインパクトはあると思う。ある意味、面白映像で。